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高2の男です。
「応憐半死白頭翁」という漢文がありますが、これの書き下し文は「応に憐れむべし半死の白頭翁」という風に授業で教えられました。
これはなぜ「応に憐れむべき半死の白頭翁」という風に書き下し文にしてはいけないのでしょうか?
漢文はあまりできないので、わかりやすく説明していただけるとありがたいです。

A 回答 (3件)

こんにちは。


「べし」と読むか、「べき」と読むかですね。
確かに、ふつうに見たら「憐れむべき半死の~」って下に続けてもおかしくない印象を受けます。
しかし、ここでは「べし」と読むのが適当だと思います。

なぜなら、この一文は、漢詩の一部だからです。
漢詩には「対句」と言って、隣同士の句の構成を同じにする表現技法があります。
訓点付き漢文をみると、返り点の位置が同じだったりして非常にわかりやすいのですが…。
この文の前には、下記のような句がきています。

寄言全盛紅顔子  言を寄す 全盛の紅顔子

こちらはわかりやすいですね。
2文字目で文章が一度切れています。
この二文を対句と考えると、質問者様の

応憐半死白頭翁

も、2文字目で一度文章が終わる、と推測することができます。
というわけで、「べき」と下に文章をつなげるより、「べし」と終止形の形にした方が適当だと、先生はおっしゃったのではないでしょうか。
ただ、句法というのは、後世の学者が漢文を読むために考えた決まり事みたいなものなので、読む人によって書き下し方にもぶれが出てくるのは当然かと思います。
この文が漢詩でなかったなら、「応に半死の白頭翁を憐れむべし」と読むのも可能です。

説明が分かりづらかったら、また質問してくださいね。
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アイラブユーはとりあえず「私はあなたを愛している」と訳すと授業で教わったはずです。

そう教わったのに「べつに『私が愛するあなた』と訳したっていいではないか」と言い張るのとだいたい同じことです、この質問は。
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「べし」は終止形、「べき」は連体形ですね。



「憐れむべき白頭翁」だと単に憐れみの対象の翁がいるだけです。
「憐れむべし」とするとそこで文が切れ、自分の感情が入ります。
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