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住民登録番号が導入されてもうだいぶたちます。

わたしのところにもはがきが送られてきたのを覚えています。

しかし、わたしは一度も活用したことがありません。

結局、あの番号でなにができるのでしょうか・・・?

悪用される可能性(どのように悪用されることがありうるのか)も含めてご回答お待ちしております。

A 回答 (1件)

ご質問されているのは、住基ネットを運用するために付けられた「住民票コード」のことだと思います。



住民票コードがなぜ付けられたかというと、
コンピューターっていうのは、識別番号のようなものがないと処理が難しいからです。
なので、番号自体には深い意味はありません。

住民票コードは、大げさに通知されたものだからご質問にあるようが疑問が生じてしまうのだと思いますが、番号自体を何かに使うわけではありません。あくまでコンピュータシステムの都合です。

なんで大げさに通知が行われるかという点については明示されていないので、わたしの推測ですが、
国民総背番号への拒絶感や、勝手に番号を付けられることへの不安が、かなり主張されましたので、勝手に番号をつけるのではなく、本人に番号を知らせることにしたのだと思います。

住民票コードが背番号のように使われない工夫としては、住民票コードのもとに集められるのは、住所、氏名、性別、生年月日などに制限され、このほかに税情報などのプライベート情報を住基ネットで取り扱うことは禁止されていますし、逆に住民票以外の公的な台帳類(課税台帳、年金台帳など)に住民票コードを記入することも禁止されています。あくまでも、住所、氏名、性別、生年月日などを確認するためのシステムとしてだけ住基ネットが使われることになっています。

このように住民票コードはなんでも手続ができるパスワードのようなものではありませんから、番号を他人知られても、それでなりすましが起きるようなことはなく、実際に誰に知られても困ることはないのですがが、番号を誰かに知られるとそれで自分のプライバシーが丸裸になるのでは?という漠然とした不安を持つ方が多いので、何の理由も無く番号変更の申請ができるようになっています。なので、生まれてから、知らない間に番号がつけられ、一生その番号が強制されて、いろんな情報がひとつの台帳に集められるということはありません。どうしても、国が信用できないなら、定期的に番号を変えることができます。

住基ネットは、具体的なサービスではなく、「基盤」です。そのうえでどんなサービスをしていくのかっていうのはこれから考えていくところです。

簡単にいうと、
(1)今まで紙の住民票を本人がとって国や県に提出していたのを省略する。国や県が住基ネットで勝手に調べる。
(2)インターネット上での手続をするときの、本人確認システムの基盤となる。(電子区役所の実現。24時間受け付けられるシステム。多くのことがひとつの窓口でできるシステム)
というのが主な利用方法だと思います。

(1)も(2)もまだまだ、発展途上でこれからいろいろなことをしていくはずです。

住基ネットの危険性については、金沢地裁と名古屋地裁で判決が正反対になりました。
参考に調べてみてはどうでしょうか^^
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この回答へのお礼

とても丁寧なご回答ありがとうございます。

市民の利便性というより、役所の利便性のためにうまれたもの、という感じですね。

よくわかりました、ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/11 19:06

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