A 回答 (1件)
- 最新から表示
- 回答順に表示
No.1
- 回答日時:
コピペ
動作や状態の起点を示す格助詞「より」・「から」は、どちらも、
場所を表す言葉に付いたときは、それが起点の場所であることを意味し、
時間を表す言葉に付いたときは、起点となる時点であることを意味します。
例えば、「正門前よりスタートします」と「正門前からスタートします」は、
どちらも正門前が動作の起点の場所であることを意味し、
言葉のニュアンスもまったく異ならないように感じられます。
しかし、文章の内容や会話の状況によっては、「より」と「から」の
どちらを使えばよいか迷うこともあります。
「より」は、すでに奈良時代には動作・状態の起点を示す格助詞として使われており、『古事記』・『万葉集』にその用例が見られます。
「から」も『万葉集』に用例があるようですが、動作の起点を示す格助詞として
使われ始めたのは平安時代だといわれています。
また、そのこととの関連性は不明ですが、古来、漢文の読み下しでは、
「自長安至洛陽」を「長安より洛陽に至る」と読むように、「より」
を使うことが慣例となっており、「から」と読むことはありません。
このような歴史的背景から、「より」は硬い文や改まった丁寧な
言い回しのときに使われることが多く、
「から」と比較すると上品な言葉遣いのように感じられます。
一方、「から」は、日常会話では「より」よりも頻繁に使われます。
その点から、「より」はどちらかといえば文章向き、
「から」は会話向きと言えるでしょう。
ただし、明確な使い分けのルールがある訳ではありません。
自分の判断で自由に使い分けできます。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
おすすめ情報
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
傷病手当金と疾病手当金では意...
-
~節(~ぶし)の意味と使い方
-
「超」と「以下」の使い方について
-
「海納百川」の読み方
-
レポートに「そもそも」という...
-
「立ち上げる」の意味の反対に...
-
能書きって何ですか?能書き垂...
-
あえかな と あえやかな
-
「ご馳走させてください」と「...
-
上等だコラッの上等ってどうい...
-
いま付き合ってる彼がいます そ...
-
「~でか」ってどういう意味で...
-
江戸っ子、下町ことば…「てやん...
-
「林選弱桑」という言葉の使われ方
-
只今からと只今よりの違いを教...
-
藍って”あおい”って読むの?
-
神社神道の三種の祓詞の1つの ...
-
別れの言葉でしょうか?
-
「おっぱげる」とは?
-
よく一代法華という言葉を聴き...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
レポートに「そもそも」という...
-
「超」と「以下」の使い方について
-
~節(~ぶし)の意味と使い方
-
あえかな と あえやかな
-
「立ち上げる」の意味の反対に...
-
「装着」の反対語は?
-
只今からと只今よりの違いを教...
-
「ご馳走させてください」と「...
-
「林選弱桑」という言葉の使われ方
-
いま付き合ってる彼がいます そ...
-
別れの言葉でしょうか?
-
江戸っ子、下町ことば…「てやん...
-
「サ終」とは
-
「可愛らしい」は褒め言葉ですか?
-
「耳障りのよい」を正しく言い...
-
神社神道の三種の祓詞の1つの ...
-
女性に言われた「彼女できたら...
-
「なんだかな~」って
-
「海納百川」の読み方
-
『子どもがいそう』な女性って?
おすすめ情報