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マーガリンはなぜ、普段は白っぽい黄色なのに、パンに塗って溶けるとあんなに黄色が濃くなるのでしょうか

A 回答 (4件)

質問者さんが観察されたように溶けた時に色が濃くなって見えるというのがポイントだと思います。



・大抵のマーガリンは、ベーターカロチン、言い換えるとビタミンAを黄色の着色料として油に溶かして使っています。
・マーガリンの油は、常温で固体の油と常温で液体の油を混ぜて、口の中で溶けるような32℃前後で溶けるように融点が調整されています。そのベースになる油は固体の状態では白っぽいです。ラードを連想してもらうと近いです
・その油を加温して液体にして、水と油が馴染みやすくする乳化剤を溶かし込み、食塩などが溶け込んだ水を加えて高速で攪拌しながら、全体を均一に乳化します。それをマーガリンの製造機で攪拌しながら急速冷凍したものがマーガリンです。
・マーガリンが固形の時は油そのものが白っぽいので、添加しているベーターカロチンの量の割に白っぽいです
・また、マーガリンをゆっくりと溶かしてドロドロの状態にしても、溶け残っている油や油の中に漂う小さな水の粒子が光を散乱するので白っぽく見えます。
・更に溶けて油がさらさらの状態になると、油は透明になり、今まで光を散乱していた水の粒子も油から分離して、油に溶けたベーターカロチンの色だけが見えるようになります。
・更に、パンが水分を先に吸ってパンの上にマーガリンの油の部分が多く残って油の中のベーターカロチンの色が鮮明になると言うことかもしれません。

でも、よく気づきましたね。
私、マーガリンメーカーに十数年勤めましたけど、検査の時に質問者さんが言われることに気づきませんでしたよ。
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この回答へのお礼

こんなに詳しくありがとうございます…!
理解出来ました!!。

お礼日時:2024/02/22 22:28

マーガリンは、通常ある程度ホイップされた状態です。

その方がバターナイフに乗せ易いし、パンにも塗り易いからです。
空気を多く含んだ泡の状態なので、光が乱反射して白く見えるのでしょう。色付きの洗剤やボディソープなんかも泡立てると大抵白くなりますよね。元の色は反映されない。それと原理は同じかと。
実際、一度溶けたマーガリンが冷えて再度固まっても、黄色です。空気を含んだ泡状が解消されてしまったからです。
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熱の作用

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油だからじゃないの?


オリーブオイルだって冷えると白っぽい固まりに。
肉の油だって火を入れたら透明だけど冷えたら真っ白。
それぞれ溶けだしたり固まったりの融点が違うんだけどね。
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