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私は空手なのですが、先日キックボクサーのシャドウを見ましたら、足を伸ばしたまま、空手の内回しのように(表現がむつかしいのですが)回し蹴りを蹴っていました。 スパーリングでは普通に蹴っておりました。 何故シャドウの時にはあのような空蹴りをするのでしょうか?  文章が下手で分かりにくいと思いますが、宜しくお願い致します。

A 回答 (4件)

Gです。



シャドウをどのように使うかは指導員の実力ともいえます。 ウオームアップとしての使い方を知っていればそれを使い、威力を増すの科学的知識があればそのとおりにすれば良いわけです。 

私達の流派ではスポーツとして扱っていませんので、どうしても実力主義となります。 有無を言わせぬ実力への近道を教えられる指導員の知識と実力と指導力と言うものがどんな道場生であろうと威力を増す事の出来るようにさせる事への必須なわけです。 自分だけが実力を持っていても指導員として認めるわけには行かない、と言うことでもあります。

蹴りは一本の足で立たなくてはならない技なのです。 実践に基づいて実践に使えるものとするには、サンドバッグを蹴るだけの威力ではだめなわけです。 50Kgの体で120Kgもある相手に必ず効くキック(キックであれば)でなくてはならないのです。 なぜ体の小さいエムタイのキックが効くのか、貫通力があるからなんですね。 届くまでのスピードと貫通力を1%でも高く持っていかなくてはだめだと言う事なのです。

空手の膝を伸ばすだけのスナップでは足りないと私達は言うのです。 あたった後の伸ばした足の腿と腹筋による更なる貫通力が相手のブロックした腕を折り、更に肋骨を砕く威力がつくのです。 ボクシングでフックを手をブルンと回しただけであたれば迫力があると言うスーパーヘビー級とはわけが違うのです。 だから、この1%の威力を増す事が出来るコーチと才能をミックスする事で、軽量級でも有無を言わせないパンチが生まれるわけです。 上段回しにしなくても良いのです。 肋骨を折り、大腿筋を裂き、膝を壊す力は訓練をしたものでなくては多分実感できないと思います。

いかに少ない量のウオームアップでその場で実践に入っていけるかは実力のひとつでもあるわけですね。

また、軌道が決められてしまったキックではそのキックをしたときに地面でのグラウンドが始まります。 止めてくれるレフリーがいないのです。 

>最近、出来ればジムを開いて子供達を教えたいと云う気持ちが大きくなってきました。 

すばらしい事だと思います。 キックボクシングのよいところは体全体を使えると言うところにもあるのでぜひキックを見せるためのキックではなく、ボクシングに「効くキック」を乗せて教えてください。

子供の指導はいろいろな面で大人とは違います。 精神的にも成長中であると同時に体力的にも成長中なので、基本をしっかり身につけさせる事は後々になって教える側としては非常に楽となります。 反抗期を迎える生徒も出てくるわけですし、自分もそれなりの実力も保持しておかなくてはならないために、中年としての訓練の知らなくてはなりません。 生徒に期待する厳しさの2倍を自分に要求しなくてはならない事もあるはずです。 しかし、それをやって中年としての壁を乗り越えるからこそ生徒はついてくるのです。

口先だけの理論だけでは決してついてきません。 若い者たちのスピードをどのように崩すかはそれすなわち自分に対する実践的実力を植え続けると言う事なのです。 年をとったからといっても体を張らなくては道場経営は難しいものとなります。

>少し前には先輩のジムでトレーナーとして手伝っておりましたが、道場(ジム)の経営と云うのは大変だと聞いておりましたので、練習生集めやその他アドバイス頂ければありがたく感謝申し上げます。

これは難しい課題です。 なぜかと言うと私自身が練習生集めと言う営業をしないからなんですね。 また、私は指導員養成に力を入れていますので、実力に夢を持ち、自分を捨ててでも教える希望がないものは私は受け入れません。 一人でも多くと言う希望はあります。 しかし、3年たって、その中の一人でも自分の実力だけに興味を見せるものは事実止めてもらいます。 100%の確率で練習生を磨ける指導員を私は受け入れているのです。 よって、練習生集めが特に、金銭的理由であると水準を落としてでも多くの練習生を募集したいと言う誘惑に駆られてしますのです。

20年前の私がそうでしたから十分わかっているつもりです。 

しかしこれだけは言えます。 練習生がついてくる自分を創る、自分の教えを守ってくれる状況を作る、師範代ともいえる相棒をまず作ると言う事は忘れないでください。 

楽しい練習場を作るのではなく、激しい練習をしたときの達成感を楽しみとする練習場を作る事がそれすなわちあなたを信頼し、あなたについてくる練習生が生まれてくるのです。 50でも遅くは決してありません。 私の育てた指導員で私より年上で今ニューヨークの警察で青年保護の危険な仕事をしながらそれらの青年たちを訓練しているものがいます。 それも鞭を打ちながらではありません。 その中の数人将来性にとんだ指導員を育てています。

もうひとつ、アメリカにいる私ですので、このアドバイスはどれだけ通用するか分かりませんが、警察とのつながりを強める事は非常に大切な事です。 警察の保護と言うものもあるでしょうが、警察とのつながりがあるために「質の良い」練習生が自然に集まる、と言うことなのです。 児童教育の一面として警察も協力してくれるようになる事と思います。

また書いて必要とあればまた質問を新たに立ててみてください。

この回答への補足

何度も申し訳ございません。 今、締め切ろうと思いましたが、思いついてGanbatteruyoさんのユーザー情報を読ませて頂きました。 「「あなたが空しく生きた今日は、昨日死んでいった人が、あれほど生きたいと願った明日」いつ人生の終わりが来るか分からない。 今日が自分を生かす最後の日だったら何をしますか?」 には胸を突かれました。 今日は夕方、シャドウ3R、ロープ3R、筋トレを少ししまして、何となく納得してしまいましたが目が覚めました。  明日から目標に向かって死ぬ気で邁進致します。 本当にありがとうございました。

補足日時:2005/12/28 19:28
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この回答へのお礼

大変すばらしいご回答を何度もありがとうございます。 貴重なお時間をさいていただきまして心から感謝申し上げます。  書き方が悪かったようで、私はキックボクシング(キックの経験はございません)ではなく所謂「国際式ボクシング」の出身ですので、国際式ボクシングジムを子供達に教えたいと思っております。 若い一般練習生は採らないつもりでございます。 以前のジムトレーナー時代に若い人相手ですとついつい入れ込んでしまうと云う失敗もございましたし、子供が好きだというのが最大の理由で・・・。
蹴りの質問からこんな奥深い所までお教えいただきまして本当にありがとうございました。 実現出来るかどうかは解りませんが、夢に向かって先ずは自分を鍛え直します。  

お礼日時:2005/12/28 15:28

 それはキックのジムで見られる「回し蹴り上げ」のことだと思います。

オランダのジムで「ストレッチド・ハイキック」とか云っている場合もあります。そういった呼び名は各組織で異なる場合もありますし、またそれをやる組織もやらない組織もあるだろうと思いますが、概念としては“股関節の筋伸ばし”と“蹴りの状態を確認”するために行うウオーミングアップです。それ以上の重要な意味は持っていません。

空手では「蹴り上げ」というストレッチを兼ねた練習を基本稽古の最初の方、または準備運動段階などで行いますが、前方向(前蹴り上げ)と横方向(横蹴り上げ)と膝上げなどは行っても、回し蹴りの軌道そのままに「回し蹴り上げ」というのはあまり見かけないため、今回の質問に至ったのではないかと思われます。ご自身で試されたように、慣れないと腹筋や太ももに効くようですから、準備運動の一環としてたまにやってみるのもいいかもしれませんが、特にこれ自体が回し蹴りを速くするのに効果的であるとか、蹴りを強化するというものではありませんし、キックのジムでも不可欠な練習とまでは考えてはいません。ムエタイの練習でもこれをやっているタイ人はいますが、おそらく練習体系に組まれた伝統的な練習方法というより、回し蹴りを多用するが故に各人が足慣らしのために感覚的、経験的に考案してやっているというように思います。短距離走の選手がスタート直前に足慣らしのためその場でジャンプなどをやっているのと同じことです。

キックボクシングは、極真の大山道場時代の野口修氏が「キックボクシング」と命名して興行が開始されたもので、当時「空手を生かして喰っていけるかもしれない」と考えた人たちが方々から参入してきた経緯があるため、現在の各ジムの練習体系には極真、剛柔流、松涛館、日本拳法などの影響が時を越えて形を変えて残り、そこに国際式ボクシングとムエタイの伝統的練習方法が近年になって全体に覆いかぶさり、それらがごっちゃになって今日のキックの練習体系が出来上がっていますので、空手経験者がキックのジム見学に行きますと「あれ、どこかで見たような練習だな!」と思う箇所が僅かにあるかもしれません。
ムエタイが日本に入ってきて、それがキックボクシングになった、と勘違いしている人が多いのですが、そうではありません。参考までに。
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この回答へのお礼

詳しいご回答ありがとうございます。 「回し蹴り上げ」と云うのですか、初めて聞きました。 またキックボクシングの由来までお教えいただきまして、本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/12/28 12:48

Gです。

 はい分かりました。

私の道場では女子にやらせる訓練ですが、おっしゃるとおり大腿筋や腹筋を強めさらにバランスをとる訓練で、実際に折りたたんでいても当たるときは足は伸びていますね。 当たったときの反動をいかに受け止め貫通力を持たせるかが大きな課題となるわけです。 

体重の少ない弟子が壁とも思える相手に貫通力を持たせるキックは非常に大切なことなのです。 この訓練はキックボクシングでなくてもやらなくてはならない訓練だと私は信じています。 

伝統空手の寸止めキックでは通用しないのです。 使えないキックはいくらきれいでも武道として「みっともないキック」なのです。 

あたる直前の貫通力には大腿筋や腹筋の力が必要だと言うことです。

なおこれは足先を早くもっていくための訓練とは私達はしていません。 膝を早くもっていくことでこれをカバーしています。 これは別の訓練方法となり、膝蹴りの訓練に良く似ていることになります。

この回答への補足

ありがとうございます。 お礼が遅れまして申し訳ございません。  このご回答で良く分かりました。
私はもう50歳ですので、現在は美容体操程度の稽古しかしませんが、この蹴りの稽古も加えたいと思います。  もう一つお願い出来ますでしょうか? 質問には書かなかったのですが、私元々はボクシング(アマチュア)の出でございます。 最近、出来ればジムを開いて子供達を教えたいと云う気持ちが大きくなってきました。 少し前には先輩のジムでトレーナーとして手伝っておりましたが、道場(ジム)の経営と云うのは大変だと聞いておりましたので、練習生集めやその他アドバイス頂ければありがたく感謝申し上げます。

補足日時:2005/12/28 11:34
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アメリカで使える伝統空手と護身術を教えている者です。



これはもしかして、回し蹴りと逆方向に回転しているようなキックと違いますか。 つまり、三日月蹴りのように、たとえば、右足がほぼまっすぐ前蹴りのように上がってトップで右に回る、なっていませんか。 右の足がまず左前方に行き、それから右に移り、トップで直角に落ちる、と言うものを私は想像しています。

もしこれであればテコンドーの蹴りのひとつで日本語では「かかと落とし」と訳されているキックで頭のてっぺんや肩・鎖骨を攻撃するキックです。

もしそうでなければ、右足がどのように動いていたか書いてください。

これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。 

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。  私の文章が下手なせいで申し訳ございません。  「かかと落とし」ではなくて、シャドウの時の回し蹴りで膝をたたまずに有る程度伸ばしたままで、蹴ると云うより足を外から内へ回すと云った感じなのです(表現むつかしいです^^)。  足を伸ばしたままブーンと回し蹴りと云った方が近いかも知れません。  自分で試してみたら、大腿筋や腹筋に負担がかかるのでその為の練習方法の一つなのかなとも思っておりますが・・・。  宜しくお願い申し上げます。

補足日時:2005/12/27 17:16
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