
賃貸物件のマンションの部屋を借りようとしているのですが、私が検討している部屋の天井はコンクリートや配線、配管がむき出しの状態です。
同じ物件の他の部屋には、吊り材に支えられた"天井"の役割を果たす板が貼られています。
検討している部屋と他の部屋との差が、「"天井"の役割を果たす板一枚」と「その間を埋める空気の層」のみであれば、防音、断熱効果にそれほど差は出ないと思いますが、通常天井裏に設置されるべき断熱材や防音材が無いとなれば、話は変わってきます。
このような場合、防音・断熱効果にどの程度の差が表れるのでしょうか?
【部屋の情報】
・9階(10階建)
・鉄筋鉄骨コンクリート(SRC造)
ご回答よろしくお願いいたします。

No.6ベストアンサー
- 回答日時:
>9階(10階建)
なら、その部屋の天井には断熱材は入れない。
なぜ断熱材が必要か?を考えたらわかる。
断熱材は文字通り「熱(の損失)を断つ」、居室ならば外気との温度差から来る影響を断つわけだ。
普通に考えれば夏場で冷房をしているとき、暑い室外の影響、冬季に暖房をしているときも、寒い外気の影響を、少なくしなければならない。
そして冬季は温度差による結露もある。
じゃ、その部屋の上階は?
居室だよね。
外気にさらされるわけじゃない。
上階も人が生活するなら下階のその部屋と似た室内環境になるでしょ。
夏場に室温を40度超えまで暖房しないでしょ。
理想的な断熱材は空気(空間)だ。
だから軽いダウンジャケットは空気をたくさん含ませるゆえ暖かいわけ。
その部屋の上階も「部屋」としての空気のボリュームがある。
しかも適度な空調まで期待できる。
理想的な断熱材だ。
やたらと発泡材などを入れるよりもメリットがある。
最上階の天井は屋根となるので断熱材は必ず入れるけど。
それと外部に接する壁(外壁)、ね。
隣も居室ならば壁に断熱材は入れない。
で、遮音。
遮音のために断熱材なんて入れないよ。
しかも賃貸物件でしょ?
人が共同生活をする前提で、他人の音は皆無にはできない。
それを承知で共同生活をするわけだし、自分も他人に迷惑をかけないよう注意もする。
遮音のために断熱材、は、過剰となり過大設計で設計者が突っ込まれてしまう。
材料で1室に数十万も、あるいは断熱材のスペースのため駆体寸法に余裕を持たせるとなると棟全体で数百万単位の余分な出費となりかねない。
賃貸の経営でペイできないよ。
コンクリートは一定程度の遮音効果を持つ。
例えば床スラブにコンクリートを使うと
「ド〜ン」
のような響く重低音は軽減する(伝えにくい)。
だが、パチンコ玉やスプーンを落としたような
「カ〜ン」
の高周波音はどうしても伝えてしまう。
それは材料の性質、単位当たりの重さもある。
ゆえ分譲などなら二重床にして高周波音を床材が、低周波音をスラブ(コンクリート)が受け持つように工夫もできる。
それと余談だが配管スペースの件。
設備配管はパイプシャフトから最短距離となるよう配置をするよね。
水回りはそこに集約する。
ゆえ、下階のリビングの上に上階の排水管が、は起こらない。
水回りのあるキッチンやユニットバスなどは天井を低くしているからね、そこのフトコロが配管のスペースだろう。
添付写真は排気のスパイラルダクトと思う、かなり無理な取り回しだ。
狭い部屋と思うし、居室でこんなものを露出とするならばワンルームの旧式激安物件だろう。
詳細かつ具体的なご回答ありがとうございます!
上階に居住空間があるため、外気温がダイレクト伝わってくることを過度に恐れる必要はなさそうですね!
また、防音材は一般的な賃貸物件には使用されないのですね!
勉強になりました!
No.4
- 回答日時:
断熱とか防音はそう簡単に判断できないです。
建物の断熱については、分かりやすい説明があったのでこちらを参考にされるとよいと思います。
https://www.renovation-soup.com/renovation/201209/
防音は基本的には居室の床板と建物の階層を分ける構造床(スラブ)の間になにをしているか?でほとんど決まります。特にSRC・RCの建物なら壁面はそれなりに防音効果があります。
なぜ壁面は防音効果があるかというと、コンクリート壁だからです。音というのは空気中の波ですから、コンクリート壁を動かす能力はほとんどありません。分かりやすく書くと防波堤にぶつかる波が砕けて防波堤はびくともしないこと、たとえ津波でも防波堤自体は壊れないですよね。
しかし床面は足で踏みつけます。これは防波堤を大きなハンマーでたたいているようなもので、当然に防波堤の端から端まで音が伝わります。
なので床面は普通木材などで作られた床板と、コンクリートで作った建物の床(構造床)の間に隙間を作ったり、防音材を入れたりしてコンクリートが振動しないようにしています。
で、予想ですが、たぶんこの建物は各部屋の床と構造床の間に15cmぐらいの隙間があるはずです。
なんでそういえるかというと「上階の配管が下の階の天井面にでていない」からです。
建物を作る側で考えてもらうと分かりやすいですが、コストを下げたいなら構造床の上にすぐに普通の床を張る方が楽です。各階の高さを抑えられるだけでコンクリの材料費が安くなるからです。
その代わり、配管は下の階の天井面に見えるようになります。でも普通は吊り天井を作るので、見えないし関係ない、ということになるわけです。
でも写真の建物は上階の配管がないので、その階の床面で処理している、ということで、ということは配管と床を支える材料で最低でも15cmぐらいは隙間がある、ということになります。
ちなみに、後ろを向いて台所などの水回りと居室に段差がありませんか?
居室側が1段下がっているなら、居室の床面は構造床に近いと推測できます。間に防音材などが入っているかどうかは分からないです。
ご回答いただきありがとうございます!
参考サイトも確認させていただきました!
コンクリートは、重い衝撃は伝達し易いものの、防音にはそれなりに優れた素材だということですね!
この物件は、床下に隙間があることが推察され、そのためにコンクリートの弱点である足音などの懸念に対してはプラスに作用する可能性があるのですね!
玄関-廊下-居室は同じ高さですが、ユニットバスは高い位置に設置されています。
勉強になりました!
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