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心電図のT波は、興奮から回復する再分極を表しているということは理解したのですが、興奮するとプラスになり、興奮から回復するとマイナスになるということを考えると、興奮から回復するT波は上にふれるのではなく下にふれるのではないのかと疑問に思います。なぜ上にふれるのか教えてください。

A 回答 (1件)

心電図は心筋細胞全体の変化の総和を様々な角度(誘導)から観察しているものなので、いわゆる心筋細胞の膜電位の変化とはとらえかたとして別物です。

Tは心室の再分極を示します。(心房の再分極はQRS波と重なっているそうです。)「興奮から回復するとマイナスになるということを考えると」というのは再分極過程で膜電位が陰性に荷電していくことを言っているのだと思いますが、心筋細胞全体の変化の総和なので、誘導で記録した結果そういう波形が見られるという理解でもいいのではないかと。あくまで「全体の変化の総和」ですから。心筋という複雑な立体構造を持ったものの電気的変化の総和を一方向のみの電位の経時的変化で記録するだけですから。
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この回答へのお礼

心電図と膜電位の変化とはとらえかたが別物なんですね。知りませんでした。心電図の理解がいまいちできていないので、そこからもう一度見直していこうと思います。丁寧に教えていただき、本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/02/02 00:42

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