性格いい人が優勝

DSMー5からLDはSLDに変更されたと思うのですが、未だに文部科学省のホームページではLDの表記がつかわれているところがあります。
これは、アメリカと日本の認識が異なっていて、日本ではまだLDという診断があるということなのでしょうか。詳しい方いらっしゃいましたらご教示願います。

A 回答 (3件)

用語の問題として、


厚生労働省のサイトでは「学習障害(限局性学習症、LD)」となっています。

学習障害(限局性学習症)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/h …
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学習障害とは
学習障害(限局性学習症、LD)には、教育的な立場でのLD(Learning Disabilities)と医学的な立場でのLD(Learning Disorders)の2つの考え方があります。最近は健常児とは異なった学習アプローチをとるという点から、Learning Differences(学び方の違い)と呼ぶ人もいます。
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教育分野での発達障害関連の用語については、下記に文部科学省の考え方が示されています。

「発達障害」の用語の使用について
(平成19年3月15日 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/ma …

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医学分野の用語については、公式な疾病統計では世界保健機関(WHO)が定めた「国際疾病分類(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems;ICD)」が使用されています。

現行版は2013年版の「ICD-10」です。精神科関係は第5章。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/sippei/index.html
 原文:V Mental and behavioural disorders
 和訳:第5章 精神及び行動の障害(F00-F99)

現在、2022年に発効した「ICD-11」への改定作業(日本語化)が進められている状況。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35403.html
 原文:06 Mental, behavioural or neurodevelopmental disorders
 仮訳:第6章 精神、行動又は神経発達の障害


米国精神医学会の「DSM-IV」「DSM-5」については、日本精神神経学会が日本語版を出しています。「ICD-10」「ICD-11」との関連についても記されています。

DSM‒5 病名・用語翻訳ガイドライン(初版)
https://www.jspn.or.jp/modules/advocacy/index.ph …

DSM-5-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル
https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/112206

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学術的な知見は日々更新されているとしても、診断記録や統計上の用語については使用開始(移行)時期を統一しないと混乱を招きます。
公式に採用されていない新しい用語を使っていないからといって、診断や治療の内容が古い・遅れているということではないと思います。
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まず医学的にはSLDでも、文科省がLDとしているのは、


その言葉を発信する先が教育機関だということなのだと思います。

本来そうであってはいけないと思うのですが、
LDに対して、その児童生徒の弱点となる部分が、
「読み書き」によるものなのか、
「知覚推理(計算力)」によるものなのか、
本来の「限局性」ということを意識して、
その児童生徒の苦手克服に努める学習指導を行うこと。
という特別支援教育としての指導体制が、
完全に浸透し切っていないところがあります。
LDだから勉強ができない。
だから手当たり次第、誰よりも多く勉強させればいい。
というように、その児童に今必要な指導法は何かを考えず、
闇雲にがんばらせて、結果成果が上がらなくて…
児童生徒だけではなく、教員も困ってしまう。
そこで特別支援教育の方へ回そうとする。
そういうことが多いということは感じます。
その児童生徒の弱点に寄り添う指導。
こういう考え方が、教員の中で
100%浸透しているとは言い難いのが現状なんです。
そうなると、この程度の認知度の教員機関に対して、
「限局性」という接頭語つけて発信したところで、
何を言っているのか意味を捉えてもらえない。
「限局性」と変わったところで、
どう対処すればいいのかわかってもらえない。
そういう懸念があるのだと思います。
だからこそ「限局性」という接頭語つけて、
正しくLDについて理解してもらいたい。
そのようにも考えられますけどね。
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医学的にはSLDで正しいです。

今後の教科書でもそうなっていくと思います。
ただ、アメリカではDSMに基づいて用語が決定されますが、日本ではその言葉の定着度だったりでそのまま使われることがあります。

なんにせよ、どんな呼称だからといって治療に問題はありません。
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