秘密基地、どこに作った?

●「no 比較級 thanとnot 比較級 thanの違いとは?分かりにくい英語表現を徹底的にまとめてみた!」の一部抜粋
He is no taller than I (am).
noはまず直後の語句を否定します。したがってこの場合tallerを否定していることになりますよね。つまりここまでは、先ほどのnotの場合と同じく「彼は背が高くない」ということになります。
ところがnoが否定するのは直後の語句だけじゃないんです。なんと比較対象との「差」をも否定しするのですよ!
つまりこういうことです。「彼は背が高くない」のはもうわかっています。そして同時に比較対象、つまりthan以下のもの(ここでは「I」ということになりますよね)との「差」がないのですから、
「彼は背が高くない」

「彼」と「私」の「差」がない

つまり「『私』も背が高くない」⇐これがポイント!

「彼は私と同じくらい背が高くない」
ということになります。

no 比較級 than
noが否定するものは
① 比較級(直後の語)
② 比較対象との「差」

そうすると、no 比較級 thanがas~asを使って書き換えができることも何となく理解できるのではないでしょうか。「背が高くない=背が小さい」と同義ですから、
He is no taller than I (am).=He is as short as I (am).
と言っているのと同じことなのです。
出典:https://www.makocho0828.net/entry/not-no-hikakuk …


●「〈no+比較級+than〉と《no+more+形容詞+than》の違い」の一部抜粋

〈no/not〉と比較級の組合わせで、比較級の訳し方を覚える。
①no+比較級⇒比較級の反意の強調(※1)
①He is no younger than I am.
〈no+比較級⇒比較級の反意を強調〉でmuch olderと考える(※1)
【彼は私よりずっと年上(年寄り)だ】
(単なる年齢の上下を話題にしたニュアンス)

出典:https://howto-komarigoto.work/entry/35_no_more_t …

上記は、no+比較級を解説した2つのサイトです。
上段のサイトでは、no+比較級を比較対象の差がないということを表現していると解説し、片や下段のサイトでは、比較級の反意の強調として全く反対の解説をしています。

例文が異なるため、上段の例文を両サイトの解説に適用すると、次のようになり、どちらも背が低いという意味になりますが、上段は背の差がない、下段は背の差が大きいという意味になると解説されています。
He is no taller than I (am).
上段のサイト:比較対象との「差」をも否定→彼は私と同じくらい背が高くない
下段のサイト:much shorterと考える→彼は私よりずっと背が低い

両サイトとも詳しく解説されており、私の理解が間違っているだけということも十分考えられます。また、サイトを全て読まなければならない点ご回答者様にはご負担をおかけすることになり、申し訳ないのですがお付き合い頂ける方、次の点ご教示願います。
1.私の理解が間違っている場合、間違っている点の解説
2.私の理解が正しい場合、どちらのサイトが間違っているのか。間違っている点の解説

A 回答 (6件)

論文をUY_Scutiさんが読んだことを前提に,分かり難さを直した上で,最初の投稿を再投稿します。

(専門領域が違うますのでディスカウントしてお聞きください。非力で私なりの論考があると思います。それを御理解の上でお読みくださいね。)

まず,thanを用いた比較において,youngerやtaller等という尺度形容詞の比較級(有標,無標)は,参与者(問題になっている文ですとHeとかIとかです)が一般的,典型的尺度に基づいてyoungであるとかtallであるとか,またはその逆であるとかという含意はそれ自体では持ち合わせていません。単に,比較において「より年齢が低い」あるいは「より身長がある」それだけです(相対的)。

しかも,not やno が前置されても意味上の大きな違いは見られないというのが私の見解です。すなわち,単に「より年齢が低く『はない』」あるいは「より身長がある『わけではない』」です。ただし,どのような含意を持つかで違いは見られます。

1. not 比較級は,反論する(質問に答える)場合に使います。
例えば,
[1]
A: I think John is taller than me. (あるいは,Is John taller than me?)
B: No, he is not taller than you. He is 5 foot 8. You are 5 foot 10, right?
のような使い方です。

2. no 比較級は,想像と違うよというニュアンスを込めた文を作ります。
例えば,
[2]
(Aは背が低い…ことがA, Bに分かっている)
A: I heard John is very tall.
B: No, what are you talking about? He is no taller than you.
何言ってんだよ,Johnは背が低い君(A)より高いことなんかないよ(だからJohnは低いよ)

〇では,ご質問のno 比較級の二つの解釈の違いが生じた原因について考えてみます。

まず as ~ as の意味に解釈された原因は…上記[2]のような例で使われた場合,すなわち,そもそも程度が小さいものよりもっと小さく想像と違うよという意味で使われた場合,0に違いところで比較対象より程度が大きくはないと述べており,ほぼas ~ as に意味が近くなる。これが原因と思われます。

また,既にお分かりかと思いますが,[2]の例などが原因*でas ~ as の~の部分には逆の意味の形容詞が入る,という解釈が生じたと考えます。(No.2の回答では[2]を1と書いてましたね。訂正します)
*(Aは背が低い)となっていますよね。

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有標の尺度形容詞(尺度だけを意味しない)の場合は仰る内容で理解できたのですが、無標の尺度形容詞(bigやtallのように大きいや高いという意味ではなく比較級では、大きさや高さの尺度のみを意味する)でも、逆の形容詞が入ると言えるのでしょうか。
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ごめんなさいご質問の意味が理解できませんでした。逆の形容詞という意味で,as ~ asの~に無標の尺度形容詞が入ってもいいのかという意味でしょうか。ここではas ~ asの両側の参与者の絶対的尺度は議論の対象になっていないと思います。その情報は必要とされていません。あくまで同等に(限りなく)近いということだけです。[3]を見てください。([2]の逆です)

[3]
(Aは背が高い…ことがA, Bに分かっている)
A: I heard John is very short.
B: No, what are you talking about? He is no shorter than you. (= He is as tall as you.)
何言ってんだよ,Johnは背が高い君(A)より低いことなんかないよ(だからJohnは高いよ)
この文からは相対的比較のみしか伝わらなくても良いのです。既にAの身長が高いことは分かっているのですから。(ちなみにカッコ書きのように=で公式のように結ぶのは好きでありません。だって含意,力点などが違うのですから)

much older (shorter)のように,いやいや想像と全く逆でかけ離れているよ,という解釈が行われた原因は,想像と違うというニュアンスを込めた[4]のように,まさに,全く逆でかけ離れている場合が多いからでしょう。
[4]
A: Gee, I only got 55% on the test.
B: No worries, man. Your point is no lower than others'. The average is only 21%.

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shortのように有標の尺度形容詞では、ともに背が低い、否定ではともに背が高い?という前提が存在しているように思うのですが如何でしょうか。
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[4]のdialogをご覧ください。high-lowの対の尺度形容詞で,highが無標,lowが有標になります。この例は有標の尺度形容詞を使った否定の文ですが,ここにはともに点数が高いという前提はありません。

一方,
[4]
A: I got 85% on the test!
B: Is that right, man? Ha-ha, I got 90%. Your point is lower than mine!
この例は無標の尺度形容詞を使った肯定の文で,ここでもともに点数が低いという前提はありません。

==============================
He is no taller than I (am).
彼は私と同じ背の高さだ。
差だけ示す?差がない
※ただし、そうなるとHe is as tall as Iと全く同じ意味となりおかしいような気もします…。
==============================
差がなくはないです。あります。ただしnearly equalになる狭い範囲にHeとIの身長が存在するということです。

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He is no shorter than I (am).
彼は私と同じくらい背が高い。(shortが有標のため是(背?)が低いこと、今回はnoで打ち消しているため背が高いことが前提?)
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尺度形容詞は有標,無標ともに相対的な違いしか伝えません。

繰り返しになりますが,not 比較級とno 比較級が表すのは「より程度が高く( or低く)はない」というシンプルな意味で違いはありません。ただ,聞き手に伝わる効果が違うということです(反論している,質問に答えている,想像と違うぞと言っている)。それだけです。個別の内容によって前提条件があったりなかったりします。

というのが,専門領域が違う私の考えです。(ですので,自信がない部分も多々あります)
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

まず、お礼を言わせてください。
お忙しい中、無理なお願いをお聞きくださり感謝の言葉もございません。

私は、no 比較級の様々なサイトを見て、内容に矛盾が有る気がして混乱していましたが、nikonikogambaroさんの詳しくかつ分かりやすいご説明で腑に落ちました。not 比較級とno 比較級の関係は、not 形容詞/副詞とno 形容詞/副詞の場合と同じと解釈してよかったのですね。
即ち、反論するのか、想像と違うことを強調するのかが違うだけで意味は同じであり、想像が違うというのは、想像していると異なるということで、想像の差より小さい場合とむしろ反対の場合が存在する。その2パターンが、私が2つのサイトで矛盾すると思ったそれぞれの内容だったのですね。
このため、上段と下段のサイトはどちらも正しいという事がわかりました。
(ただ、各サイトはそれぞれもう一方の意味もあることをもう少し説明してくれていれば有り難かった…)

また、尺度形容詞の比較級は、無標であろうが有標であろうが、相対的意味になりますね。勘違いしておりました。

nikonikogambaroさんのお陰で腑に落ちました。本当に助かりました。
今後とも、お助けいただけませんか?
重ねて感謝申し上げます。

お礼日時:2024/03/13 12:53

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[3]について再考しました。そもそも身長は下限(0)はありますが、上限はありません。よって狭い範囲内にJohnとyouの身長が存在するということにはならず、nearly as ~ asにはならないのです。
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すみません。No.4は理解したのですが、No.5で何を訂正されているのか理解できません。身長差のことでしょうか?nearly as~asも含まれますよね?
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失礼致しました。はい,nearly as ~ asも含まれます。
正しくは
「nearly as ~ asだけとは限らないです。様々な差があり得ます」などとすべきでしたね。
ついでに追加説明をしますと
理論上,上限は存在しません。よって差も様々です。しかし,Aの身長が,例えば,1m 90cmなどだった場合は,Aより身長が高いと言っても2mくらいまでが常識かなと考え,当該文の裏の意味はnearly as ~ asだと感じるのが普通でしょう。そういった意味では常識の上限は存在しますね。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

そのような意味ですね。
噛み砕いて説明いただき本当に有り難いです。
nikonikogambaroさんの説明に旨さに驚かされています。
きっと素晴らしい研究者さんだと確信しています。

お礼日時:2024/03/14 09:26

[3]について再考しました。

そもそも身長は下限(0)はありますが、上限はありません。よって狭い範囲内にJohnとyouの身長が存在するということにはならず、nearly as ~ asにはならないのです。
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この回答へのお礼

補足有難うございます。

すみません。No.4は理解したのですが、No.5で何を訂正されているのか理解できません。身長差のことでしょうか?nearly as~asも含まれますよね?

お礼日時:2024/03/13 12:59

>まず,youngerやtaller等という比較級は,前にnoやnotが前に配置されても,参与者(これらの文ですとHeとかIとかです)が一般的,典型的尺度に基づいてyoungであるとかtallであるとか,またはその逆であるとかという含意はそれ自体では持ち合わせていません。

単に,比較において「より年齢が低い」あるいは「より身長がある」それだけです。

しかも,not やno が前置されても意味上の大きな違いは見られないというのが私の見解です。すなわし,単に「より年齢が低く『はない』」あるいは「より身長がある『わけではない』」です。

朝になって読み直してみました。同じことを繰り返し言って,読みにくい文章を書いてましたね。多分,お伝えしたいことは伝わると思います。すみません。
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この回答へのお礼

補足説明有難うございます。

仰るとおり、tallのように無標の尺度形容詞では差のみを表すということで理解できるのですが、shortのように有標の尺度形容詞では、ともに背が低い、否定ではともに背が高い?という前提が存在しているように思うのですが如何でしょうか。

お時間が許せば、是非「not+比較級と、no+比較級に共通する意味について」についてもnikonikogambaroさんのご見解を頂戴したく存じます。
無理ばかり言って本当にすみません…。

お礼日時:2024/03/11 11:56

>まず as ~ as の意味に解釈された原因は…上記2のような例で使われた場合,すなわち,そもそも程度が小さいものよりもっと小さく想像と違うよという意味で使われた場合,0に違いところで,比較対象より程度が大きくはないと述べており,ほぼas ~ as に意味が近くなることが原因と思われます。



上記に付け加えます。既にお分かりと思いますが,1の例などが原因でas ~ as の~の部分には逆の意味の形容詞が入るという解釈が生じたと考えます。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

>上記に付け加えます。既にお分かりと思いますが,1の例などが原因でas ~ as の~の部分には逆の意味の形容詞が入るという解釈が生じたと考えます。
有標の尺度形容詞(尺度だけを意味しない)の場合は仰る内容で理解できたのですが、無標の尺度形容詞(bigやtallのように大きいや高いという意味ではなく比較級では、大きさや高さの尺度のみを意味する)でも、逆の形容詞が入ると言えるのでしょうか。

お礼日時:2024/03/11 11:46

同様な質問がもう一つ挙げられていますが,このスレッドで私の見解を述べさせてください。



まず,youngerやtaller等という比較級は,前にnoやnotが前に配置されても,参与者(これらの文ですとHeとかIとかです)が一般的,典型的尺度に基づいてyoungであるとかtallであるとか,またはその逆であるとかという含意はそれ自体では持ち合わせていません。単に,比較において「より年齢が低い」あるいは「より身長がある」それだけです。

しかも,not やno が前置されても意味上の大きな違いは見られないというのが私の見解です。すなわし,単に「より年齢が低く『はない』」あるいは「より身長がある『わけではない』」です。ただし,用法上の違いは見られます。

1. not 比較級は,反論する場合に使います。
例えば,
A: I think John is taller than me.
B: No, he is not taller than you. He is 5 foot 8. You are 5 foot 10, right?
のような使い方です。

2. no 比較級は,想像と違うよというニュアンスを込めた文を作ります。
例えば,
(Aは背が低い)
A: I heard John is very tall.
B: No, what are you talking about? He is no taller than you.
何言ってんだよ,背が低い君より高いことなんかないよ(だから低いよ)

では,ご質問のno 比較級の二つの解釈の違いについてお答えします。

まず as ~ as の意味に解釈された原因は…上記2のような例で使われた場合,すなわち,そもそも程度が小さいものよりもっと小さく想像と違うよという意味で使われた場合,0に違いところで,比較対象より程度が大きくはないと述べており,ほぼas ~ as に意味が近くなることが原因と思われます。

much older (shorter)のように,いやいや想像と全く逆でかけ離れているよ,という解釈が行われた原因は,想像と違うということで,その良き例は全く逆でかけ離れている場合が多いからでしょう。
A: Gee, I only got 55% on the test.
B: No worries, man. Your point is no worse than others'. The average is only 21%.

繰り返しになりますが,not 比較級とno 比較級が表すのは「より程度が高くはない」というシンプルな意味で違いはありません。ただ,聞き手に伝わる効果が違うということです(反論している,想像と違うぞと言っている)。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

他の回答者様から教えていただいた無標と有標の尺度形容詞について、2つの論文を見つけ、やっと読み終えました。
それらの論文では、下段のサイトのmuch 比較級の意味は、特に掲載されておらず(果たしてその意味はあるのでしょうか?)、上段の差がないという意味しか無いような気もしています。ただしその上段のサイトも前提条件のどちらも背が低いという意味は、論文で言う無標の尺度形容詞(bigやtallのように大きいや高いという意味ではなく比較級では尺度のみを意味する)であるtallには無さそうなので、まだ明確にわかっていないのが現状です。
その後に、nikonikogambaroさんのご回答を読ませて頂きました。有標の尺度形容詞(無標の尺度だけを意味しない)の場合は前提が存在するようにも思えます。例えばtallのような無標ではなく、shortのような有標の尺度形容詞の場合、次のように背が高いという前提が有るようにも思えます。

He is no taller than I (am).
彼は私と同じ背の高さだ。
差だけ示す?差がない
※ただし、そうなるとHe is as tall as Iと全く同じ意味となりおかしいような気もします…。

He is no shorter than I (am).
彼は私と同じくらい背が高い。(shortが有標のため是が低いこと、今回はnoで打ち消しているため背が高いことが前提?)

無理なお願いなので無視していただいて結構です。時間に余裕が万が一あれば次の論文の後にご見解をいただければ有り難いです。再度いいます無視していただいても結構です。

比較表現の考察-授業実践の実例と諸問題について-(中川 右也)
https://www.chart.co.jp/subject/eigo/cnw/54/54-2 …

比較表現における形容詞について(波多野 満雄)
https://core.ac.uk/download/pdf/291354555.pdf

お礼日時:2024/03/11 11:41

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