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通貨オプションを使った為替ヘッジに関する質問です。

勤務先の会社で間接的な貿易業務(ドル建輸入)があるため、
円ドル間で通貨オプションを使った為替ヘッジをしています。

某メガバンクから勧められて、商品名「マルチシンセティックフォワード」
という商品を契約しました。

内容は、ドルコール・円プットと円コール・ドルプットを組み合わせた商品で、
ヘッジ効果としては1ドル=107円でのドル買いの権利を毎月行使できるというものです。

当社はこの権利を毎月行使して1ドル=107円で10万ドル分のドル現物を購入し、
輸入代金の決済に充当しています。

ただ、現状では円高(ドル安?)がほぼ順調に進行していますので来年あたりにはスポットレートで105円程度まで
進行することを考慮に入れないとならない状況です。
そうなると契約上107円-105円=2円×10万で20万円の為替差損が発生します。

この契約をどこかの金融機関を使って、実質的な「円コール・ドルプット」契約を結び、
通貨オプション自体のリスクヘッジをすることは可能でしょうか?

まとめますと、

当社の現状 1ドル=107円で10万ドル分購入する権利がある(逆にスポットが1ドル=105円でも107円で10万ドル分購入しなければならない)

当社の希望 1ドル=110円くらいで10万ドル分売却する権利がほしい(上記契約と対をなす契約)

そうすると、当社としては毎月1ドル=107円で10万ドル分の外貨を購入し、そのまま1ドル=110円で10万ドル分の外貨を転売できるので、
通貨オプション契約から発生する為替リスクを固定することができるのではないかと考えています。

果たしてこのようなことは可能なのでしょうか?
専門家の方、実際に取引に携わっている方、もちろんそれ以外の方でもぜひアドバイスをよろしくお願い致します。

A 回答 (3件)

アメリカのISE(international securities exchnge)には


ヨーロピアンタイプで、差金決済(CASH SETTLEMENT)の
為替オプションが上場されてます。

http://www.ise.com/WebForm/options_product_fxOpt …

現状としては取引はあまりありませんが、
マーケットメイカーが売り気配買い気配を常時提供してます。

http://www.888options.com/
で、上の一つ目のグリーンの「GO」の前に、
「yuk」と入力すると、ドル円のオプションの価格がでます。
yukがドル円のティッカーです。

英語のウェッブセミナーですが、
輸出入業の方用のヘッジ方法が載ってます。
https://ise.webex.com/ise/onstage/g.php?p=0&t=m
をクリックして、EVENT RECORDINGSの欄の一番上
「Aug 14, 2007」の日付の
「Using FX Options to Protect From Foreign Exchange Exposure」
をクリックで見れます。

銀行に鞘を抜かれるのが嫌であれば、
直接市場でオプション取引をするのもひとつの手かなと・・・
ただし、法人口座開設とか、英語が出来ないと・・・とか面倒はありますがね。
アメリカのディスカウントブローカーであるインタラクティブブローカーズあたりで
法人口座を開かせてくれそうな感触はしますがね。

あと、カスタムメイドが出来ないのが欠点ですかね、
取引所FXオプションなので。

当方、実際の銀行等の為替業務については無知ですが、
一応情報提供です。
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この回答へのお礼

詳細な情報をご提供していただいてありがとうございます。

ウェブサイトが英語なので、なかなかスムーズに理解することが出来ませんが、後学のために時間を取って読み込んでおきたいと思います。

お忙しいところURLまで記載していただきありがとうございました。

お礼日時:2007/12/18 10:30

先週日曜の日経新聞に出てたんですが、通貨オプション取引とフォワード取引ができる


SVC証券という証券会社がございます。

通貨オプション、フォワード取引を扱っている国内唯一の証券会社との事です。

証拠金取引ですので少額でヘッジ可能で、銀行より条件は良いと思われます。

http://www.svcsec.com/
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
早速調べてみます。

「証拠金取引」の概念がどこまで社長の理解を得られるかがわかりませんが、最大限説明はしてみようと思います。

お礼日時:2007/12/18 10:28

もちろん可能です、高いプレミアム(オプション料)を払えば。


既契約がどのくらい残存期間があるのかわかりませんが、一度取引のある銀行にいくらぐらいのオプション料が必要か聞いてみて下さい。おそらくその金額の高さに驚くことになると思います。
ドル買いシンセティックを組んだ時は、恐らく実勢レートが107円よりもかなり円安の水準で契約できた、つまり実勢より有利な行使価格で契約できたため、今回同じようなことをドル売りサイドでもできるのでは、との発想でご質問をされていることと思います。ドル買いサイドで可能だったのはいろいろ要因がありますが、最大のポイントは円とドルの金利差です。普通に為替予約をとってもそうなりますが、ドル円は金利差によりディスカウント体系ですから、先のレートは実勢より円高になります。従ってドル買いサイドには有利でも、ドル売りサイドには不利なレートとなります。(もちろん金利裁定が働いた結果ですから、現在価値は同じなんですが)
この点は通常の先物予約であろうと通貨オプションでも一緒です。
ちなみに総額でいくらの契約かは知りませんが、毎月10万ドル程度でこのようないわゆるフラット予約タイプの商品を契約すると(「マルチシンセティックフォワード」などどいう名前がついていますが、要はカレンシー・スワップを組んで先々のレートが同一になるようにキャッシュフロー調整をしているだけです)、銀行さんは大変喜びます。大抵の顧客は本当は市場ではどのぐらいで取引できるかチェックできないため、サヤを抜き放題のとてもオイシイ商売だからです。
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この回答へのお礼

返信が遅くなり、申し訳ありませんでした。
おっしゃるように、銀行からは「基本的に不可」との回答を得ました。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/18 10:26

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