この人頭いいなと思ったエピソード

私がよく病気をするので薬をあれこれ飲もうとすると祖母が口うるさく薬って毒から作るって言ってきます。副作用含めデメリットもあるかと思うのですが、漢方や内服薬は毒から作るって本当ですか?

A 回答 (6件)

うーん…


なんとお伝えしたらいいものか。

>漢方や内服薬は毒から作るって本当ですか?

まずこれはウソであり、本当でもあります。
矛盾しているようですが、「科学的な事実」としては「すべての物質は毒である」は真実なんです。
でも、私の想像ですが、質問者とおばあさまはこの科学的な事実(毒の定義)とは違うふうに毒というものを捉えているのではないか?と思います。
科学の世界の毒の定義と、質問者さんがたが捉えている毒というものがズレているなら、どちらも本当と言えますよね。

ご質問を拝見して思ったのは、質問者さんとおばあさまの「毒」というものの理解は、
世の中の物質には毒とそうでないものが存在していて、毒を体内に取り入れたりすると健康を害する作用が現れる、
あたりではないでしょうか。

実はすべての物質は毒です。
毒性学の父と呼ばれるパラケルススは「すべての物質は毒である。そうでないものなど存在しない。その物質が毒として作用するかどうかはただ用量だけが決まる。」という言葉を残しています。
パラケルススは16世紀の人です。科学がまだ非常に未熟だった時代の人にも関わらず、彼の言葉は毒の本質を言い当てています。

たとえば、水も毒に「なり得る」んですよ。
人間は、というよりほとんどすべての生き物は水分をとれなければ死んでしまいます。
人間は水を飲めないと一週間ほどで死ぬ、という話をお聞きになったことはありませんか?

ですが、人間の身体にも水分の許容量というものがあって、それを上回るペースで水を飲み続けると水中毒という症状で死んでしまうんです。
(これは十数年前、アメリカの水のみ大会で賞品のゲーム機を我が子にあげたかったシングルマザーが優勝はしたものの、水中毒で亡くなったことから認知が広まりました。
でもそれ以前から人類は「短時間に大量に水を飲むと死ぬ」ということは知っていたんですよ。拷問に水責めというものがあります。この拷問でかなりの率が死ぬため、「死なせないように拷問を続ける」加減が伝わっていたりしますからね。)
(塩分は控えめに!などもお聞きになったことがあるはずです。でも、ナトリウムは人間にとって必須ミネラル=食事から補わなければ生命を維持できない物質なんですよ。じゃあなぜ塩分を控えめに!と政府や医者が熱心に言言うかというと、人間は希少なミネラルである塩に対する嗜好が強くて、必要量の10倍も摂ってしまっているからです。)

話を戻しまして、全ての物質は毒である。
だから適量を摂れば健康によい物、生きていくために必須の物質ですら、「許容量以上に取りすぎれば」毒として働く、というのが現代の科学の考え方なんですね。

この基本的な概念からすると、「漢方薬や現代医学の薬などの薬は毒から作られている」は事実とも言えます。
まあ言葉遊びみたいに聞こえますけれども。
薬に副作用があるのはそのためです。良い作用が多いものを薬と呼んでいるだけだからです。
薬も毒も、表裏一体な部分があります。少量で人体に急激な作用をもたらすという点で。
人間は、全て毒として働きうる物質の中から、用量を守ればその作用が人体に有益なもの(病気やけがの治療に有効なもの)を薬と呼び、少量でも悪い作用が大きいものを毒と呼んでいるのです。
ちょうど、同じ菌の作用でも人類に有益なものを発酵、食べられなくしてしまう作用を腐敗と呼ぶのと似ていますね。
(というか、薬に限らず医学全般そうではありませんか?同じ「刃物で他人の身体を切った」でも、通り魔が包丁で切りつければ傷害事件ですが、医者がメスで患部を切り取るのは手術です。)

そして、「すべての物質は毒なので、薬も毒から作られているともいえる」といっても、質問者さんやおばあ様が想像している「毒」とは異なるのではないでしょうか。
質問者さんがたは、「毒」は摂取すればほんのわずかでも身体に悪影響があると考えているかもしれません。
そうではありません。
だから大事なのは、その物質の名前がどうかではなくて、その作用を知っている医者や薬剤師の指示をきちんとまもって服用する事なのです。
薬として医者や薬剤師が指示した通りの用量・用法を守れば、あなたの健康を回復してくれる非常に心強い手助けとなるでしょう。

だから、素人が「毒」と呼ぶ物質から作られていようとなんだろうと、気にせず薬として服用してください。
医者の指示には特に従ってください。
おばあさまのことだと言うわけではありませんが、患者には医者の指示を無視して勝手なことをやるひとがかなりいます。
処方薬を勝手に人に譲ってしまったり(シップでもダメです)、雑誌の「医者が飲まない薬100」の記事を鵜呑みにして飲まなかったり(そして手遅れになるまで悪化してから医者の悪口を言う)、まあいろいろ。
医者も万能ではなく、対症療法しかやらなかったりします。
でも一番良くないのは、素人なのに、基礎的な科学の概念も知らないのに、知ったかぶりすることだと思いますが、どう思われますか?
あなたの健康にかかわることなのですから、納得いくまで調べてほしいとは思いますが、むやみに専門家の治療から遠ざけようとするのは良くないと私は思います。
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漢方や内服薬は毒から作るって


 そんなわけないでしょ!でも
沢山の薬に頼らないでという戒めで言われていると思います。
特に 漢方は生薬と言って海や山や野原の動植物から作られていて
合成製剤の西洋薬と比べて 一部の漢方(葛根湯など)を除いて
作用が穏やかなものが多く 当帰芍薬散のように妊娠中でも飲めるものもあります。
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病気に対する免疫力を薬ばかりに頼り、飲みすぎれば体の免疫力、抵抗力が低下し、病気になりやすくなったり、肝臓機能が低下します。



それが毒かと言われたら毒に分類される可能性もあります。

元来薬は免疫力、抵抗力だけでは完治出来ないや病状が長引く時に最低限度使う物かと。
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いいえ、そんなことはありません。



漢方は自然界に存在する植物、動物や鉱物などの薬効となる部分を、通常は複数組み合わせてつくられます。 自然界のものですから、人間にとって毒でなくともほかの動物や生物が大量に摂取すれば毒と同じ作用をするものはありますが、少なくとも人間向けに作られたものに毒は含まれておりません。

内服薬はもともとは植物のほかに、動物やカビ、細菌(さいきん)といった微生物(びせいぶつ)などを用いて作られました。多分おばあさまが「毒」とおっしゃったのは、細菌や微生物、カビなどを指しているのだと思いますが、カビには役に立つカビと害になるカビがあります。清酒、焼酎、みそ、しょう油、カツオブシや、チーズ、ワイン、抗生物質の原料となるものは役に立つカビです。一方食中毒や肝臓や腎臓に悪影響を与えるカビは害となるカビです。
内服薬は役にたつカビや細菌と同じ成分を化学的に合成してつくられるものですから、毒から作られたものではありません。ご安心を。
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毒から作るというのは、語弊があります


実際には 薬にもなるが毒にもなる という事です

西洋薬は、化学的に創られた薬ですから、
身体に対し毒だと言うのは、間違いでは有りません
飲まずに済むにこしたことはございません

漢方薬の原料には、野生の植物も有り
当然、使い方を誤ると毒にもなる物も有ります

ご自分で、市販薬を購入するのも良いですが
然るべく資格を有した人に、飲み合わせなど
確認をして貰う事です
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さすがに「毒から作る」は勘違い



毒も薬も紙一重とか
薬も使い方次第で毒になるとか
そう言う表現ならまだ論理的ですけど

薬品は様々な科学的な成分を合成した化合物です
プラスの効果を期待できる化合物が出来上がったら、最初はラットなどの動物実験を行ってプラスの効果があるか?<ー治療効果
逆にマイナスの効果が無いか? <ー副作用
様々な実験や確認を行います

プラスとマイナスの効果を総合的に判定して
明らかにプラスが上回ることが確認できれば
被験者というボランティアを募って人間の身体で効果の確認を行います

ここでも、プラスの効果・マイナスの効果などの確認を繰り返していきます
この試験も一度だけではなく、何度も繰り返します

こういう様々な試験をクリアして初めて人々が使用できる段階になります

ですから毒から作るわけではないです
ですが、使い方を誤ったり目的外の使用をすれば、効果ではなく副作用が強く出てしまったりすることも考えられます
この場合、その化合物は薬としてではなく毒として働いたことになります

最初から毒とか薬って決まったものではなく
使い方を誤ると薬も毒になりかねない
そう言う意味で理解してください

なので、貴方が沢山薬を飲む様子を見て
きちんと、管理されて指示されて服用しているのかな?
乱用ではないかな?
そんな心配が、毒という言葉になったのかもね
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