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株式の相互持ち合いの問題点とは何でしょうか?
それと相互持ち合いの解消によって,株主総会はどのように変化することが望ましいのでしょうか?

A 回答 (1件)

>株式の相互持ち合いの問題点とは何でしょうか?



株式の持ち合い行為は、市場流通株式を減少させることとなりますので、本来あるべき株価と異なる市場価格となる可能性を高めることが問題です。充分な市場流通株式数があれば、株式を借りてでも売るというような経済行為が働きますが、市場流通株式数が少ないと株式を借りることも困難ですから、悪材料が出ても当該株価が下落しないということが発生します。
このようなことで、会社経営者も悪材料を発生させても市場の洗礼を浴びることがありませんから、会社収益などに対する責任の欠如などのモラルハザードを発生させることとなります。
また、市場流通株式数が少ないということは株主が少ないということに直結しますのでこの面からもモラルハザードの懸念があります。


>相互持ち合いの解消によって,株主総会はどのように変化することが望ましいのでしょうか?

相互持ち合い解消がなされれば、株主が増えますし市場の洗礼を浴びやすくなるのは前述の通りです。株主総会に限らずIR活動全般において言えることですが、経営者は株主(未来の株主)に対して現在の経営状況あるいは将来的な経営方針を明示して魅力的な会社であることをアピールして一人でも株主を増やす努力を欠かせないと思います。逆にいうと、株主を減らしてしまう可能性があるような閉鎖的な株主総会は行うべきではないということだと思います。

証券アナリストの通信講座のような質問内容ですね。
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この回答へのお礼

証券アナリストの講座ではないのですが、個人的に経営関係の教科書を取り勉強をしています。

それに大変ご丁寧な回答をありがとうございました。
一言一句を読んで、なるほど!と、相槌を打ちながら読ませていただきました。

日本は欧米諸国に比べると何でも閉鎖的で、自己満足な経営が多いようですね。
自分の意見と違う意見の人間を淘汰するような経営者が多いと聞きます。
自分と違う意見を持っているからこそ、その意見を詳しく聞けるような、
そんな経営者を日本は求めているのかもしれませんね。

予想以上に経営の勉強は難しいようですが、くじけないように頑張ります。

お礼日時:2002/01/11 00:38

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