
学生実験でスチレンを合成しているのですが、その中で1-フェニルエタノールを脱水するとき、約200℃のオイルバスで硫酸カリウム+銅粉末に1-フェニルエタノールをゆっくりと滴下し、発生した蒸気を冷却して取り出し、エーテルで抽出しました。
この反応がわからんことだらけでして。。。
・硫酸カリウムや銅はどのように反応するのですか?
・最後、銅と共に白い固体が残りました。この物質は一体・・・?
・先生が『銅は沸騰石の代わりみたいなもの』と言っていましたがどういうことですか?
一応図書館でマクマリーとかは調べたんですがこれらがわかりません(>_<)
ご教授お願いいたします。
A 回答 (3件)
- 最新から表示
- 回答順に表示

No.3
- 回答日時:
NaHSO4であれば酸ですね。
単なる酸触媒でしょうね。アルコールが酸触媒存在下での加熱によって脱水反応を起こすのは普通の反応ですし、ご質問のようなベンジルアルコールが脱水を起こしやすいことも事実でしょうね。
濃硫酸を使ってもかまわないのでしょうが、穏やかな条件で反応を行いたいということでしょう。また、濃硫酸を使うと副反応(たとえば中間体のカチオンが生じたスチレンに付加するなど)が起こる可能性もありますしね。
酸触媒の脱水は教科書に書かれていますよね。
銅と一緒に残ったものは硫酸水素カリウムの水和物あたりではないですか。
No.2
- 回答日時:
マーチには、KHSO4のみでこの種の反応を促進する、とあります。
しかし、この塩についても、どのような機構によって脱水を行っているのか?ということについてはコメントがありません。
銅の効果は何ぞや?ということになってしまいますが・・・
おそらく酸化銅(あるいは硫酸銅)もこの反応を促進すると考えられますから、酸化されて生じる銅塩も、脱水剤となっているのではないでしょうか。
別の可能性として、銅の酸化還元によってラジカルが生じ、これが脱水に関与しているのかもしれませんが・・・
No.1
- 回答日時:
Marchを見てみますと、CuSO4がアルコールの脱水剤となる、とあります。
質問者さんの反応の場合も、銅が酸化され、系中で生じたCuSO4が脱水剤となったのではないでしょうか?
しかし、CuSO4がどう効くのか?ということについてはノーコメントでした・・・
また、KHSO4もこの種の反応を促進する、とあります。
ルイス酸が効いているとすれば、ヒドロキシ基に銅カチオンが配位して活性化することで脱水を促進するのかも?
ありがとうございます。
質問文が間違ってました。使用したのは硫酸カリウムでなく硫酸水素カリウムでした(>_<)
私も硫酸銅になるのかと思ったんですがこれだとKとHは何処へ。。。???
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報