架空の映画のネタバレレビュー

線状降水帯は、関東東北豪雨や広島豪雨(広島市の山沿いで土砂崩れがあった)の辺りから発生するようになったのでしょうか?
それとも、有史以前から発生しているものでしょうか?その場合、昭和や平成の頃はどのようなネーミングだったのでしょうか?

A 回答 (3件)

「有史」というような地球規模のの気候は創生時から様々な変動を繰り返しているので、


線状降水帯というような古代史に比較して極小規模で極短時間の変動を確認するのは不可能ですが、
…有ったのは間違いないでしょう。

概ね午後の短時間で単発に終わるのが毎日繰り返すのは「夕立」と呼んでました。
…好天で発生する積乱雲によるものです。
(短時間の単発で止むので、気温を下げる効果があります。)

前線が停滞して雨の日が何日も続く事を「長雨」と言います。
…梅雨時など前線によるもので雨の止み間が殆んど有りません。
(河川の増水や土砂崩れに繋がります。)

雨が数日続く中で強い雨がくり返す時は「大雨」と呼んてました。
…停滞する前線に湿度の高い空気が流れ込む事によるものです。
(大きな河川の増水から洪水の予測に繋がってました。)

大きな積乱雲の塊りが発生して非常に強い雨が降るのを「豪雨」と呼びます。
…前線の南側に高温高湿度の空気が大量に流れ込んでます。
(急激な増水による河川の氾濫が予測されます。)

近年になって、
停滞する前線の北側と南側で気圧差と温度差の大きい変動が何日も続くようになり、
前線の位置や地形の関係から前線沿いの連続した地域で多数の積乱雲が継続的に発生する事が頻繁に起こるようになったので、
そのような状況が大災害に繋がる事を予測して「線状降水帯」と名付けて注意喚起するようになりました。
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夕立

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日本でこの用語が頻繁に用いられるようになったのは、平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害以降とみられる。



線状降水帯という用語を初めて使用し定義したのは、気象庁気象研究所の加藤輝之らの著書である「豪雨・豪雪の気象学」という2007年に出版された研究者向けの教科書である。それまでは、レインバンドという言葉の中に含まれていた。雲の形状としてはテーパリングクラウド(にんじん雲)とも呼ばれる。

下層と中層の風向風速が同じ状況が続き、積乱雲の下降風に伴う冷気塊に乗り上げる形で風上に上昇流が発生し、新たな積乱雲が連鎖的に発生する。長時間同じ発生ポイントから雲が湧き続け、移動しないことが多くある。上層の強い風によって違う方向に流されない限り(または気温、水蒸気等の条件が解消されない限り)長時間同じところに雨が降り続けることになる。

積乱雲(細胞〔セル〕)の世代交代を繰り返しながら全体としては維持され続けるため、熱力学からの観点で見ると散逸構造の一種であるとも言える。
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