プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

ウラスギとオモテスギは、どこが違うのでしょうか?
具体的にお教えてください。

A 回答 (1件)

こんばんは。

一応、林業関係の仕事をしている者です。
参考にされてください。

簡潔に申しますと、樹の形状が違います。
ウラスギは降雪に耐えられる形状、オモテスギはそうではありません。

本州中部の脊梁山脈を境にして、太平洋側の雪の少ない地方のものがオモテスギ(ヤナセスギ、ヨシノスギ等)、日本海側の多雪地帯のものをウラスギ(アキタスギ等)と言います。

ウラスギの形状的特徴は、針葉は少し湾曲し、開出角度が狭い。下枝は下垂し、伏条により幹になって、枯れ上がらない。そして樹冠の先端は高齢になるまで尖ります。
一方、オモテスギは、針葉はほぼ直線状で開出角度は広い。下枝は下垂せず、枯れ上がりやすい。樹冠の先端は幼齢から鈍形になります。

ことばだけの説明では、うまくお伝えできたわかりませんが、ウラスギは雪が降っても、枝や幹が折れないような形状をすることで、自然淘汰のうち、生存してきたといえます。

この回答への補足

Q1:ウラスギとオモテスギの写真のあるサイトはないでしょうか?

Q2:いわゆる芦生杉はウラスギですか?
芦生杉といわれている樹でも葉が開いているものがありますが、オモテスギなのですか?

補足日時:2006/11/19 21:55
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ありがとうございました。
針葉の葉が、内側に湾曲するのがウラスギで、オモテスギは開いているという特徴はよくわかりました。
樹冠の先端が尖るか、鈍形かというのもわかりやすいですね。

お礼日時:2006/11/19 21:55

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!