
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
仏教では地鎮祭というものはなく、起工式を行うとよいと思います。
1.仏式の地鎮祭を頼むにはどこへ頼めばいいのか?
まずは、自分のうちの菩提寺(所属しているお寺)に頼むのが礼儀だと思います。もしそこでできないというのであれば、他のお寺を紹介してもらったり、自分で別のお寺を探すということになるかもしれません。しかし、たいがいやってくらるとおもいます。
2.お供え物はどのように違うのか?
それは、宗派によってやお寺によって違います。ほとんど何もいらないというところもあれば、いろいろ用意しなくてはならないといけない場合もあります。頼むお寺に聞くのがもっとも確実でしょう。
3.祭壇にちがいはあるのか?
もちろんちがいます。かたちうんぬんではなく、ご本尊が祭られるかと思います。後は焼香台などが置かれると思います。ですから、形の上では神道のものを代用することも可能だと思いますよ。
4.式次第のちがいは?
地鎮祭といってお塩やお酒でその土地を清め、建築にとりかかる前に土地の神さまを鎮めるための儀式です。言いかえれば、その土地に神さまが住んでいて、家を建てるとその神さまが怒り出してしまうと困るから、丁重にお奉りをして怒り出さないようにする。そうすれば事故も起こらずに無事建築を終わらせることができるというものです。
仏教の起工式といいます。さまざまな人々のお陰様をもって建築の運びとなったご縁をお互いの喜び合い、これを仏さまに感謝するとともに、自ら責任をもって工事に取り組もうと襟を正し、この建物が安全にそしてしっかりしたものしすることを仏前に誓う儀式であります。
こんなところでしょうか、私も何度かやらせていただいたことはありますが、そんなに難しい式ではありません。気軽にご自身の菩提寺の問い合わせてみてはいかがでしょうか。ただ、土日祝日などはお寺のほうで法事が入っていたりするので、平日にしたほうがよいかもしれません。宗派によっては大安などの日にちにはこだわらない宗派もあります。
参考にしていただければ幸いです。よい家が建つといいですね。
合掌 南無阿弥陀佛
この回答へのお礼
お礼日時:2007/01/13 22:56
大変貴重なご意見、アドバイスありがとうございました。細かい内容の質問にもかかわらず、ご丁寧にお答えいただき感謝しております。さっそく問い合わせしてみます!本当にありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
真言宗など密教では寺院・堂宇の建立、家屋を造立する際に、「土公供(どこうく)」という儀式を行います。
これは大地をつかさどる護法神である地天(じてん:堅牢地神<けんろうちじん>とも)を供養する儀式で、大地は地天の所領であるため、土地をもらうために行います。古代インドでは天空(天父)に対して、大地は地母といい神々の母として高い神格を有していました。そのため初期仏教から地天は大地の徳を表した守護神として、早くから取り入れられていました。
特に釈尊が悟りを開いた際に、悪魔が現れて「その悟りを証明するものはない」と誘惑したところ、宝物を持った地天が現れて悟りを証明したという話に基づき、また大地は万物を育成する力を表しますから人間が悟りを求める心をより堅固にするという意味で、地天に供養することで諸々の災いを退けると同時に、仏道への精進をより高めるとされます。
密教の場合は土公供をキーワードに調べられてはどうでしょうか。
参考『密教大辞典』(法蔵館)
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