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大学の授業で河川や湖沼の全窒素濃度を測定しました。

濃度は日ごとに違いが出ました。

この測定結果が正しいかどうか自信はないのですが。

ある川の全窒素は
5月25日 0.27ppm
6月1日 0.271ppm
6月15日 0.58ppm
6月22日 1.47ppm

この値の違いの原因には何が考えられるでしょうか?

あと河川や湖沼の全窒素濃度を低くするためにはどういうことが必要なのでしょうか?

A 回答 (2件)

自然が相手ですから変動要因はたくさんあります。


どのような場所かわかりませんが、まわりの条件に違いはないかチェックしてください。
天候や流れの様子は同じでしたか?

・雨の後だと、水が濁るのと同様、たまっていた汚濁物が流出してきます。
・浅い湖沼などでは、強風が吹くと底泥がまき上げられることもあります。
・潮汐がある場所だと、潮の満ち干で流れが変わります
・水田の水を落とす時期だと窒素肥料分が流出してきます。
・家庭排水の多く来るところだと、洗い物の時間に水質が変化します。
・工場等の排水が変動すれば当然変動します。養豚場などでは掃除のときだけ排水を流すこともあります。


硝酸、亜硝酸、アンモニア、プランクトン内の成分 と形態は変わっても全窒素濃度は変わりません。
減少するとすれば底泥への沈降・吸着、大型動植物への取り込み、脱窒で、これらを制御することは困難です。

ですから、全窒素濃度低減には、まず流入量の削減ですね。
工場・家庭・畜産などからの排水規制
農業での配慮(窒素肥料の流出防止)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。大変参考になりました。

お礼日時:2005/07/23 16:54

全窒素について!


総和法では有機体窒素、アンモニア性窒素、亜硝酸、硝酸塩のトータル値です。各項目の数値比率より原因が特定できます。アンモニアを硝化するにはニトロバクターなどの微生物が行ない、硝酸塩は植物性プランクトンが吸収して養分に転換して消費するなどのプロセスがあります。河川によりプロセスが異なりますが、温度、日照時間、溶存酸素量などにより窒素値が変化します。各項目の濃度変化率によりどのプロセスの効率を上昇させるかにより全窒素の処理がスムーズになります。

補足!
河川の上流に事業所(養豚場や染色工場など)があると原因は事業所の排水です。
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この回答へのお礼

全窒素について発表しなきゃいけなくて困ってましたが、上の回答をもとに考察しようと思います。

ありがとうございました!

お礼日時:2005/07/20 23:34

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