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素人質問で失礼します。
オーケストラの演奏を聴きに行く機会がありました。
どんなパートよりも指揮者は目立っていたのですが、指揮者で演奏がころっと変わるほどオーケストラには必要不可欠な存在なのでしょうか?
本当に、素人の質問で恐縮なのですが素人だと指揮者を見ずに演奏していて「立っているだけ?」と思ってしまいます。
指揮者の役割、オーケストラの中での地位など詳しく教えて下さい。

A 回答 (6件)

学生時代に吹奏楽をやってました。


極論すれば譜面どおりに演奏するだけなら指揮者は必要ないです。
でもバンドとしての「味付け」をするのに指揮者は必要です。

・ここはトランペットを目立たせるので他の楽器は控えめに
・ちょっとバランス悪いのでクラリネット1本休もう
・主旋律のハモり入れてる第二トロンボーン、ちょっと音低めに
・ここはあえてリズム崩してタメを作ろう

なんて感じで譜面に書かれていないことを調整をするのが指揮者の役目です。
オーケストラだと50人近い人が演奏しますので、みんなが勝手なことをすると
収拾がつかなくなります。よって基本的に全体の意志決定は指揮者が行います。
指揮者によって好みがあったり曲に対する思い入れなどがありますので
指揮者が変わると味付けの内容もずいぶん変わることがあります。

ちなみにこういうことは事前のリハーサルで調整します。
だから指揮者の仕事のほとんどは本番前までにほとんど終わってます。
演奏本番での指揮者の仕事は気持ち良くタクトを振るだけです(笑)
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大変詳しい回答が出ていますので付け加えることは特に無いのですが・・・



簡単に言ってしまえば、指揮者は例えば野球やサッカーの監督に似ています。
一流の選手がいくら集まっていても正しい作戦やそれぞれの選手の特性を生かした裁量をしなければ良い試合は出来ません。
同じチームでも監督が変わると強くなったり弱くなったりしますよね。又、いくらものすごい選手を集めても監督が駄目ならば全くチームとして機能しませんよね。
監督は直接プレーはしませんが試合には大きく関わっているわけです。

オーケストラも個性豊かな音楽家の集まりです。
それぞれに持っている音楽観を生かしつつ、一つの統一した意思を持った音楽(曲)を作り上げる。
そのために指揮者は練習を重ね、そして本番では、ここぞと言う時に的確なサインを出してオーケストラをドライブしていきます。
本番で、一見「立っているだけ」に見える場合も、事前に十分に完成させた音楽を見据える、魂の象徴の様な存在になっています。
前述のスポーツの監督でも自分の思い通りに選手が動いているときにはあまり出しゃばって来ませんよね。

但し?下手なオーケストラと下手な指揮者の関係では、ただ出だしや終わりの合図を出したり、その場その場でテンポを指示したりするだけだったり、さらに「立っているだけ?」の存在であったりすることもあります。
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よく言われることですが、楽譜に書いてある情報、というのは実際に必要な情報の1割から3割程度だと言われています(そんなことは全部楽譜に書いてある、と宣った指揮者もいますが、こういう人に限って実に個性的な演奏だったり・・・)。


従ってクラシックの場合解釈というものが必要なのですが、近代以降オーケストラでこの解釈をやるのが指揮者だと言われています。

たとえば。mpという強弱記号が書かれているとします。メゾピアノだから意味はやや弱く、なのですが、んじゃー皆揃って小さめの音を出せ、といわれてもどのくらい小さいかも問題ですし、楽器によって音量のでやすさってものもありますし、・・・・室内楽程度の少人数なら兎も角、オーケストラで両端の人じゃアイコンタクトってわけにも行きません。(聞こえる音量も違いますしね)ですからこのくらいのバランスなんだよ、ってのを指揮者にゆだねるわけです。少なくとも何日か指揮者と一緒に練習して、このバランスを含めた指揮者の解釈をたたきこんでから(そこ、トランペットもう少し大きく、とかなんとか)演奏会をやるわけです(近年、この練習が不十分でひどい演奏になる場合も見受けられますが)。
もっともウィーンフィルあたりになると、指揮者を無視して勝手に演奏しちゃう、ってのもたまにあるらしいです。
また明快な指揮はオーケストラにとってはやりやすいのですが、先頃なくなったカルロス・クライバーなど、なんか分かりにくい指揮で、おーけすとらが必死になって弾くので、客席から聞くと凄い演奏になる、なんてのもあったりするそうですが・・・。

それとカリスマ性ってのも無視できなくて、たとえば50年ほど前の指揮者、フルトヴェングラーなんて、練習中に部屋に入ってきただけでオーケストラの音が変わった、なんて話もあります。(緊張感とかそういうのなんでしょうね)それに指揮者が燃えて棒を振っているとそれに巻き込まれてなんか燃えた演奏しちゃう、ってのもありです。まあそういう自分の世界にいかにオーケストラ全体を連れていくか、ってのが指揮者の腕の見せ所なんですが。

指揮者の人柄とかいうのはどうですかね?少なくとも巨匠とかいうのになるとかなり無茶苦茶だったり、コワレテいたりする人も結構・・・でも結局演奏がすべてなので・・・
そのへんはいろいろです。
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>指揮者で演奏がころっと変わるほどオーケストラには必要不可欠な存在なのでしょうか?



必要不可欠だと思います。

同じ楽譜を目の前にしてもオーケストラの百人はそれぞれ違った国、地域、あるいは異なる音楽観、技術を持って演奏しているはずです。楽譜には一応、テンポや音の強弱などを記号で書いてはあると思いますが、作曲家の全ての思いをたったあれだけの記号ですべて表現できるはずがありません。だから、本当はこうやって弾いて欲しいとか、ここはこういう風にとかの楽譜に書ききれない思いがあると思います。

指揮者(もしくはコンサートマスターなどのコントロールできる人)がもしいなければオーケストラのメンバはそれぞれ独自の音楽観を発揮してバラバラな演奏になると思います。指揮者は各作曲家の思いを汲んで、さらに自分の解釈を加えながらオーケストラをコントロールします。なので指揮者によって演奏は全く異なるものになるはずです。

>見ずに演奏していて「立っているだけ?」と思ってしまいます。

あ、もしかして指揮者って演奏会の日にだけやってきて指揮していると思ってません?そうではなくて、演奏会までに自分の解釈をメンバに伝えながら何度も練習してから本番にのぞみますよ。まあ、そういう意味では本番では指揮棒振ってる(立ってる)だけかもしれませんが…。

>オーケストラの中での地位など詳しく教えて下さい。

小澤征爾みたいな音楽監督だと人事権まで持ってます。
メンバをクビにするとか、採用するとか…。
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指揮者の役割は演奏会だけではありません。


演奏会の前に練習をしますが、その段階から、団員の力量や特徴を見極め、
演奏曲をどのようにまとめあげようかと思索し、試験し、団員に指示していきます。

また、音楽技術だけでなく、指揮者は人柄や人格を要求されます。
曲を演奏するというのは、オーケストラの協同作業ですから、指揮者も含めた全員が心を寄せることでよい演奏が出来ます。
良い演奏とは技術だけではないのです。
そういうみんなの心を寄せるという作業には、指揮者の人柄や人格が大きく関係するのです。
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指揮者というのは、「交通整理」役です。



参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%87%E6%8F%AE% …
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