
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
プリント基板に載っているハンダをハンダゴごて(こて先)で溶融させようとしても融けにくい場合は、幾つか問題(原因)があるわけで、その原因に沿った対応をしないとハンダ絡みの不具合を起こすことがあります。
ハンダゴごての温度を上げ過ぎたり、長い時間ハンダゴごてを当てると、プリント基板(のランド)や載っている部品を傷めてしまいます。ハンダ作業は1秒くらい(いくら長くても数秒)で終わらせないといけません。
(1)ハンダゴごての熱容量が少なく、ハンダゴごて(こて先)をそこに当てるとハンダゴごての熱がそちらに取られてしまい、ハンダゴごて(こて先)の温度が下がってしまう。それで融けない。
この場合は、容量(W数)のより大きなハンダゴごてを使う。
(2)プリント基板に載っているハンダが酸化していたり汚れていても、溶けにくくなる。ハンダフラックスを使い、酸化や汚れを除去してハンダの表面を綺麗に(キラキラ光る状態に)する。あるいは磨くこともありえる。
(3)ハンダとハンダゴごて(こて先)が「点接触」して、ハンダゴごて(こて先)の熱がハンダに伝わりにくく、融ける温度にまでなかなか上がらない。
この場合は、ハンダゴごてのこて先に少しハンダをのせて溶融状態にし※、その部分をプリント基板に載っているハンダに当てて「面接触」させる。
※ハンダゴごてのこて先は「濡れた状態」に保ち、ハンダがこて先全体に渡って薄く広がっているのが良好な状態です。ハンダゴごてのこて先に載せたハンダが玉のように丸くなっているのは不良です。こういう状態では良好なハンダ作業はできません。
ハンダ作業は1秒~数秒
W数大のハンダゴごて
ハンダフラックスで酸化や汚れ除去
ハンダゴこて先にハンダをのせ溶融し、プリント基板上ハンダに当て面接触
ハンダがこて先全体に渡り薄く広がっているのが良好状態
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
真鍮の膨張と収縮
-
熱電対からの情報を2つに分配...
-
TG-DTA測定
-
グリスの適点
-
ナイロンとポリエステルの熱収縮率
-
トランジスタ TO-251 の放熱方...
-
温度計中の液体が離れてしまい...
-
鍋の底の水は拭き取ったほうが...
-
爆発下限の温度依存性
-
MOS-FETの許容損失とは?
-
熱交換効率の計算に関して
-
反応の理由がわかりません( ; ...
-
サンドバスやオイルバス 使い...
-
冷却水量の違いによる冷却効率...
-
インピーダンスプロテクト
-
トライアックは何度ぐらいまで...
-
引火点の質問です。
-
2000℃位まで計る良い方法は...
-
100円均一に売られている、 ...
-
放熱量の計算式と計算を助けて...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
真鍮の膨張と収縮
-
熱電対からの情報を2つに分配...
-
ヒートシンクの板厚は厚い方が...
-
通電による銅材の温度上昇につ...
-
サンドバスやオイルバス 使い...
-
焼成と焼結の違いは何ですか
-
温度計中の液体が離れてしまい...
-
熱電対の測定値ばらつき
-
ナイロンとポリエステルの熱収縮率
-
TG-DTA測定
-
放熱量の計算式と計算を助けて...
-
はんだ付けでコンデンサは損傷...
-
反応の理由がわかりません( ; ...
-
土鍋はなぜ直火でも割れないの...
-
鍋の底の水は拭き取ったほうが...
-
電子レンジの加熱時間
-
確実に熱を出す方法を教えてく...
-
熱電対の色々な事
-
熱伝導率(W/mk)と厚さの関係を...
-
熱収縮チューブって熱を与える...
おすすめ情報