電子書籍の厳選無料作品が豊富!

バラの木や桜の木の挿し木から生長した木々はクローンだと聞きました。
生物学の本ではクローンした動物は短命である、なぜなら細胞は分裂できる回数が決まっているからだと読みました。
ならば、挿し木をした木は短命ということにはなりませんか?

A 回答 (4件)

お読みになった本はテロメアによって「細胞は分裂できる回数が決まっている」ということと思います。

しかし,その説には懐疑的な研究結果も出てきました。最新の情報を以下に示します。

ブリティッシュコロンビア大学癌研究センターのLansdorp博士の説明によれば「私たちは、テロメアの長さを調節する遺伝子、およびテロメアの長さと老化の詳細な関連に興味がある。ある生物種の寿命にテロメアの長さが関係している事を示すのはむずかしい。なぜなら、正常な個体でも、テロメアの長さはまちまちだからだ。テロメアは明らかに年齢とともに短くなる。しかし、年齢と直接に関連しているとは言えない。さまざまな長さのテロメアを持つ細胞がまだ増殖できるし、個体によって生まれた時のテロメアの長さも異なる」

「挿し木をした木は短命ということにはなりませんか?」といった疑問はその通りのようです。一般的な樹木の寿命は何百年・何千年といったものですが,ソメイヨシノや多くのミカンなどの挿木で増やされたものの寿命は数十年~百年のようです。原因はわかってはおりません。前述のようにテロメアはテロメアーゼで長く復活します。親樹のテロメアが短いためと簡単にいえない訳です。
    • good
    • 1

恐らく、短命になると思います。


概ね質問者さんのお考えは正しいと思います。
ですが、木のように長寿な生物は理論的な寿命で死ぬことの方が稀だとおもいます。
だから挿し木は「短命になる一因となる」というのが正しいのかも知れません。挿し木が親樹より長生きしても何の不思議もありません。

また蛇足ですが、クローン=短命ということではありません。お読みになった本では「体細胞クローン」と言う意味でクローンと書いてあったのだと思います。体細胞クローンは今の技術ではおおよそドナーの年齢だけクローンの寿命が短くなるようです。一卵性双生児は同じ遺伝情報を持つ=クローンですが、寿命は短くありません。
    • good
    • 0

「クローン=元の個体から分かれたもの」とすると、


単細胞生物などが増殖する際に行う分裂によって出来た個体もクローンということになり、短命(つまりもとの個体よりも寿命が短くなる)ということになりませんか?

貴方がお読みになった生物学の本に記載されたクローンとその寿命に関する記述は、受精卵が分裂を行った後に受精卵を細胞毎に分割する事によってつくるタイプのものに関してのものではなかったでしょうか?

クローニングの方法としては他に、受精卵の遺伝子を入れ替えてしまうというものがあります。
この場合は、受精卵はまだ一度も分裂をしていませんから、細胞が分裂できる回数による寿命云々という説明はあてはまらなくなります。

挿し木というのは、個体の分割であって、個体の複製(クローン)でありません。
    • good
    • 0

        ↓↓


> クローンした動物は短命である
        ↑↑
「木」は動物じゃありませんよ。

タネから成長した個体(本体)ではないという意味で捉えれば、挿し木した個体(分体)はクローン(複製体)という事もできるかもしれません。

貴方が、「挿し木をした木は短命ということになるのではないか」と考える根拠となった説は植物を対象としていない(文中に「動物」と記されている)事と、その説で言われるクローンと貴方の言うクローンでは「クローン」という言葉の意味するモノが違っているといった事から、貴方の説は残念ながら成り立ちません。

同様の論法で行くと、単細胞生物やウィルスは増殖して個体数が増えてもそれと比例して、活動時間(寿命)が短くなっていってしまう事になります。

この回答への補足

「同様の論法で行くと、単細胞生物やウィルスは増殖して個体数が増えてもそれと比例して、活動時間(寿命)が短くなっていってしまう事になります。」
ここのところを「教えてgoo!」

補足日時:2006/12/17 21:00
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!