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経済の書籍で原始的な社会では物々交換が行われていたという話が出てきます。
で、思ったんですけど、実際物々交換を社会で行おうとするとめちゃくちゃ難しいです。
私達が子供の頃に消しゴムとペンを交換するような物々交換の経験はありますが、生活のために「魚1匹」と「芋4個+ナス5個」を等価と考えて交換する、とかやろうとするとめちゃくちゃ困難ですし、人によって価値観も違います。

物々交換で社会は成立しますか?
また物々交換が行われていた国や社会はどんな形で物々交換を成立させていたのでしょうか?

A 回答 (10件)

No10への補足です。

アダム・スミスの「国富論」からの引用の続きですが、「家畜が商業の共通の用具」であったという文章に続けて、「アビシニアでは塩が、インドの沿岸のある地方では一種の貝殻が、ニューファンドランドでは乾燥した鱈が、ヴァージニアではタバコが、われわれの西インド植民地のあるところでは砂糖が、他のいくつかの国では生皮またはなめし皮が、商業と交換の共通の用具であるといわれている。」と書いています。
ところで、貨幣の定義とは何か知っていますか?貨幣とは交換・取引の媒体medium of exchangeです。スミスがあげた例はこれらの財が歴史上交換の媒体、つまり「初期の貨幣」として使われたといっているに等しいということです。未開の経済であっても、そういう意味では純粋な「物々交換経済」ではなく、交換の媒体が存在する経済、つまり「貨幣経済」なのです。
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AとBとの間で物々交換が成立するためには、Aの欲しいものをBが持っているだけではだめで、Bの欲しいものをAが持っていなくてはならない。

これを経済学では「欲望の2重の合致」(double coincidence of wants)と呼んでいる。どんな社会でも(とくに分業が行われる社会)この条件を一般的に満たすことはほとんど不可能なので、通常の意味での物々交換は未開の社会といえども行われていない。このことは経済学の父といわれるアダム・スミスがすでに「国富論」(1776年)の第1編第1章の「貨幣の起源と使用について」(岩波文庫の51-62ページ参照)で述べているので見てください。スミスを引用すると、「・・・人々が自分たちの勤労の生産物との交換を拒否することはほとんどないであろうと彼が想像する、何かある商品の一定量を、彼自身の勤労の特定の生産物のほかに、いつも手元においておくということである。おそらく種々さまざまな商品がこの目的のためにあいついで思いつかれ、かつ使用されたことだろう。社会の未開時代には家畜が商業の共通の用具であったといわれる。」
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もう無理でしょうね。


結局は貴金属に交換、それは重いから信用で成り立つ「通貨」ができちゃうでしょうね。
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太平洋戦争が終わった敗戦直後の日本では、日本政府が発行した旧貨幣は無価値になりました。

お金として通用しなくなったのです。進駐軍が使っていたドルは通用しましたが、ドルが持てるのはほんのわずかな一部の日本人だけでした。そこで、多くの日本人は生きるのに必要な食糧を手に入れるために、どうしたかというと、着物や家具などを生産農家と交換して、コメやイモなどを手に入れていたのです。
日本でもほんの77年前には物々交換社会が成立していました。
物々交換では、質問者さまが言われるように、相手によって同じ物でも交換価値が異なります。交渉次第の世界です。
そのために、貨幣経済が発達する前の原始的文明社会では、装身具に加工できる貝殻、武器や道具や装身具に加工できる固い石、料理の味付けや食料保存に欠かせない塩などが物々交換する物として使われて、その交換価値はある程度定まっていました。
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サハラ以南のアフリカ地域では、内戦などの影響もあって経済は物々交換で成り立っています。

家畜一頭に対して、小麦何キロとか、になります。

貨幣経済は政府が発行する貨幣に信用がなければ、成り立たないです。
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現代の考え方で


昔の仕組み
質問で言えば
物々交換を考えると
むずかしいでしょうね

反対に
現代は
お金で物を買っていますが
お金そのものは
食べられませんから
物々交換の時代でいえば
欲しいものと交換した方がありがたい

そこで現れたのが
お金ですね

お金は信用です

お互いがお金を信用しているから
モノと交換しなくても
売れますし買えます

お互いがお金を信用していない
未熟な社会ですと
お金は使えません
現物の方が信用できます

つまりは
物々交換は
お金が流通できるまでの
途中経過ということで
目的にはならないということですね
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場合によっては、割と成立しますよ



そもそも、物々交換と言う物は自分が要らない物を
必要な物と交換する訳で、そこには儲け(利益)と言う事は
あまり考えていません

なので、第三者から見れば不公平な様な取引でも
本人同士の利害関係が一致すれば取引は成立します

某漫画によると、B級品(形が悪かったりして出荷出来ない物)の
ジャガイモと、同じくB級品の夕張メロンの交換と言った事が
成り立っていました

>生活のために「魚1匹」と「芋4個+ナス5個」を等価と考えて
>交換する、とかやろうとするとめちゃくちゃ困難ですし、人によって価値観も違います。

人によって価値観は違うかもしれないのはその通りですが
魚は捕れるけど、野菜は作れない漁師さんと
魚は捕れないけど、作物を作れる、御百姓さん

大量に捕れて食い切れない魚と、大量に取れて食い切れない
芋が有れば、意外と両者の利害関係は一致する物です
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そうですか、物々交換だったことを初めて知りましたか(笑)


持ち運びの手間や、保存や保管の問題があり(今で言う物流)限られた範囲内でしか物々交換できないという課題があって貨幣経済に変わっていきました。
最初の頃の貨幣は貝殻を使っていたそうで、その名残りで貯蓄や賄いなどのお金に関係する漢字に「貝へん」が多いと言われていますね。
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お金という便利なツールが機能している間は物々交換などは流行らない。


お金が機能しない社会では物が重要になってくる。
よくSFなんかである文明社会が荒廃した世の中とか。
現代では北朝鮮などもそうなのかな。
価値のない物しか持っていなければ生きていけなくなる。
それが物々交換の社会。それだけの話。
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成り立たないからお金が出来ました。

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