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どうして日本の人工林はスギやヒノキばかりなのですか?
コウヨウザンやラジアータパインのような成長の早く用途の広い木が植えられないのは何故でしょうか?

A 回答 (8件)

>どうして日本の人工林はスギやヒノキばかりなのですか?


里山林(広葉樹の場合が多い)も広義の人工林なのだけど、それをあなたがカウントしていないからスギやヒノキばかりにみえる。

なお、広葉樹の多く+杉 は、萌芽更新といって、伐採しても切株から芽が出て林が復活するので、同じ樹種でいいいなら植林は必ずしも必要なし。



で、狭義の人工林(林業用の林)におけるコウヨウザンやラジアータパインですが、
質問の意味は、現代においてなのか植林最盛期(1950年代)のどちらについて?

植林最盛期において。
ラジアータパイン:原産地のカリフォルニアでは、そもそも林業用樹種として扱われない。
コウヨウザン:江戸時代から庭木としてなら国内で植えられていたけれど、
如何せん、原産地(中国南部、台湾)に比べ気候が違うので、大々的に植林するのは、育ちにくいというリスクが伴う。

現代において。
コウヨウザンは、日本でも十分に育つし質も十分、ということは実証できています。
でも、木材輸入の規制緩和の結果、国産材の木材価格も暴落。
そうなると、成長が早いということに魅力がなくなります。
 ※山が荒れない程度に木があればいいと考えるならこうなる。


ラジアータパインは、チリ産やニュージーランド産が出回っているので、
たぶん日本でも育つのだろうけど、集成材として出回っているわけであり、原木価格としては安いのでは?

----いろいろな矛盾----あなたはどれを優先するか?
境環エコロジー分野として質問者さんは考えているのだよね?
私の回答は、エコロジーくそくらえであって、林業とか経済とか、そっち系。
で、国内でくそまじめに林業で儲けようと思うなら、コウヨウザンはアリと思うが.....
境環エコロジー分野関連なら
・山が荒れると斜面が崩れる という意味での環境なら、植林してあればいい。
・山の保水力優先なら、杉を止めてブナ系。(諸説あるので確定していない。)
・温暖化(炭酸ガス吸収)なら、成長が速いほうがよいが、それ以前に原生林がNG。炭酸ガス吸収は飽和しているので吸収ゼロ。
・生物環境なら、原生林破壊が論外。

矛盾しまくりの中、質問者さんは、何を、どれくらい優先しているのか、そこがわからない.......
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コウヨウザンが日本で拡散しなかった理由は以下にちらっと書かれてますね。


要は、「汚い」と。

https://forest-journal.jp/forestry-workers/22632/

ただ、最近では、あちこちでコウヨウザンの苗木が植えられて、実証実験としては活況なようです。
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スギ、ヒノキは日本の自生種です。


コウヨウザンなどは外来種です。
また、これらの早生樹は成長が早い代わりに強度は劣るのが普通です。
よって用途が限定されます。
需要のメインである家屋には向かないと思われます。
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この回答へのお礼

>>これらの早生樹は成長が早い代わりに強度は劣るのが普通です。
よって用途が限定されます。

コウヨウザンはスギ以上に成長は早いですが強度はヒノキと同等です また耐朽性、抗シロアリ性においても優れ中国では主要な建築材として数千年の歴史があります
>>https://www.rinya.maff.go.jp/shikoku/release/huk …

ラジアータパインについてはシロアリに弱いですが強度に問題はありません ニュージランドにおいてはホウ酸を加圧注入することでシロアリへの弱さを克服しニュージランドの木造住宅の大半がラジアータパインとベイマツで作られています

お礼日時:2024/08/01 19:07

質問の主旨からは外れているかも知れませんが念のために。


 海岸に防風林としてよく見られるクロマツ林は基本的に人工的に植えられたものなので、人工林の範疇に入ります。
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山林事業というのは、80年から100年スパンで行うものです。


祖父が植林をして、その子が下草刈り、枝打ちなどの手入れを行い、孫の代になって始めて伐採し、再び植林をする。
 
現在収穫期に入っているのは終戦直後に植林した木材です。
終戦直後、全国的に焼け野原になって建築材がものすごく不足しました。
そこで国策として植林が奨励されました。
 
コウヨウザンのおもな産地は中国。ラジアータパインのおもな産地は北米。
終戦直後で大量の苗木が必要な時、輸入なんて出来なかったと思いますよ。
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昔の話になりますけれども、日本は太平洋戦争の空襲等で全土が焦土と化したことがありまして、そこからの復興をするのに、植林するには杉が一番だと判断されたんですよ。


林業と言うのは、植林から100年~200年くらいの期間が必要になりますから、今さら後悔しても仕方が無いんです。
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この回答へのお礼

スギは40年から60年 ヒノキはその1.2~1.6倍の期間で伐採されます 200年も待つわけないですよ

お礼日時:2024/07/31 20:40

スギ、ヒノキは日本の伝統的木造建築の資材だからです。


需要があり高値で売れたので、国策として植林したのです。

木造建築が減り、さらに安い外材に圧迫されて日本の林業は衰えました。
植林して育てるには初期投資と手入れ経費と年数がかかります。
だから、別の種を植林しても採算が取れないのです。
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コストがかかるし、一戸建てなどで木材に使えないからでしょ?



現実としては海外から木材を輸入しているから国内のスギやヒノキは使われていないのが現実なんだけど、伐採したり植えたりするのに莫大なお金がかかるから国としては処分に困っているというのが現状です。
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