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こんにちは
A4サイズに比べ、B5やそれ以下のノートPCって性能の割りに、価格が高いと
思いますが、
一体、何にコストがかかって、高くなってしまうんでしょうか?
(※現行機種で最も高いのは17型ワイド画面のラインだと思いますが、それ以外の
一般論でお願いします。)

A 回答 (7件)

考え方として2つあります。


まず第一に既に回答があるように小型化によってコストが嵩むというケース。

これは、例えばパソコンのパーツは40度~50度以上の高温下では摩耗が激しく70度や80度を超えるとパーツによっては動作不良を起こします。(熱暴走)
最近のCPUやグラフィックスチップは高い発熱があり、ハードディスクも回転数が上がったことで発熱が増大しています。全体的に、熱の発生量が一昔前より大きくなっているのです。

小型化するということは、小さな筐体の中にこれらの発熱の多いパーツが密集することを意味します。そのため、放熱が難しくなり、エアフロー(暖まった空気を逃がすための経路)を考えなければいけなくなります。

これは、10m×10mの部屋に50人の人が入っているのと、100m×100mの部屋に同じ人数の人が入っているのとでどちらが早く温度が上がるかというのを考えれば分かりやすいでしょう。一般に、広い方が同じ発熱であれば外気との接触面が広くなりますし、部屋も広くなり温度は上がりません。

これがノートの小型化の障壁となる物です。もちろん、筐体が小さければバッテリの大きさにも制約が出てきますから、消費電力もより少なくしなければバッテリの持ちが悪くなります。

要は、技術として速度ではなく省電力と廃熱発熱に重点を置く分コストが掛かるのです。もちろんそれには、実用に耐えるだけの強度、安定性とメンテナンス性を持つ必要があります。

もう一つは、需要の問題があります。
一般に誰もが購入する売れ筋商品は大量生産されるため単価が下がるという資本主義の原理が働きます。今15~17インチクラスの製品が比較的廉価に手にはいるのは、これらの商品が大量に生産され売れているためです。特に、液晶やCPUはこれらの製品向けがそのほとんどを占めています。これは、普通にノートを買うユーザーの多くが特に小型なことを望まない傾向が強まっているためで、デスクトップ代替(DTR)向けに購入するユーザーが増えていること。性能を求めるユーザーが多いことなどが原因となります。


対して、小型な製品はいわゆる持ち運びを目的としたユーザーで尚かつ小型を望む人にしかニーズはありません。これは、主にビジネスや携帯という用途を望むユーザー向けであり、とにかくノートが欲しいという一般的なユーザーからは外れます。
その結果、液晶や各種パーツの製造量は上記の製品より少なくなり付加価値からコストが高くなります。日本では比較的ニーズが多いですが、海外では日本よりニーズは少ないため、部品単価は高めです。


尚、パフォーマンス当たりの価格で言えば、最初の理由から性能を向上させると発熱が増大するため、モバイル製品は高性能な製品を実装できずパフォーマンス辺りのコストは高くなります。これは、筐体の大きさによる放熱効率の差によるものです。
尚、現在投入されているサーバ/ワークステーションからモバイル/薄型までのプラットフォーム一覧は以下の通りです。基本的にプラットフォームは、そのサイズや用途毎にこのように区分されています。(これはインテルCPUとチップセットプラットフォームの場合です。CPUに限らず複数のパーツにこのような区分があります)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/intel …
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この回答へのお礼

そうですか。主に発熱の問題で、コストパフォーマンスが低くなるんですね。
それとやはり、需要の問題で、値段が下がらない←→割高だから、売れない
というとことで、高止まりしてしまうんですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2006/12/11 21:39

まぁ、基板も高いですね。


一般的な家電は、片面一層(板の片側にしか電気回路がない)基板を使うのですが、回路を詰め込んでいくにしたがって、両面→多層となっていきます。

ノートPCだと6層板以上を使っているんじゃないのかな?
デスクトップPCでも4層板使っているから。

あと、取り付ける部品も小さくなってきますね。
これを基板にくっつける機械も高精度な物が必要になりますから、ここでも設備投資が必要ですね。
ひょっとしたらワイヤーボンディングで直接「石(集積回路)」を基板につけてるのかもしれないし。

小型化って、技術の粋を集めています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2006/12/12 17:10

例えばパナソニックのレッツノートは


神戸市の西神工業団地で作っていて、ほとんど手作業です。
基盤が出てくるまでは自動ですが、
メモリーをはめ込んだり、ハードディスクの衝撃吸収剤を
貼ったり、組み立て検査ラインだけでも数10人は並んでいますよ。
それだけ人件費がかかっていますね。

特にレッツノートなんかは、タッチパッドを開くと
CDドライブがあって独自仕様でしょ??
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この回答へのお礼

そうですね。あれは独特な仕様ですよね。
レッツノートの液晶が例えば14.1型のやつと、10.2型では、ラインの人数が
かなり違ったりするんでしょうか?
ありがとうございます。

お礼日時:2006/12/11 21:32

#1です。



マザーボードと本体のガワでしょうか。
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この回答へのお礼

筐体とM/Bですか。ありがとうございます。

お礼日時:2006/12/11 21:28

小型化のための専用部品の設計や製造。



携帯電話では、NECとPanasonicや、CASIOと日立というように、ハードウェアの共同開発化によるコストダウンが進んできましたね。

PCの場合、メーカーがソフトウェアを作っていないので携帯電話のようには行かない=コストに跳ね返るのでしょうね。
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この回答へのお礼

携帯はそうやって、コストを下げているんですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2006/12/11 21:28

もちろん小型化のためです。

機能・強度を確保しつつですから。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2006/12/11 20:44

小さいから安いだろうではなく、小さくするために金がかかる。

と考えてください。

デスクトップ向けですと量産性の高いというと語弊があるかもしれませんがそれなりに数が出て規格さえ合えばたいていのパソコンに使える汎用部品が多いですが、小型化をすると特定のメーカの特定のモデルにしか使えない部品を設計したり製造するためコストダウンが難しいと思われます。

この回答への補足

ありがとうございます。

補足日時:2006/12/11 20:44
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この回答へのお礼

『小型化のためにコストがかかる』という答えは予想したんですが、
汎用パーツが使えない、専用設計になってしまうということですが、
具体的にどういった部品なんでしょうか?

お礼日時:2006/12/11 20:43

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