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登山用語で現在通じる言葉はありますか?ナ行、ハ行。


ナギ(薙)
山腹又は崖の崩れた所。ガレよりも岩が少なく、三十度以上六七十度の傾斜をもつ。三十度以下の時
はザレ場といふ。

ナーゲル Iagel (G)
飯、登山靴の鋲。ネール Nail(E)に同じ。

ナゼ、ナデ
代表的な雪崩の方言で、積雪の多な地方には問範園に通じてゐる。所謂晩春季の全層雪崩底雪崩の事である。

ナップサック Knapsack (E)
所謂背嚢の事でRucksack (G)と同意語であるが寧ろ後者の方がよく人に呼ばれてゐる。同語参照。

ナメ
平滑な岩の上を水が流れてゐる所。時には水がなくてもいふ。

ニッカーポッカー Knickerbocker (E)
半ズポンの事であるが主としてゴルフパンツの如きもので登山用にも用ふるもののである。

ヌケド
山崩れのあと。ノゲージャヌケ(蛇抜け)とも言う

ネコダ
夏で編んで作つた一種のルックザックである。

ネコノシッポ
さるをがせのこと。又はサルノタヌキ、テングノフンドシと玉ふ所もある。

ネヴェ Neve (F)
萬年雪。

ネユキ(根野)
一中溶けずに残る積撃。


ノヂンバ(野陣場)
野営地のこと。狩人の語。

ノメ
ゆるい斜面をふ。

ハーケン Hacken (G)
銅製で、山登りに於ける確保の支點として用ひる釘。ピトン Piton (F)に同じ。

マウエル・ハーケンMauerhacken(G)
ハーケンのこと。

パーテー Partey (E)
豚または並の意。

ハイター(G)
雲がなく、太陽で山が輝いて見える現象のこと。

ハイマート ヴェーゲ(G)
故郷の道の意味。登山用語では標高差のある道のことを指す。

ハイマート ゲビート(G)
故郷の果ての意味。登山用語では標高がやや低い地域のことを指す。

ハイマート ベルク(G)
故郷の山の意味。登山用語では標高が高い地域のことをいう。

バットレス Buttress (E)
胸壁と譯してゐる。岩壁より谷に向つて走つてゐる岩の隆起で、建築上の術語「控壁」より薄化せるもの。

花ぼろ
霧氷の一種で、空気中の水蒸気が恰も縮が出来ると同様に直ちに結晶して掛枝に附着したもので、又氷とも云ふてゐる。信州方面ではキバナ(木花)と云ふ。

ハルキ(ハリキ)
小枝を手頃に折って新にしたもの(紫)で、他にホエとも云ってある。で栗の置き所は、ハルキダナホエダナと云ひ、その採取する山はハルキヤマ、ホエヤマと云ふのである。

バンド Band (G)
岩壁の側面を水平若しくは緩傾斜をもつて帶のやうにからんだ横ざまの階段状の場所。レッヂが横に長くつぐいたものである。

ヴァンド Wand (G)
岩壁。

ピーク Peak(E)
山頂の特に尖つた峯をふのであるが、また織した山賞の各々の峯を指してピークと称する事もある。ピック Pic (E)はといふ字である。

ピナクルPinnacle (E)
岩尾根などにある歯のやらなエツをもつた岩塔を言ふ。ティース Teeth(日)ツァッケンZacken(G)に同じ。

ビヴァックBiwak (G)
山で焚火の傷や一寸した岩蔭でシート等を覆って簡軍に一夜を明す事をピヴァックすると云ふ。所謂オカンである。兎に角仕事が簡單であるすけに、夜中の天候の如何によって思はぬ災害を受ける事があるから、面白さらだとて濫りに貸似すべきでなく、相曽山に慣れてからすべきものである。ビヴァーBirouac(E) に同じ 。

ヒューラー ブッフ(G)
登山記録帳。

ヒューラー ロス(G)
案内人なしの登山

ヒュッテ Hutte (G)
小舎、小屋の事で只単に山小とかスキー小と云ふより、ヒュッテと云つた方が何となく無分が出るので用ひてみる。ハット Hut(日)に同じ。

フィルン firn(G)
万年雪のこと。

フェース Face(E)
顔の意であるが、相営墳がつてゐる急な岩壁を指して言ふ。前穂北尾根の三番フェイスなどといる。

ヴェルグラ Verglas (F)
岩の表面を薄くふ滑らかな水。晩秋のころ新島が融けて水となり後に凍つて生ずる場合が多い。急喚な岩場などではこのために選々撃退されることがある。

ヴェルサン Versant (F)
飛弾側とか信州側とか言ふ、その側のこと。

ブッシュ Busch (G)
叢、ヤブ、ポサ等の意で、灌木林、灌木地帯等を抽象的に表現する時に用ひられてゐる。帰れを通過する事を一般に「ヤブクグリ」と解してある。

フェーンマウエル Föhnmauer(G)
山岳地域で発生する独特の雲の形態を指します。フェーン現象ともいう。暖かい空気が山を越えて上昇し、冷やされて水蒸気が凝結することで形成(レンズ状や壁状などに似ていることから)

フェンスター Fenster(G)
侵食または正断層によって逆断層系で形成された地質構造のこと。

フェーンフィッシュ
フェーンフィッシュは、フェーンマウエルに含まれる氷晶や雪片が風に運ばれて降り注ぐ現象を指します(キラキラと光るように見えることから)

フミアト(踏跡)
見れは草の生へてゐる所や「ヤブ」の中を人で道を作つたのではなく、獵師や登山者等に依って歩まれた、かすかな道筋を云つてゐる。所謂中級山岳や人のよく出む岩場などでは此の踏跡を求めてゆけばかなり楽に頂に出る事が出来る。

プラッテ Platte(G)
凸凹とリスのない平らな岩。

フランケ Flanke(G)
山腹。

ペース・キャンプ Bace Camp (E)
固定キャンプと云はれてみる。天幕携帯の登山の際に、地の利よき地熱を選んで天幕を張り其處を基鯖として附近の山へ、岩場へ登薬をする場合の、天幕の事を云ふのである。ヒマラヤなどではベース・キャンプを根據地として頂上まで第五キャンプ、第バキャンプといくつもキャンプを作つてゆく。

ベルク カメラート Bergkamerad(G)
登山仲間のこと。

ベルグ・シュトック Berg Stock (G)
アルペンシュトック Sipen Stock とも呼ばれてゐる即ち登山杖の事で、ピッケルとは虚別されてゐる。丁度山麓地方で買らる、蔦日付金剛杖の類である。長さは一七〇|一九〇cm位が普通である。

ベルク・ハイル Berg Heil (G)
山を讃美する詞。山神聖又は山萬歳といふほどの
意。

ヘンゲ グレッチャー Hängeglescher(G)
崖氷河。

ホキ
即ち保木で、山路の谷又は岩場に差しか、つた嶮しき所を通じてある横道(保木道)の事である。

ポーラー・テント Polar Tent (E)
半球型のテントにて極地天募とも呼ばれ、最も進歩した山岳用テット。

ホダ(榾)
塩理等で火の元とする小枝。

ホーホレギオン Hochoregion (G)
高山區域と云ふ語であつて、即ちホーホゲビルゲHochogebirge(G)と略同意に用ひられてゐる。

ホラ(洞)
大きな谷の事を云ふ。例 : 大洞谷(秩父)。

ホルン Horn (G)
角(ツノ)の意で、そのやうな山容の山に用ひられてゐる。マツターホルン、ワイスホルンの知し。

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A 回答 (1件)

50年以上前に麻縄で岩登りをしていたジジイです。

私の知っている範囲でお答えします。

質問者さんは類似の質問を何度もされていらっしゃいますが、もうそろそろやめられた方が良いように思いますけれども。

ナーゲル Iagel (G)
私がはじめたころには既にビブラム底でした。ナーゲルが活躍していたのは1950年代までです。

ナップサック
いまでも普通につかっています、もっとも非常に簡易なものだけですが

ナメ
ナメ単独ではなくナメ滝としか言わないですね

ニッカーポッカー
1970~80年代ぐらいまでは私も履いていましたよ。

ネユキ(根雪)
今でも普通につかう言葉でしょう。

ノヂンバ(野陣場)
野営地のこと。狩人の語。

ハーケン
今でも普通につかっていますよ。

パーテー
これは団体という意味で今も使っていますよ。

バットレス
もともとは胸壁のことですが、今は北岳バットレスの固有名詞になっていますね。

バンド
ロッククライミングで普通につかっています。

ピーク
今でも普通につかいます。

ピナクル
私たちは普通につかっていましたが、今でも通用するかはわかりません。

ビヴァック
ビバークと発音していますね。今でも使っています。

ヒュッテ
小屋の名前として今も残っています(涸沢ヒュッテ等)。でも一般的には小屋の事をヒュッテとはいいません。

フェース
今でも急な1枚岩の意味で使っていますね、「前穂北尾根の三番フェイス」ここは私も若いころ登りました、三番フェイスではなく三峰フェイスといってます。

ブッシュ
普通に使っています。

フミアト(踏跡)
これは登山用語でしょうか?

ペース・キャンプ
普通につかっています。

ベルク・ハイル
知っていますが、言葉にすることはないですね。シー・ハイルの方がよく使います。

ホラ(洞)
登山用語ではありません。

ホルン
知っていますが日常的にはつかわないです。
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