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ホームページで汎用機を検索するとACOSはNECが開発したOSと書いてありましたが、どんなOSでしょうか?
オフコンなので仕様が公開されていない?かもしれませんが、Windowsで動作するエミュレータは有るのでしょうか?

現役、退役の方ぜひ教えてください。

A 回答 (3件)

ACOS2を仕事で使っています。



ACOSはTSS(TimeSharingSystem)を使用したマルチタスクOSです。
COBOLベースの事務処理汎用コンピュータ用のOSで、専用端末を使用し、SIFケーブルという物で端末と接続します。最近はWindowsPCの普及から、TCP/IPでの接続がメインです。

端末は専用端末やWindows用のETOSという専用クライアントソフトを使用してCOBOLの開発や運用、TQF、RIQS等のデータベース、FORM EXという帳票システムを使用します。

有名なところでは、BIGLOBEの前身PC-VANがACOS4を使用していました。

最新のACOSはExpress5800シリーズを利用したWindowsベースのACOSがあります(IPXシリーズ)。
Windowsで動作するエミュレータはありません。ハードからソフトまで全てNECから購入することになり、数千万円規模になります。
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もうほとんど知っている人もいないと思うので、菩提を弔う意味で、ACOS-6について書きますね(結構怪しくなってるけど)。



補足すると、ACOS-6はNECの開発ではく、元々は、GEが開発したGCOSというOSです(実際の開発者はHONEYWELLだったらしい)、これをGE撤退後、NECと東芝が引き受け、ACOS/TOSBACとして製品を継続、その後、東芝も撤退してNEC単体になりました。この辺りには当時の通産省の思惑が絡み、NECには貧乏くじだったと思います。

なお、根源をたどるとMultics開発の母体がGCOSであり、ここから、失敗後unixが出てきます。実際、ACOS-6にはunixのようなファイルシステムが実装されていました。また、TSSもそれなりに高機能なものが用意されており、他社機と比較するとかなり特殊でした。

ACOS-2/4はバイトマシン(8bit=1byte、4byte=1wprd)ですが、ACOS-6は36bit=1wordのワードマシンで、インデックスとして当時としては巨大な1メガバイト相当(256k word)のリニアアドレッシングができました。まあ、これが、後のアドレス拡大の遅れにつながり、スーパーコンピュータへの道を閉ざすことになります(仮想アドレスの出来が悪かった)。

JCLやTSSもIBM系であれば、FACOMでもHITACでもさほど違和感なく乗り換えられるのですが、ACOSの2/4/6の乗り換えはその比ではありませんでした。NEC単体で三つ面倒見るのは困難だったでしょうね。
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この回答へのお礼

非常に詳しい情報ありがとうございます。
私は後々理解すると思います。

お礼日時:2006/09/15 19:04

ACOSは汎用コンピュータ(メインフレーム)のハードウェアとそのためのOSの事を指します。


NECでのオフコンの位置づけは現在のExpress 5800シリーズになります。

OSとしては、小型機向けのACOS-2系用のACOS-2、中型機~大型機向けのACOS-4系用のACOS-4、大型~超大型向けACOS-6系用のACOS-6との3系統があります。
ACOS-2/4/6それぞれの中でもいくつかのバージョンが存在します(いていました?)

現在、パラレルACOSとして専用プロセッサのものも存在していますが、インテルのプロセッサ上で(専用のファームウェア経由で?)動作するACOS(ACOS-2/4)もあります。
ただ、Windowsで動作するエミュレータはないと思います。

また、NECのスーパーコンピュータにSXシリーズというものがありますが、初期のSX-1、SX-2はACOS-4系のコンピュータでOSもACOS-4をベースにしたSX-OSというOSで動作していました。
ただ、SX-3になって現状も使用されているUNIXベースOSのSUPER-UXに変更になっていますが。
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