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昨年末に私の長兄夫婦が後継者を決めないまま、相次いで他界しました。一人娘がおりますが長男に嫁いだ為、何代も続いた家の後を継いで先祖の供養や法事等の行事、お墓の管理などを行うことは出来ず、兄の弟に後継者になってもらうしかない状況です。
そこで問題となっている点は、今後お寺や法事やお墓の維持などにかかる費用です。
永年に渡るお寺の檀家でもあり、何かと費用がかかることは目に見えてます。
兄の弟に後継ぎになってもらうには、財産の相続をする兄の娘から、なにがしかのお金や財産の一部をつけて譲るべきでしょうか?
(ちなみに、亡き兄は、祖父より他の兄弟の2倍の財産を相続していました。)
詳しい方がいらっしゃれば宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

曹洞宗の僧侶です。


結論からいえば、先祖祭祀の継承と家産の相続は本来別個のものですので、亡くなられたご長男夫婦の遺産を相続する娘さんが、先祖祭祀を継承しないからといって相続財産の一部を両親の兄弟姉妹(おじおば)のうちの祭祀継承者に譲らなければならないという事はありません。
まず、ご長男の家から他家に嫁いでいる娘さんとご長男の兄弟姉妹の、どちらかが先祖祭祀について継承順位が高いのかという事をよく吟味しなければなりません。
現在は法的にはイエ制度は無くなっていますが、先祖祭祀の継承は現在でも古い形の「イエ」を基準に考えるのが一般的だと思われます。
そのように考えるのであれば、他家に嫁いで「イエ」を出た娘さんは、すでにご実家の祭祀継承者の枠外に出ていると考える事もできます。この場合、先代からの祭祀を継承した長男家は絶家(イエが絶える)になっている状態ですから、もしそこで先祖祭祀を止めてしまう事ができないとすれば、亡くなったご長男と同世代つまり兄弟姉妹に遡って継承するしかありません。
長男が亡くなり、その家が絶家になっているのであれば、残された兄弟姉妹の間で相談し祭祀継承者を決めるのが順当であり、むしろ当然と考える事ができます。

祭祀の継承によって発生する費用について書かれていますが、祭祀を継承するのであれば、そのための経費を負担しなければならないのは当然の事で、それが嫌であるとか遺産相続の割合がどうこうという理由で納得できないのであれば継承しなければよいのです。
先祖祭祀は嫌々ながら引き受ける面倒事として考えると、とても続けられるものではありません。先祖の恩を受けた子孫の務めとして、恩に報いる気持ちを持たれる方が継承されるべきではないでしょうか。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答誠に有難う御座いました。大いに参考にさせて戴きました。

お礼日時:2007/01/28 20:33

ご質問はあくまでも“兄の弟が祭祀の承継者になるにはどうすればいいか?”ですね、その他に承継する者がいないという前提で。



兄の弟さんは「兄の娘から何がしかのモノをもらわなければ嫌」と言っていますか?
兄の娘さんは「・・・2倍財産を相続していても何も譲りたくない」といっていますか?
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 別の家の長男に嫁いでもその一人娘が後継者でしょ。


 現在の相続ではその一人娘が唯一の相続人ですよ。その娘さんが相続放棄して初めて、亡くなった人の兄弟が相続人になれます。
 さて、お兄さんとその奥さんはどちらが早くなくなったのでしょうか。義姉さんが後から亡くなったとするとお兄さんの兄弟であるあなたたちではなくて義姉さんのご兄弟が相続人になります。
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