キリスト教圏（おそらくイスラム教圏も）では先祖崇拝は格別ないのですか？

祖先崇拝について

日本の祖先崇拝は、仏教がお盆・彼岸と織り込でいます。
韓国・中国では儒教が織り込んでいます。

ところ、Wikiによれば、＜キリスト教が普及したとされる地域では唯一神以外の分かれた神を観念する事はないとされる＞となっています。

質問は、キリスト教圏（おそらくイスラム教圏も）では先祖崇拝は格別ないのですか？

No.4 ベストアンサー 回答者： phj 回答日時： 2024/01/23 13:07

＞質問は、キリスト教圏（おそらくイスラム教圏も）では先祖崇拝は格別ないのですか？

ない、とは言えないが、キリスト教と習合してしまっていて、ほとんどの人はそれが先祖崇拝だと気がつかない、です。

たとえば「マリア信仰」はカソリックの特徴とされていますが、マリア信仰が強いのはイタリア・スペイン・ポルトガルと南米で同じカソリックでもフランスはそうでもないし、カソリックと喧嘩して独自の教会を作ったイギリスもそれほどではありません。まあプロテスタントが優勢なドイツなどでのマリア信仰は全く重視されていないと言っていいです。

で、マリアは「キリストの母」という認識で今日のキリスト教に残っているわけですが、本質的なところでは「南部ヨーロッパにおける多神教の名残り」です。

またイタリアには日本の道祖神に似たものがあり、ローマ時代は街道沿いにそれぞれの神様の祠が立っていたのですが、キリスト教に習合して、今ではキリスト教の聖人の祠になっています。

そしてこのような多神教の神々は先祖信仰でもありました。

ほかにもハロウィンは「夜の季節がやってくると、死んだ先祖が生きている子孫に会いに来る」というお盆に似た風習ですし、メキシコの「死者の日」もお盆に似た先祖信仰が残っているものです。

そしてハロウィンは10/31、メキシコの死者の日は11/1・2で、カソリックや正教会では11/1を万聖節と呼んで聖人を偲び、翌日11/2を万霊節として先祖を含む死者を悼むミサを行うことになっています。つまり先祖信仰はカソリックに残っていて、プロテスタントの地域とハロウィンの地域は重なるのでこちらも先祖信仰が残っているといえます。


＞＜キリスト教が普及したとされる地域では唯一神以外の分かれた神を観念する事はないとされる＞

建前としてはその通りで、特にキリスト教は「キリストの復活の際に生前信仰が篤かった死者は蘇って神の国を建設する」とされているので、キリスト教自体が先祖信仰を認めることはありません。

なぜなら「先祖もあなたもいずれキリストと一緒に復活する」からで《そのためには生きている間信仰を実践しなさい」とされているからです。

しかし、多神教時代にやっていた先祖供養を辞めるのは難しかったので、キリスト教の中に織り込んで、現代まで続けています。

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
ヨーロッパの各地に残っていた先祖崇拝は、キリスト教の普及により消された（上塗り）されたのですね。ただし、先祖崇拝は一見無いように見えますが、根底には残っているのですね。

お礼日時：2024/01/23 16:26

No.5 回答者： テモテ宣教会 回答日時： 2024/01/29 21:42

キリスト教圏においては、キリスト教の信仰体系に基づいて先祖崇拝が行われることはありません。

キリスト教は唯一の神様にのみ信じてます。従って、キリスト教徒は唯一の神様への崇拝や信仰を中心に据え、先祖への崇敬や供養は行いません。

この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
正統派キリスト教のご見解ですね。

お礼日時：2024/01/30 10:07

No.3 回答者： tanzou2 回答日時： 2024/01/23 05:27

先祖崇拝てのは、ある意味、先祖を

神格化することですからね。

全知全能の一神教とは相容れない
でしょう。




以下、AIの答え。

キリスト教圏では、一般的に先祖崇拝は行われていません。キリスト教は一神教であり、信者たちは唯一神への信仰を重視しています。キリスト教の教義においては、神との関係が個人の信仰生活において中心的であり、神との直接のつながりが強調されています。

イスラム教もまた一神教であり、イスラム教徒も先祖崇拝を行うことは一般的ではありません。イスラム教では唯一神アッラーへの信仰が中心であり、ムスリムたちは神の教えに基づいて生活し、礼拝を行います。

先祖崇拝は、一神教の宗教においては異教の要素と見なされることがあります。これらの宗教では、神への専念が重要視され、他の存在への崇拝が避けられる傾向があります。ただし、宗教実践は個人や地域によって異なることがあり、厳密な統一がなされているわけではありません。

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
たった一つの神を敬うべきところに、神格化した先祖はありえない、のですね。

お礼日時：2024/01/23 12:15

No.2 回答者： lv4u 回答日時： 2024/01/22 17:57

キリスト教もイスラム教もユダヤ教も、「唯一神」、あるいは、根源の神である「創造神」という考え方が浸透しています。

そういう宗教観であれば、単に「先祖」ってだけで、崇拝の対象にはならないのでしょう。

日本では、「宇宙の創造神」という考えが乏しいですし、アニメの鬼太郎とか、ジブリ作品など、アミニズム的な宗教観（八百万の神）が広がっているので、先祖崇拝となじみやすい面があると思います。
まあ、海外が指摘するように、日本のこういった宗教観は遅れた面があるといえるでしょうね。

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
単一神・創造神がいるから、単に先祖だからといって、崇拝の対象にはならない、のですね。

お礼日時：2024/01/22 18:15

No.1 回答者： ナ形容詞 回答日時： 2024/01/22 17:52

カトリックです。

先祖へのリスペクトはありますが、日本のお盆やお墓参りのようなことはあまり重要視されていませんね。

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
＜先祖へのリスペクト＞はあるのですね。

お礼日時：2024/01/22 18:08