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漢文の比較で 「如かず」 という語の後ろに「也。」がついたとき、ひらがなで書き下せ。とありました。(表現しづらいので多く省いています。)

答=しかざるなりと

とありました。でも、古文では「ず」に「なり」がつくと本活用につくと習いました。古文と漢文では接続は多少違うのでしょうか?

A 回答 (2件)

「本活用」とは、連体形でも「ざる」でなく「ぬ」ということですね。


つまり「~ざるなり」でなく「~ぬなり」であるべきではないかということだと思います。
それがどの程度厳重なルールか私は知りませんが、古文と漢文と違うことはあります。
国語としては「用ゐる」(ワ上一)ですが、漢文では「用ふ」(ハ上二)とし、「居り」(ラ変)を「居る」(ラ四)にします。
話を戻せば、漢文訓読において、打ち消しの助動詞「ず」の活用のうち「ぬ」「ね」は使われることがありません。常に「ざる」「ざれ」を使います。
「な」「に」が使われないことは言うまでもありませんね。
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塾で高校国語を担当している者です。



>古文と漢文では接続は多少違うのでしょうか?
そんなことはありません。
古文も漢文も同じです。

>古文では「ず」に「なり」がつくと本活用につくと習いました。
その場合の「なり」は「断定のなり」ではなくて、「伝聞推量のなり」になります。
「断定のなり」には体言(名詞)・活用する語の連体形などが接続します。
なので、漢文で習った「しかざるなり」の「なり」は「~に及ばないのだ」と訳す「断定の助動詞」であるということになります。
もし、「伝聞推量」であれば「~に及ばないようだ」と訳せますが、
基本的に漢文では推量表現もきちんと句法が決まっているため、
今回の「如かず」の場合は、推量表現は不適切である、と言えるということです。
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