インドの現状

現在インドの社会問題について勉強中です。
皆さんに、簡単にでいいので、
今インドではどのような問題が存在しているのか教えていただきたいです。
よろしくお願いします。

No.2 回答者： IXTYS 回答日時： 2007/05/09 17:44

こんにちは。

　私は仕事で３０年間に十数回インドに出張しました。　その時得た知識を自分なりにまとめてみました。　内容が多岐にわたり膨大なものになるので、要約しておきました。　これで具体的に質問下されば、さらに詳細を回答出来ます。

●　国境問題
最大のものはパキスタンとのカシミール州の領有を巡る国境紛争です。　インド、パキスタンが独立したことで、藩王国はいずれかに帰属をしなければならなかったが、カシミール藩王は独立を考えていた。　カシミール藩王はヒンドゥー教徒であったが、住民の80％はイスラム教徒という微妙な立場にあったからだ。パキスタンが武力介入してきたことで、カシミール藩王国はインドへの帰属を表明し、インド政府に派兵を求めた。　これが第一次印パ戦争の発端である。以後、第三次戦争まで争っている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%B7% …

●　国内経済格差問題
BRICSという言葉に代表されるように、ブラジル・ロシア・中国と並んで現在最も経済が発展している国のひとつです。　近年のインド経済は好況という印象がある。　特にバンガロール等でのＩＴ産業が盛んである。　しかし、一方では、都市の高層ビル群の隣にスラム街が並存し、夥しい数の貧民が存在する。　
世界銀行での評価では、インドは低開発国である。　どの国においても少数の富裕層と中間層、多数の貧困層が存在するというピラミッド構造である。　しかし、インドの場合、ＧＤＰ２００ドル以下の貧困層が、総人口の八割を越えており、国全体でみると、貧しい国と定義づけられてしまう。

●　核兵器問題
私は１９９８年の五月、ＯＤＡのコンサルタントとしてインドのムンバイ（昔のボンベイ）にいた。　ちょうどその時、インドは二回目の核実験をポカラン砂漠で行った。　（第一回は１９７４年四月で場所は同じ）　そのため、私達は無償供与の案件調査を中止し、帰国した。　帰りの飛行機で、緊急に日本に召還された在インド日本大使と同乗した。　成田空港では数十人のマスコミのフラッシュを浴び、同日テレビニュースで報道された。

●　カースト問題
ヒンドゥー教にまつわる身分制度である。紀元前13世紀頃に、アーリア人のインド支配に伴い、バラモン教の一部として作られた。　カースト制度によって定められる個々の身分もカーストという。カースト制度は基本的にはバラモン・クシャトリア・ヴァイシャ・シュードラの4つの身分（ヴァルナ）に分けられているが、その中で更に細かく分類されている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC% …

No.1 回答者： nacam 回答日時： 2007/05/08 14:08

インドの問題は、あまりにも多すぎて、箇条書きでも述べる事は不可能です。

もう少し絞って質問してください。

大項目として、
国境問題（パキスタン、中国、ネパール）
国内分離問題（アッサム、シッキム、カシミール）
チベット問題
国内人種問題（アーリア系とドラビダ系）
隣国の国内問題（バングラデッシュ、ネパール、スリランカ）
国内宗教問題（イスラム教、シク教、仏教）
言語問題
カースト問題
国内経済格差
核兵器問題
政治的対立
貧困者問題
自然破壊問題
遊牧民問題
パキスタンからの難民問題

まだまだ有ると思いますが、すぐに思いついたものだけ列挙しました。
これらの問題どうしが重なり合ってより複雑な事態に陥っています。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
上記の問題点からより詳しくお聞きしたいことは

・国境問題
・国内経済格差問題
・核兵器問題
・政治的対立
・貧困者問題
・カースト問題

最後に畏れながら質問させていただくのですが、
五ヵ年計画とはどういうものなのでしょうか。

全くの無知ですのでサイトもどれを見ればいいのかよくわかりません。
まだお相手にしてくださるなら、どうぞ返信のほどよろしくお願いいたします。

補足日時：2007/05/08 15:01