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イスファハーンと大英帝国はどちらが大きかったんですか?

A 回答 (1件)

大英帝国に決まっています。



大英帝国はイギリス本土(グレートブリテン島)を治めていただけでなく海外に多数の植民地を有し、「七つの海を支配した」とも言われていますが、イスファハーンは1つの都市に過ぎません。
確かに、イスファハーンが最も栄えた頃、「イスファハーンは世界の半分」と謳われましたが、それはイスファハーンが東方イスラム世界を代表する大都市だったからです。この言葉にはイスファハーンを擁するサファヴィー朝を称える意味が込められていますが、それはとりもなおさず、サファヴィー朝と対立していたオスマン帝国を意識した主張であると言えます。
つまり、「イスファハーンは世界の半分」とは「イスファハーンはイスラム世界の半分」という意味であり、「イスタンブルはイスラム世界の残り半分」ということを言いたいわけです。
もっとも、オスマン帝国とサファヴィー朝だけでイスラム世界を二分していたわけではありません。
イスラム世界は、東はインドネシアから西はモロッコまで広がっているからです。
オスマン帝国とサファヴィー朝はそれぞれ、スンニ派とシーア派の盟主であったため、両者を代表する意識があったということなのかもしれません。

ちなみに、インド人に言わせれば、「イスファハーンは世界の半分。ただしラホールがなければの話」となるそうです。
これらの諺は結局、お国自慢(おらが町自慢)に過ぎないのかもしれません。
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この回答へのお礼

あなたに会えてよかった

なんだイスラム世界の半分ってことだったんですね!
今まで中二の知識では分かりませんでした。でもイギリスの歴史は好きです。本当にありがとうございました!

お礼日時:2023/12/09 18:42

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