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最近、「質問:近視とカメラ」について回答させてもらったのですが、(近視の人はなぜ一眼レフカメラを覗くとピントがずれるのかという内容です)
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=232683

近くを見ているようにみえても実際は遠くを見ているからピントがずれる、と近くの像(スクリーン)を見ているのだが遠くに見せているという意見があると思うのですが、

基本的に私(gochoagです)と私以外の方の意見は違うようなのですが…
私の回答は間違ったことを書いてしまったのでしょうか。
私が間違った理解をしている場合は、正確に理解し直したいと思いますのでどなたかご教授お願い致します。

A 回答 (7件)

これって、一眼レフのことですよね。


まず、2つのことに分けて考える必要があります。

(1) カメラの主レンズ、反射鏡がピントグラスに像を結ぶまで。
(2) カメラの接眼光学系(ペンタプリズム含む)でピントグラスの像を見る。

もとの質問者の方の疑問は、物理的に近くにあるはずのピントグラスを見るのに
近くならちゃんと見えるはずの近視の人が、なぜ困難を感じるか?ということ
だと解釈できそうです。

接眼光学系は、もちろん光学系ですから物理的な距離ではなく、接眼レンズを
覗いている目とピントグラスの光学な距離が重要です。実際、ペンタプリズムに
よる光路の折り曲げを考慮しても実長はどう考えても10cm以下に思えるので、
最近老眼の気配のある小生など、実長ではちゃんと見える距離ではありません(笑)。
(ちなみに、ペンタプリズム内での反射回数は偶数でしたっけ?
 偶数回なら鏡像は反転されないので、3回だったような気がする・・・)

このピントグラスまでの光学的な距離、ご回答の言い方にならえば、接眼光学系
によるピントグラスの虚像までの距離は、例えば健全な目の人の明視距離と
いわれる30cm位になっているのではないでしょうか?30cmの距離のものを見る
のにめがねの補助を必要とする人は、調整機能のない接眼光学系では、
ピントグラスを、従って、ピントグラス上の像をはっきり見るのは困難な
はずです。
(というところまでで元の質問者の方への答えになっていると思います。)

ちなみに、ピントグラスはすりガラスになっているのは、上記(1)(2)の結像
機構の独立性を確保し、つまり正確に合わせたい(1)のプロセスに(2)のプロセス、
特に今問題にしている見ている人の目の特性に由来する擾乱が入るのをさける
ためです。

実際、ピントグラスのない光学顕微鏡なんかで写真を撮るときには、接眼
光学系に十字線なんかが仕組んであって、「この十字線と観察像が同時に
ピントが合って見える」すなわち「十字線がはっきり見える状態で品物の像に
ピントを合わせる」といった作業が必要になります。
(結構、ムズイっす)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。やはり、ピントグラスより前と後を別々に考えることは必要ですよね。
顕微鏡や望遠鏡での写真は撮った事がないのですが顕微鏡の像のピントを合わせるために十字線が仕組んであるのですか。勉強になりました。

お礼日時:2002/03/21 05:36

No.4のコメント



> それと天体望遠鏡や顕微鏡で見ているのは実像でしょうか?虚像だと思ったので
> すが… 間違ってますでしょうか?

について。

言葉足らずでした。
天体望遠鏡や顕微鏡では一旦実像が作られます。最終段の接眼レンズはこの実像を拡大して見るルーペであり、従ってルーペを通して見ているのは実像の虚像です。これに対して、双眼鏡では実像は作られません。被写体の虚像を見ている。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2002/03/22 07:45

こんにちは 


近視の方が一眼レフのピントが合わせられないのはなぜという問題ですよね。
総論としてはtrionesさん他のご指摘が正しく、カメラ内に置かれたフォーカシングスクリーンという擦りガラス板上に投影された映像をきちんと見られるかどうかの問題ですね。
 仮に、三脚に固定し、視力の良い人がピントを合わせてくれたカメラがあるとすると、フォーカシングスクリーンを見ることは、あたかも「ピントの合ったきれいな景色を印刷した紙」を見ているのと同じです。この点で、もはや被写体との距離は意味がなくなり、残念ですがm-s-tさんのご回答は誤っていることになります。
 問題は、この「景色を印刷した紙」と撮影者の目との距離。カメラの中にあるのですから、ペンタプリズムでの反射を考えてもわずか10センチ程度の距離のものを見ているようですが、それでは本を真近で読むようなもので、健常な人では目が疲れてしまうため、一眼レフでは中間に凸レンズを入れて「光学的な距離」を遠くしてあります。この「光学的な距離」は、カメラメーカによりますが、1mから数mくらい。カメラを覗くと数m離れた場所にある「景色を印刷した壁紙」を見るのと同等です。私はド近眼で、裸眼では20センチ以上遠いものはぼやけて見えるので、これでは「紙」がはっきり見えません。(逆にいえば、私の眼鏡(凹レンズ)は、遠くの景色の「光学的な距離」を20センチまで近づけてくれていると言えます。)
 なお、私も眼鏡や視度補正レンズできちんとピントはあわせられますが、画像の隅が見にくくなるため、ファインダー内に2個あった凸レンズの1個を外して裸眼で使っていたことがあります。写真としてのピントはフォーカシングスクリーン上で合っているかどうかが問題ですから、こんなことをしても、実際のピントはきちんと合いますよ。
また、一眼レフでもフォーカシングスクリーンを外した場合は、(ピントの山自体がつかめなくなりますが、無理に合わせたつもりでいると、)近眼、遠視でピントの位置がずれてしまいます。
お役に立てれば幸いです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。ファインダー内に2個あった凸レンズの1個を外して使われていたとのことですが、すごいですね。このような改造?は、私には想像もつきませんでした。私も眼鏡使用なので画像の端は見難いです。

お礼日時:2002/03/21 05:40

過去質問および回答を見てきました。

フー(ためいき)
gochoagさんの回答が一眼レフの知識に基づいた正解ですね。
他はフォーカススクリーンの存在を知らないようでした。

下のNo.2,3,4の方に賛同します。
説明は前記の方の説明で十分だと思いますので、一眼レフカメラファインダーの設計上の明視距離に付いて少しデータを提供いたします。

オリンパス OM-1  画像面 2m    メーター指針 無限遠
キャノン  F-1   画像面 0.83m メータ指針  1m シャッター速度表示 1.25m
ペンタックス MZ-3 画像面 0.4~1.5m 表示 0.4~2.5m
ニコン   F-5   画像面 0.3~1m   表示 0.33~1.3m
キャノン EOS Kiss 画像面 1m  表示 1m
ニコン  F70D   画像面 1m  表示 1m

このような距離に虚像が得られるように接眼光学系が作られています。
距離に幅のある機種は、ディオプトリック(視度調節)機構を内蔵しています。
また、数値が固定の物は、別途にオプションで外部に視度調整レンズをつけられるようになっています。
結論として、カメラの設計で少しの違いはありますが、正視の方を基準に設計されていて、必要があれば、視度調節をすることが可能ということですね。

近視の方がピントが合わないのは、視度調節をしていないからというのが正解と思うのですが。

他に別な話になりますがフォーカススクリーン中央にスプリットイメージがあり、上下像の合致で距離を合わせるものがありますが、これも視度をあわせてなければ見にくいと思います。

因みに最近のオートフォーカスの一眼レフでは、マニュアルフォーカスをする頻度が少ないこともあり、標準ズームなどがF値が暗い為にフォーカススクリーン(散乱板)をできるだけ明るくする目的で散乱を少なくして透過光を増やしてあります。
このようなものの場合には、目視でのピント合わせは難しくなります。
もしフォーカススクリーンを交換できるタイプをお持ちでしたら、一度スクリーン無しでファインダーを覗いて見られると分りますが、パンフォーカスに見えます。
これは、No.5の方の説明に合致するかと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。長々とした前回の回答を読んでいただきありがとうございました。もっと簡潔に答えられればよいのですが知識不足と文章力不足で長くなってしまいました。
明視距離のデータ、参考になりました。本当の所はどのくらいの距離なのだろうと思っていました。メーカーによってもかなり距離が違うものなのですね。ちょっと驚きです。

お礼日時:2002/03/21 05:40

No.3と同意見です。


 元の質問の、他の回答者の多くはピントグラスという散乱板の存在を知らないらしい。
 元の質問のご回答にあるとおり、一眼レフの目的は、フィルム面と光学的に等価な像を磨りガラスの上に結ばせて、これをチェックすることであり、目の光学系の屈折が原因となってピントが狂うことがないのが利点です。近視でピントグラスが見えにくいならメガネを掛ければ良いのですよ。近視の人がピントを合わせたカメラを遠視の人がチェックしたって、ピントはやっぱり合っています。
 双眼鏡は全く事情が異なっています。こっちはピントグラスに投影した像を見ている訳じゃないので、近視の人がピントを合わせた双眼鏡を遠視の人が覗くと、ひどいピンぼけ。

 元の質問に対するgochoagさんの回答の中で、虚像と実像、という概念にちょいと混乱があるようにも見受けられました。

 虫眼鏡で普通にものを拡大して見ているのは虚像で、虫眼鏡をうんと遠くに離して見たときに見える、さかさまになった像は実像。
 カメラのピントグラスに投影される像は実像です(虚像は投影できません)が、接眼レンズを通して見えるのはピントグラスの虚像です。普通の双眼鏡で見えるのも虚像であり、一方、大抵の天体望遠鏡や顕微鏡で見ているのは実像です。

 元の質問はピントグラスと双眼鏡の話だったから、どっちも見ているのは虚像です。

 なお、ペンタプリズムを使った一眼レフカメラは、フィルムに投影される実像(さかさまになってます)と同じものを正立した状態で見られるようにするために、可動鏡で1回、ペンタプリズム中で2回、都合3回光を反射します。5角形をしているペンタプリズムですけど、うち一つの面は使われていません。入射面、出射面、そして反射面が2つ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。一眼レフカメラと双眼鏡は話がちょっと変わってきますよね。今回は、ピントグラスと鏡があったので話がややこしくなったのだと思うのですが。
それと天体望遠鏡や顕微鏡で見ているのは実像でしょうか?虚像だと思ったのですが… 間違ってますでしょうか?

お礼日時:2002/03/21 05:38

元の質問では、gochoag さんの回答が最も正解に近いもの


であったと思います。他の方の回答は、単なる1枚鏡の
話とごっちゃになっているようでした。

ここの#2の triones さんの回答が最も完璧ですね。

一眼レフのスクリーンから接眼レンズまでの部分は、
ルーペと観察物を目のすぐ近くに持ってきた時の光学系
とほぼ同等である、と考えると分かり易いのではない
でしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。確かに、3つの鏡のことはまったく無視して考えた方がわかりやすかったかもしれないです。
鏡は、像を反射させるためと逆さまに映ったものを反転させるためだけに必要であって、今回の視力やピントに関しては関係ないものですよね。(レンズから接眼レンズまで一直線にしてしまう? カメラとしての機能はまったくなくなりますが)

お礼日時:2002/03/21 05:37

カメラの内部で反射された光は、直接は関係ありません。

肝心なのは「自分と被写体の距離」です。

つまり、遠くから反射された光は近眼の人にはぼやけて見えます。そして100%光を反射するミラーは、正確に「遠くにある光」を反射しています。初めから自分の目にぼやけて見えているものが、そのまま反射されているのだから、ファインダーから見える映像がハッキリ見えるはずがありません。

ご理解頂けたでしょうか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。自分の回答に自信が持てない所がありましたのであらためて質問させて頂きました。

お礼日時:2002/03/21 05:36

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