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イージスシステムの後継って日本で研究してますか?

A 回答 (4件)

ロッキードマーチン製のイージスシステムに相当する艦隊防空システムを日本で研究開発はしていません。



開発費の問題もあるし、アメリカ海軍との連携を重視する海上自衛隊の意向もあるため、完全な独自開発を行うことはないでしょう。
データリンクなどのシステム上の連携を円滑に行うためや、有事に弾薬(誘導弾等)の共有あるいは供給を受けることを想定しているためです。

まず日本独自に開発した個艦防空システム(FCS-3A等)なども、基盤はアメリカが開発した海軍用コンピュータのライセンス生産品を用いています。
土台となるシステムのハードウェアや言語の開発は難しく費用もかかるうえ、信頼性を確保するうえでの熟成にも時間がかかります。
なおかつこの土台がまるっきり違うとなると、通信や誘導システムの通信に互換性を持たせる余計な処理が必要ですし、不具合も発生しやすくなります。

また全てを独自に開発してしまった場合、他の国産装備と同様に量産効果が薄いためユニット自体や弾薬のコストが高騰してしまいます。

たとえシステムの基盤や誘導弾をアメリカに依存しつつイージスシステムに相当するものを開発するにしても、やはりコストが高騰してしまいます。
というのも、広域艦隊防空システムを持つ艦を配備するにしても日本の場合は(というか普通の海軍であれば)数隻、今後どんなに増やすにしても10隻前後といったところです。大規模な開発費をかけてもごく少数しか配備しないため、1隻あたりのユニットコストが増大してしまいます。輸出するにしてもそうそう多く売れるものでもありません。
しかしイージスシステムは例外で、通常は高価で大量配備しないような代物をアメリカ海軍はアーレイバーク級を60隻以上も大量建造してワークホースにしているため、量産効果によってユニットあたりの開発コストはかなり安くなっているのです。
一見すると個艦防空システムに比べて随分と高価なイージスシステムなのですが、その役割や性能およびシステムの熟成を考えると非常にお得なのです。

なおかつイージスシステムは今のところ世界で唯一、弾道ミサイルに対処できる艦載システムです。
これを代替する独自のものを開発するのとアメリカから輸入するとでは、費用が雲泥の差になるでしょう。

つまり、わざわざアメリカ海軍と連携しにくいうえ高価にしてしまうくらいであれば、輸入したほうが良いということです。
この先、イージスシステムとは別に僚艦を広域に守ることが出来るシステムを開発する可能性もなくはないと思いますが、現状をみる限りでは当分その機会は無いと思います。
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イージスシステムはロッキードマーチン製ですから、日本では研究していません。



現行の国産の艦載武器システムはFCS-3です。新規艦船に搭載の度に改良が進められていますが、FCS-4と呼ばれるような後継は開発されてませんね。
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次期イージス・システム開発中です。

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してますよ

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