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 園芸書などを読んでいると花付きが悪くなったり、
冬越しをする場合など、挿し木などして小さい苗にして株を更新したりする場合がありますが

 この場合その植物の寿命はどうなるのでしょうか?
桜の品種やバラの品種とか種子を取っても親と同じ
物を望めない植物は挿し木するしかないですよね。

 でもこの場合その固体の体細胞は古いままですよね。この場合その植物の寿命はどう考えればよいのでしょうか? 桜のソメイヨシノなどはすべて挿し木で
増やしてますよね。突然世界中のソメイヨシノが
同時に枯れ始めたり、突然世界中のある品種のバラが
ほぼ同時に枯れはじめたりするのでしょうか?

A 回答 (1件)

挿し木により木を小さくすることで若返るのにはいくつかの理由があります。

まず、木の中には養分を作り出す緑色部分(葉っぱ、ですね)と、養分を消費する部分があり、木のサイズが大きくなるに従い、幹や根といった消費する部分の負担が大きくかかる様になります。ですから、小さなサイズからやり直すことで若返ることができます。

しかし、サイズを小さくしたからといって必ずしも元通りに若返ったわけではありません。

植物の体には動物の体と違って、生涯分裂を繰り返す組織があります。芽の先端をのばす茎頂分裂組織と、幹を太らせる形成層、それに樹皮を作るコルク形成層などもこれに準ずるでしょう。しかし、これらの組織の細胞も分裂できる回数に限りがあります。

ですから、寿命の長い挿し穂を作るには、できるだけ若い芽を使うといいのです。というと、そうか、今年伸びた一番先の芽か、と思われるでしょうが、その逆です。幹をできるだけ低い位置で切って、出させた芽を使うのです。

株から生える芽は、かつては「不定芽」といって、不規則な場所に突発的に生える芽と思われてきました。ところが、調べてみるとそのほとんどはその木が若い頃につけたまま展開しなかった「潜芽」といわれる芽であることが判ってきたのです。

上のような理由で、ケヤキなどの優れた材質を後世に残す、といった目的の挿し木は、潜芽を発芽させて使います。しかし、ソメイヨシノなどの花木では枝先の芽を用いて増やしています。そして、寿命が短くなりつつあるのも事実のようです。
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この回答へのお礼

 詳しいご回答狩りが問うございます。

>木のサイズが大きくなるに従い、幹や根といった消費する部分の負担が大きくかかる様になります。

なるほど! 太陽光は面積で受けるのに対し、それを消費するのは体積ですから、大きくなればなるほど効率は落ちますよね。

やっぱり挿し木で更新しても寿命はいずれ来るんですね。有難うございました。

潜芽とういのは気が若い頃の芽が展開せずにそのままのものだから細胞がわかいままなのですね。

有難うございました。

お礼日時:2005/01/15 15:50

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