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ソニーカセットデッキTC-K555ESRを中古で入手しました。
取扱説明書が無かったので、お尋ねします。
キャリブレーションシステムが搭載されているのですが、使い方が
よくわかりません。テープの特性にあわせて録音再生ができる機能
だったと記憶しているのですが。。。
どなたかご教授ください。

A 回答 (4件)

自称オーディオマニアです



現在市場に出ているテープには様々な種類があり、テープの磁気特性、磁性層の厚みなどによってそれぞれ特性が異なり、本機のTAPE切換スイッチを正しくセットする事で、一応はテープのタイプにあったバイアス電流、イコライザー特性が得られますが、厳密にはこれで個々のテープに最適な録音特性が得られたとは云えません。
お使いになるテープの特性を最大限に生かして優れた録音結果を得るために、本機のキャリブレーション機能を利用下さい。
まず、バイアスキャリブレーションでバイアス電流を調節してフラットな周波数特性に補正し、録音レベルキャリブレーションでテープ感度を補正します。
CALIBRATION BIASつまみを回すと録音レベルキャリブレーションのレベルも影響を受けるため、順序を守って下さい。

[バイアスキャリブレーション]
録音の時ヘッドのコイルに信号と共に流す高周波の電流がバイアスです。
バイアスが浅い(少ない)と高域は上がり、歪みが増え、逆にバイアスが深い(多い)と高域は落ちますが、歪みが減ります。
最適バイアスはこの両特性のバランスが取れた点です。
この最適バイアス値に調節するのがバイアスキャリブレーションです。
バイアスキャリブレーションで調節できるのはTYPEI、TYPEIIのテープのみで、TYPEIVは調整できません。
※TYPEI~NORMAL、TYPEII~CrO2、TYPEIV~METAL
<手順>
1.録音テープを入れます。
2.テープのタイプにあったTAPE切換スイッチを押し込みます。
3.録音ソースの音を出します。
4.●ボタンと▲ボタンを押してソースの音を録音します。
5.録音中にMONITORスイッチを押してTAPEに切り換え、SOURCEの場合と出来るだけ同じ音質に聞こえるようにCALIBRATION BIASつまみを調節します。
※ 録音の最中にキャリブレーションつまみを回さないで下さい。
※高域を重視したい、低域を重視したいといった好みにより、やや浅め、やや深めのバイアス値にアレンジする事も出来ます。
[録音レベルキャリブレーション]
録音の際MONITORスイッチをSOURCEにするとピークプログラムメーターは録音される音、つまり、ソースの入力レベルを示します。
この状態でメーターを最適レベルに合わせて録音してもテープの感度が悪いと録音された音つまりテープの再生レベルは下がってしまいます。
そこでCALIBRATION REC LEVELつまみを調節して再生レベルが下がる分だけ上げて録音するようにします。
これが録音キャリブレーションです。
ドルビーNR方式による録音では特にこのキャリブレーションは有効です。
ドルビーNR効果はドルビーNR回路が録音、再生で動作するレベルが合って初めて生かされるためです。

MONITORスイッチをSOURCEとTAPEに交互に切り換えて、ピークプログラムメーターの振れが同じになるように、且つ耳で聞いて同じレベルに聞こえるようにREC CALつまみを著説します。

これでこのテープの最適バイアス値が得られ、テープ感度も補正されました。
録音した音を消すためにテープを最初まで巻き戻してから本番の録音を始めて下さい。
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度々自称オーディオマニアです。



取説所有しております。
この機器を含めて国内外約の取説や回路図を所有、外国語は翻訳して約200機種を公開していますが、著作権等の問題で以前gooより私のHPの掲示は禁じられていましたので、googleで見つけて下さい。

尚、K555シリーズは表紙の違いだけで中身は同じです。

NO.1の回答はその取説の抜粋です。
他の機能等でも解らない点はこのコーナーで質問頂ければ取説より抜粋してお答えできます。

この回答への補足

お返事ありがとうございます。
HP拝見しました。
ではお言葉に甘えて(^^;)。。。
ドルビーB、Cのボタンの横にMPX PILTER ON/OFFの
ボタンがあるのですが、これにはどんな機能があるのでしょうか。

補足日時:2007/03/05 19:16
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NO.1の 自称オーディオマニアです。



ソニーのサービスセンターにまだ取説があるそうです。
17頁にキャリブレーションシステムの操作方法が載っています。
NO.1のお答えは、その抜粋でした。

この回答への補足

情報ありがとうございました。
ソニーサービスセンターに確認してみましたが、
コピー配布も不可とのことでした。
「17ページに載っている」ってことは、
自称オーディオマニアさんは取説をお持ちなのでしょうか?

補足日時:2007/02/28 23:28
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その機種を使ったことがあるわけではありませんが、検索してみたところ、たぶんこんな感じです。



(1) 調整したい対象であるカセットテープを入れる

(2) RECを押して録音状態とする(入力ソースは無くてよいです)

(3) CALIBRATION ボタンを押す

そうすると、録音ヘッドにはLOW(400Hzくらいかな?), HIGH(10kHzくらいかな?)の2種の基準信号が印加されます。一方、メーターにはその録音レベル結果がモニター表示されます。

(4) レベルメーターを見ながら、BIASツマミを回して、
  HIGH, LOWの録音レベルが同じになるよう調整します。

おそらく時計方向へ廻すほどHIGHは下がり、反時計方向へ廻すほどHIGHは上がるでしょう(つまり感覚的には逆)。
これで適切なバイアス量になり低音と高音の録音レベルが揃いました。必ずしもLOW, HIGHが完全にレベル一致しているほど「音が良く感じる」、というほど単純なものでもありませんが…。
それでもレベルを同じにできなければ、REC EQ微調整が備わっているのであれば、そちらをいじってみます。

(5) (4)が終了したら、今度は小さい方のREC LEVELツマミを廻して、
  メーターのREC CAL の赤い印がある所へレベルを合わせます。
  録音レベルが変わればバイアス量も変えるべきで、場合によって
  は4と5を何度か繰り返します。

この作業をテープごとに、録音するたびに、再調整します。なんとも面倒臭いことですね~。簡便さばかりを追い求める現代とは大変な違いですね。カセット好きには、この「儀式」にも似た音へのこだわり、探求がこたえられない快感だった時代があるのですね。

これらの作業シーケンスを全自動化処理化した「フルオートキャリブレーション」を搭載した機械も出現しました。
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この回答へのお礼

いろいろと調べていただき感謝です!
フルオートキャリブレーションはかなり晩年期に搭載されて
いたのでしょうね。
手間暇を楽しむというのもオーディオの醍醐味と言えそうですね。

お礼日時:2007/02/28 23:35

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