プロが教えるわが家の防犯対策術!

広島県で起こった木下あいりちゃん暴行殺人事件について以前質問をさせていただきました(現在ブログ「小さな風 木下あいりちゃんご遺族を支援する会」にて広島検察庁に支援ハガキを出す運動を展開中です。ご支援いただけましたら幸いです)
いろいろと調べてみた結果、極刑にはよほどのことがないとなかなかむずかしいということがわかってきましたが、ひとつ疑問に思っていることがあります。先日の一審では無期懲役となりましたが、ではなぜ日本には終身刑がないのでしょうか。税金で犯罪者たちの3食つきの生活を一生分払わされるのには不満が残りますが、それでも出て来れないようにできるのであればまだマシです。性犯罪には更正しにくいという現状もあるのですから、次の犯罪を防ぐ意味でも終身刑が望まれます。実施可能にできる方法はないものでしょうか。よろしくお願い申し上げます。

A 回答 (3件)

更生の余地がない重大犯罪者は「死刑」


更生の余地があるものは最大無期懲役として社会復帰を図るのが日本の刑法の主旨です。
なお、無期懲役囚は税金で養われている側面もありますが、基本的には「懲役」ですので労働行為を課されます。

異論はあるでしょうが、日本の刑法の精神を重んじ、現在の法律をあまり変えずに、なおかつ終身刑を設けるなら、死刑を廃止し終身刑に置き換えるのが妥当です。(終身刑といっても、「終身禁固」と「終身懲役」ではまた違ってきますが)

個人的意見としては、死刑・終身刑・無期懲役・有期懲役(加算も含めて)をうまく組み合わせるのがいいと思います。
死刑に該当しない犯罪でも、何度も再犯するような者は終身刑でいいと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

さっそくのご回答ありがとうございます。そうですね、本当の気持ちは極刑にしてもらいたいところですが、現実的に今の法制度ではどうもなかなか壁が高そうで、ご遺族の願いが届かないのではと心配しています。あいりちゃんは「たくさんの人が苦しんでるんだよ、助けてあげて」とお母さんの夢の中で言ったと聞き、小さくてもそして亡くなったあとでも他の人のことを考えてあげられる少女がどうして・・・と思わざるを得ません。こんな風な事件が少しでも減って欲しいと強く願っています。

お礼日時:2006/07/24 14:16

実は私も最近まで質問者さんと同じような考えだったのですが、江川紹子さん(違ってたらゴメンナサイ)の書いた本だったか、雑誌の記事で、終身刑の場合、犯罪者が寝たきりになったら、死ぬまで税金で介護しなければならなくなる、というのを見て、考えがゆらいでいます。



犯罪者ではない納税者である一般国民ですら、満足に介護を受けられなかったり、老人が老人を介護したりしている現状で、極悪人が充分に恵まれた介護を受けることになるわけです。
きっと一般庶民から、そんなヤツ等ほっておいて、死んだら死んだでかまわねえだろ、という意見が出るに決まってますよね。
寝たきりになった時点で安楽死にする、なんていうオプション付きの終身刑なんて無理ですもんね。

法解釈の面も難しいですが、実務面でもいろいろと問題があるんだな、とつくづく感じています。ホント、難しい問題だと思います。
明確な回答でなくて恐縮です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

おっしゃるとおり、この問題は簡単に解決するものではないと思っています。自分でも解決策を模索しながらも、簡単であったなら、どこの国もその方法をとっていただろうにと、つくづく考え込んでしまいます。ただアメリカに住んでいて思うのは、税金で介護することになっても不満を言う人はいないだろうということです。当然ホームレスや貧困層など介護を十分に受けられない人は大勢います。ですが政治や外交でもそうですが、100%国民を満足させることのできる法律などないとみんな知っているから無駄な文句はいわず、ベストな方法を考える方に努力・力を注ぐからです。おそらく日本でも文句を言いはしても終身刑をとりやめされる運動まで起こす人はいないのではないでしょうか。時代は変わってきています。外から来るのが性善説の国の人とは限らない今、犯罪を起こしても性善説で処罰され、本来なら終身刑のはずがいずれ外に出られるのだけでは、ただのお人よしの国になってしまいます。「じゃあダメだね」とすぐあきらめてしまうのは日本人の悪い癖です。なぜダメなのか、どうやれば変わっていく時代に合ったベストな方法が見つかるのか。それにもっと時間と努力を費やすべきだと思います。いかがでしょうか。

お礼日時:2006/07/25 03:48

推測なので確信はありませんが。

。。。
日本刑法は「人権重視」「性善説」「更生主義」という大本を
貫いているからでしょうね
日本刑法は「復讐」という観念がほとんど無いからです
終身刑というのは「この人は更生不可能」ということを
前提にして死ぬまで刑務所に置かねばならない
ということになるので、性善説、更生可能性ということを
否定することになります
このことは、刑法自体の基本理念を否定することなので
そのようなことを認めるわけにはいかないので
終身刑がないのでしょうね
終身刑を認めたとすれば、その部分だけの追加に
留まらず、刑法全体の改定を余儀なくされてしまいます
刑法だけでなく「刑務所関係の法律」も全面的に
改定ということになります
「更生」を最大の目標としている刑務所の運営も
ガラリと変わっていくことと思います
まず目標が変わりますね
終身刑受刑者に対しては「死ぬまで罪を償う行動をせい」
詐欺犯罪者へは「とにかく被害者へ金を返す努力をせい」
懲役は国家による「復讐」行動
というような運営に変化していき、現在のように
「反省していて、更生の状況が進んでいる」
というだけで仮釈放などというなまぬるいことは無くなりますね
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!