
関西で飲食店を営まれている主人から電気料金の相談を受けました。
請求内訳例ですが、常時基本料金\99,351-(料金対象電力57Kw)
常時力率修正額\-14,902.65-(力率100%)
夏季平日電力量料金\151,224.71-(12,467Kwh)
夏季休日電力量料金\52,552.62(6,234Kwh)
合計額\288,225.68-
電力会社にも相談してみましたが納得できませんでした。当方、素人です。何方か意見を頂けないでしょうか?宜しくお願いします。
現在、80KVA(3相50KVA,1相30KVA)キュウピクルです。契約種別は、高圧電力AS-WEです。18年度の契約電力(※1)の実績は、1月は29Kw、2月は25Kw、3月は25Kw、4月は13Kw、5月は29Kw、6月は33Kw、7月は45Kw、8月は52Kw、9月は57Kw、10月は49Kw、11月は24Kw、12月は28Kwです。
3相200Vで稼動している機械は、ピザ焼き器10A、パン焼き器23A、エスプレッソマシン12A、製氷機6A、冷蔵庫6A×3、プレハブ冷蔵庫4A、アイスクラッシャー6A、ドゥコンディショナー7.7A、給水ポンプ5.5A、汚水処理装置2A、クーラー23Aです。
9月の57Kwと数値が高いのはやはりクーラーを使っているからでしょうか?
クーラーは劣化していますので、この際、高効率の機種に取り替えるとします。以上の内容で、低圧電力(基本料金、使用電力量)、従量電灯(基本料金、使用電力量)と分けて契約することは可能でしょうか?電力使用料金はどのようになるのでしょうか?
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
私の意見としては、このまま高圧受電のままが良いかと考えます。
試しに低圧にした場合の概算を試算してみましょう。
まず前提として契約電力は
従量電灯を25kVA(125Aのブレーカーで抑えるとして200V×1250=25kVA)
低圧電力を32kW(ここで挙げられた三相200Vの設備を合計すると117.2Aで117.2×200×1.73=32)
使用電力量の4割を電灯、6割を電力として計算します。
基本料金 従量電灯B 378円×25kVA = 9,450円
低圧電力 1,029円×32kW =32,928円
電力量料金 従量電灯B 120×15.84+180×18.93=19.79×7180 = 147,400円
低圧電力 11.45円×11,220 =128,469円
合計 318,247円
結果からいいますと多額の工事費をかけて低圧にする意味は無いと思います。
夏季のみの計算ですから一概には言えませんので1年を通じてきちんと計算されるのが良いと思います。
ただし、計算する場合の基本料金の算定は低圧と高圧では違うというこということをご理解ください。
簡単に言えば高圧は30分平均の最大、低圧は負荷設備の合計です。高圧は実際に使う最大を計量で決めるが、低圧は設置されている機器の総合計で決まるということです。
つまり高圧受電より低圧受電の契約電力が必ず大きくなります。
実際は契約電力はもっと大きくなるはずです。
たとえばsea13さんの算定のなかで空調23Aとありますが、23Aだと約8kWです。しかし夏と冬のデマンドの差は29kWです。ここにすでに20kW以上の差があります。
ところで、
>電力会社にも相談してみましたが納得できませんでした。
何が納得できなかったのでしょうか?
poohhoopさん、ありがとうございます。とてもわかりやすく納得できました。電力会社に納得できなかったのは、こちらの質問内容の整理と準備不足にありました。失礼いたしました。
丁寧に答えて下さって、ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
4番の回答者です。
一部記載漏れがありました。
低圧電力を32kWの内訳で力率を加味したのを記載漏れしました。
誤 117.2Aで117.2×200×1.73=32
正 117.2Aで117.2×200×1.73×0.8(力率)=32
No.3
- 回答日時:
電力会社が違うので100%の答えとは言い難い部分がありますが・・・。
過去の似たような質問に対する回答を下記に記しておきます。(全く逆の事例なのでむしろ参考になります。)
賃借か所有物件かによっても回答が別れるところですが、ランニングだけでなく、イニシアル部分のコスト判定も必要と考えます。なお、現状のままこの体系を享受した方が需要家側にメリットある可能性をも考慮して下さい。
参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2433714.html

No.2
- 回答日時:
No.1のmukaiyamaの回答の
「電灯と動力とを足して 50kW未満にすれば、低圧受電」には間違いがあります。
昔はそうだった時期もありますが、現在は
「電灯50kW,動力50kW別々で低圧受電」が可能です。
※条件によってはさらに電灯50kWを加え、電灯100kW動力50kWでの低圧受電も可能(弾力供給といいます)
よって低圧に変更は可能ですが、電気料金は
・基本料金はDOWN(1/5倍程度)
・電力量料金は単価がUPするのでUP(1.5倍程度)
となります。※全体ではUP気味ですね
他mukaiyamaの指摘通り、年間のキュービクル保守料金もなくなりますので、合計のランニングコストはご自身で試算してみて下さい。
電気料金の削減には、やはり空調、照明等を効率の良いものに変更するのが一番ですよ。
環境を大切に。
No.1
- 回答日時:
>低圧電力(基本料金、使用電力量)、従量電灯(基本料金、使用電力量)と分けて契約することは…
電灯と動力とを足して 50kW未満にすれば、低圧受電となります。
>料金対象電力57Kw…
8kW減らさないとだめですね。
>クーラー23Aです…
電流値でなく消費電力で判断するのですが、およそ 7kW程度でしょうか。
>クーラーは劣化していますので、この際、高効率の機種に取り替えるとします…
他の機器がそのままとすれば、1kWのエアコンでも全体で 50kWを下回ることはなさそうですね。
消費電力 1kWのエアコンとは、おおむね家庭の 12~14畳用です。
>電力使用料金はどのようになるのでしょうか…
基本料金は低圧の方が安く、逆に従量料金は高くなります。
その前に、57kW が 49kW 以下になるわけですから、基本料金そのものは安くなります。
低圧にすれば、電気料よりも、「○○保安協会」または「○○電気技術者協会」あるいは個人の電気主任技術者に支払っていた、保安管理費用がなくなります。
こちらの方が、省マネー効果は大きいでしょう。
しかし、低圧にするには、高圧受電設備 (キューピクル) を撤去し、低圧で受電するための配線を新たに設備しなければなりません。
5万や10万でできるものではありませんから、電気工事業者から見積もりを取って、電気料金、保安管理費の低減分の何ヶ月で償却できるか、十分な試算が必要でしょう。
もちろん、49kW以下に設備を減らせるかどうかの検討が先ですけど。
mukaiyamaさん、アドバイスありがとうございます。エアコンを取替えるだけでは改善できない事がわかりました。他の設備でも器具を減らすなりの、なんらかの対策を考えてみます。
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