
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
10年以上の長期で為替を考える時はインフレ格差(購買力平価)を使う方法が比較的簡単です。
例えば、日本の7月の前年同月比の消費者物価上昇率は0.3%、米国は4.1%ですから、日米インフレ格差は約3.79%程度です(参照URL)。
参照URLを見ると大雑把に日米インフレ格差は3%程度あるので、2005年に付けた1$=121円を10年後(2015年)の大雑把な価値に直すと・・・
1$=121円/(1.03^10)≒90円
つまり、非常に円安時の為替が2005年には1$=90円になると考えられます。
但し、日本の金利が米国を上回るようになれば、大抵は日本の消費者物価上昇率の方が高くなるので、逆に円安になります。
大雑把に「高金利≒消費者物価上昇率が高い」と言う関係にあるので、10年後の為替は、金利の低い「円、スイスフラン」は大局的に強くなる可能性が高いと言えますが、逆に「米国、南アフリカ、インドネシア」は金利が高いので大局的に弱くなる可能性が高いと考えて差し支えありません。
因みに、実際の米ドル円の円安時の為替の推移は・・・
1990年のハイパー円安1$=160円
1995年に史上最高値1$=79.95円になりますが・・
1998年のハイパー円安1$=147円
2002年のハイパー円安1$=135円
2005年のハイパー円安1$=121円・・・
つまり、金利の高い米ドルの価値は徐々に下落しているのが分かります。
ユーロですが、まだ日は浅いですが、旧ECUの時代から見れば、随分為替レートが下落しています。
今でこそユーロは強いですが、ECUの時代では1ECU=190円台の時代もありました。
但し、ECUとユーロの時代を単純に比較できません。
中国元ですが、これは現在の為替では、非常に物価が安すぎる事から、購買力平価まで上げてしまうと日本の太刀打ちできません。
だから、中国元が長期的に強くなる可能性があると言っても、中国の物価が安すぎるからで、中国の実力による物ではありません。
参考URL:http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/data/p014.pdf# …豸郁イサ閠・黄萓。荳頑・邇・燕蟷エ豈・
この回答へのお礼
お礼日時:2006/09/02 17:38
みなさんありがとうございます。
他の全ての要素を固定したとして、
仮に日本の金利0%、インフレ0%で、アメリカが金利5%、インフレ5%の場合、
単純に毎年5%円高ドル安になるってことですよね。
インフレ等考えずに、表面金利の高さだけで外国債券は金利高いといって飛びつくのはいまいち、ってことですよね。
No.1
- 回答日時:
多い意見は知りませんが、5年後1ドル130円という有名人がいます。
日本の金利は、簡単には上がらないと思います。
某新聞では、5月頃から円高と言っていますが、一向にそうなりません。
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