あなたの習慣について教えてください!!

「おだつ」は 「ふざける・はしゃぐ・調子に乗る」の意を持ち
ウェブ上で検索してみると 北海道・宮城・福島・富山・福井そして三重(北勢)で使われている模様です。
「おだてる」と同根だと推測できますが はたして語源は どうなのでしょう?教えてください。

A 回答 (4件)

方言とされる言葉の特徴として、京都から周辺にいくに従って、古い層の言葉(古語)が残っており、それが反映されていると言うことがあります。



「おだつ」は自動詞になると思うのですが、逆にいうと「煽てる(おだてる)」と言う他動詞の語源に相当する言葉と言えると思います。

「お+だつ」になると思いますが、「だつ・たつ」については、「泡立つ」「勇み立つ」などで用いられる「立つ」と同意で「沸々としている様」を表す言葉でしょう。動詞としてはあまり使いませんが、「風呂が立つ(=風呂が沸く)」と言う用法があります。

「お」の用法は「おふざけが過ぎる」などの形と同様で本来丁寧語ですが、皮肉の意味を込めた表現にする使い方ですね。

「おだつ」は、「本人は楽しくて心がわくわくしているが、周りからみると調子にのっている」ことを表している言葉と言えるのではないでしょうか?

この回答への補足

普段はウェブでひととおり間に合うと考えてしまって 書物を参照することを二の次としていました。
図書館で大きな辞典類を見てみて わかったことは 次のようです。

「煽てる」の語源についての仮説四件:
1.「押し起て」
2.「起き立て」
3.「追ひ立て」
4.「招(を)き立て」:その種の振る舞いに誘う

ただわたしとしては 納得していません。
むしろ 「おぢ(懼)・おどし(威・脅・嚇)」と同源としての「おだ」に「す」がついて さらに「おだつ」に転じたかと空想されます。
それは 「おどす」のかたちで広島県江田島では 「煽てる」を表わすという例もわかったからです。(前田富祺監修『日本語源大辞典』)

みなさん さらに情報ありましたら 教えてください。

補足日時:2006/02/04 21:43
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

#1のお礼コメントの中の「御‐立つ」説を これまでの皆さんの回答全体を踏まえて 結論づけてくださったかたちだと思います。

わたし自身も含まれているのに言うのもおかしいですが ひとつ難点があります。
連用形で「お‐たち」のようになるべきで 「だ」とは濁らないのではないかというものです。

北の地では 「お‐だけび(雄叫び)」「お‐だより(お便り)」のごとく 有声音となるのが普通でしょうか。三重方言としては しっくりしないというのが いまの感覚ではあります。

お礼日時:2006/01/31 11:10

>「お」は 敬語の「御」でしょうか あるいは「尾」のことでしょうか。



福島で、「尾立つ」という説があるようです。調子にのったり興奮したりという意味で、そう考えると、なにか感じるところがでてきそうですね。
参考まで。
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この回答へのお礼

1「泡立つ・腹立つ・波立つ」と同じ「尾立つ」なら 「尾が立つ・起こる・現われる」でしょうし
2「爪先立つ」に倣うなら 「尾で立つ」でしょうし
3「目立つ」の類推では 「尾に立つ」
4「目立て」=「目を立てる;注目する」では 「尾を立てる」
などと解しますが なにぶん人間には「尾」がないので 感じ以上の意味あいがつかみにくいようです。 

お礼日時:2006/01/30 21:07

「煽(おだ)てる」は誰か他人を持ち上げていい気持ちにさせることですよね。



自分がそうされるのは「煽てられる」わけで、これも誰か他人からそうされる受身なわけです。

ところが、誰もそうしてるわけではないのにひとりで調子にのってしまうから、「煽てられる」のではなく「煽つ」のではないですか?標準語にはない言葉ですが。(古語の「煽つ」は「煽てる」の意です)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
考えたことは 「おほ(大)-立て」もしくは「を(小)-立て」に発し 「大きいことにせよ小さいことにせよ なんらかの形で なんらかの内容のものを 現わすようにさせる」という意味で 「おだて」が出来 あとで 自動詞の「おだち」も派生したのかなという程度です。
それにしても 「煽てる」は 共通語なのですよねぇ。
さらに考えます。

お礼日時:2006/01/30 21:13

私は、調子に乗るという意味で、「お」+「立つ」という使い方だと聞きました。


調べてみると、別の意味があって、「おかわり」をすることで、尊敬語の「おたちになる」が変化したものという記載がありました。
ご参考になれば。

参考URL:http://www.khb-tv.co.jp/kotomaga/number/km051015 …

この回答への補足

「お代わり」の意味は 「ふざける」のとは 起源として 系統が別のようです。
「旅立ちあるいは出陣」という意味での「御立ち」の前に 腹ごしらえとして さらに多く食べること またそれを勧めること といった意味あいだと 浅野健二編『仙台方言辞典』にありました。

補足日時:2006/02/04 21:34
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この回答へのお礼

早速の回答 ありがとうございます。
別の意味については 知りませんでした。つまり「ふざける」のほかの意味でわたし自身使ったことはなかったです。(三重出身です。) 
ところで 両方について その語源とのつながりが いまひとつ分かりかねているのですが・・・。
「お」は 敬語の「御」でしょうか あるいは「尾」のことでしょうか。
皮肉に「御」を用いることによって 相手のはしゃぎっぷりを沈めているのでしょうか。
あるいは 「尾」で立つかのように・もしくは「尾」が立つかのように 調子にのってふざけているというような意味あいになるでしょうか。
勝手な言い分で申し訳ないですが・・・。

お礼日時:2006/01/30 14:32

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