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技術文献の翻訳をしています。
溶液からある物質を分離するための装置の話なのですが、apparatusとdeviceとが異なるシーンで使い分けられています。
前者は"apparatus suitable for separating ..."というように使われ、後者は"centrifugal filtration devicefor separating ..."(centrifugal filtration=遠心濾過。具体的な分離方法の1つです。)というように具体的なものについて使われています。
辞書を引くと共に装置になってしまいますが、うまく区別が付くような訳語がありませんか?

A 回答 (6件)

両者には次のようなニュアンスの違いがあります。



apparatusは具体的な機械・装置といった物体を意味します。

ところが、deviceは、apparatusの意味に加えて、方法・仕組み(ご質問の例で言えば、遠心濾過の方法)といった意味も含みます。

ですから、あえて訳し別ける必要があるのでしたら、例えばapparatusなら「分離装置」と訳し、deviceなら「遠心濾過方式」のように訳せばいかがですか。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。

確かに、apparatusの方ではその後で具体的な装置の構成の説明がされていて、他方、具体的な手段を述べているdeviceの方ではその後で具体的な構成については詳しく説明していません。従って確かに仰るとおりdeviceの方では装置ではなくて方法・仕組みのニュアンスで使っているのかも知れませんね。

ただ、特許明細書のclaim部分なので残念ながら「方式」というのは原則的には認められないのです。

やっぱり取り敢えず「デバイス」としておこうかと考えています。

お礼日時:2001/09/15 20:41

 厳密に言えば、「apparatus」は「装置」で、「devaice」は「機器」です。

ので、これに沿って後者を訳せば「遠心分離器」です。

 でも、ご質問のような場合であれば、私なんかは、あまり気にせず両方とも「装置」と訳します。「機器」とて「装置」の一種ですし、クレームに「遠心分離装置」として訳しておいて特許になったとして、「ウチのは機器であって、装置ではない。だから、この特許を侵害していない」などという係争はまず起こらないと思います。

 それに、欧州や米国で出願されて公開された公報中では、同じ物体を説明する際に異なった技術用語が頻繁に使用されています。例えば、前に「vessel」と言っておきながら、後で「reactor」なんて書かれてある、なんてことがよくあります。今回のこともその程度のことだと思います。日本の特許出願では、「技術用語は統一して用いること」という指導があるのですが、そんな日本の事情は先方は知りませんから。
 どうしても気になるのであれば、外内の常套手段で、装置(apparatus)、装置(device)と原文を表記するようにしてもよいと思います。

 なお、日本語でいう「デバイス」は、半導体等の電気的な「素子」と同義であり、機械的なものを指していうことはまずありません。ので、今回のケースで「デバイス」と訳すことはあまりお勧めしません。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
kawarivさんはご同業者の方のようですね。
他の方の質問に対する回答で何度かお名前をお見かけしました。
私は特許事務所にもう16年勤めていますが、合成有機化学が専門で、化学工学的なものも含めて装置的なものは滅多に担当しないので、根本的に英語的な観点から質問させていただきました。
欧米人は言葉を置き換えたがるということは重々承知しておりますが、今回のケースは明らかに使い分けていました。
「装置(apparatus)、装置(device)」という案、採用させていただきたいと思います。
「デバイス」が不適切というアドバイスも、ありがたかったです。
今後ともよろしくお願いいたします。

お礼日時:2001/09/16 17:39

MiJunです。


PatentをDLしてclaim部分のみ見てみました。
(この分野も興味ありますが・・・)

さて、手元の辞典でしばらく覗いていなかったものを見てみました。
「日本語から引ける英語類語使い分け辞典」
(創拓社、'92)
この中で「装置」(p.212-213)に「どう使い分けるか」の項がありますので、参考にされては如何でしょうか?
ここに引用するのは問題があるようですので・・・・?
(英辞郎の引用で指摘されましたので・・・?)

kobecoさんの補足に書かれているように、そのまま「デバイス」あるいは「仕掛け?」が良いのかもしれませんね・・・?

ご参考まで。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。

取り敢えずデバイスにしておくことにします。

また、今後のためにもちゃんと理解しておいた方がいいと思うので、明日にでも本屋さんにいってお薦めの本を探してみます。

お礼日時:2001/09/16 10:22

前者はRO(逆浸透)、UFあるいはNF装置ではないでしょうか・・・?



後者は以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか?
「セントリカット」
このような小型の塩沈管で分離用のフィルターが付いているものではないでしょうか・・・?
そうであれば、遠心用メンブレンフィルターで良いのではないでしょうか(敢えて、Deviceを訳さなくても・・・)?

補足お願いします。

参考URL:http://www.bio.kurabo.co.jp/firuta/sentorikatto. …

この回答への補足

たびたびありがとうございます。

問題の技術文献は、これから翻訳文を提出しようとしているPCTの特許明細書なのですが、すでに国際公開されているからホームページ上で紹介しても大丈夫と思います。
国際公開WO 00/*****号です。
ヨーロッパ特許庁のホームページ
http://ep.espacenet.com/
Worldwide - 30 million documents
から検索することによって閲覧できます。問題の記載はclaims 22 and 25にあります。興味があったら見てください。

補足日時:2001/09/15 23:12
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技術文献の翻訳チェックのアルバイトをしたことがあります。



そのとき、
apparatus→装置
device  →デバイス
と翻訳されていたように思います。

但し、両者の違いについては、
感覚的にはわかるような気がするのですが、うまく説明できません。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
私も取り敢えず全く同じように翻訳してあるのですが、具体的な手段を述べているdeviceの方にはその後で具体的な構成について詳しく説明しておらず、他方、apparatusの方ではその後で具体的な装置の構成の説明がされているので、確かに使い分けているような気がするのです。

お礼日時:2001/09/15 20:41

自信がありませんが、化学あるいは化学工学(プラント)等であまり「device」は使用頻度が少ないようにかんじてますが・・・?



いずれにしても、「apparatus」は実験器具等では良く使用します。
辞書等をみると、「一組の」装置とあります。

恐らく、原文では「カラム分離」の装置の説明文中で使用されているのではないでしょうか?

「device」の方は電気・機械的な装置のように思いますが・・・?

補足お願いします。

この回答への補足

早速のレス、ありがとうございます。

カラム分離の装置ではなくて膜分離の装置です。

apparatusの方は後ろの方で装置の具体的な構成を説明しています。

deviceの方は後ろの方でhousingとmembraneとから成ると記載されているだけです。

補足日時:2001/09/15 20:06
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