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はじめまして。今回は小説について質問したいと思います。

小説を読んでいてよく思うのですが、小説って筆者によって文章の構成や表現の仕方は人それぞれですよね。
みなさんも今まで読んだ本の中で表現が豊かなものや個性的で面白いもの、文章の構造が奇抜なものなど印象に残った本がいくつかあると思います。
その本を紹介して下さい。たくさん書いていただいても読み切れないので数冊程度でお願いします。
どんなジャンルでも結構です。

一応私が読んで印象に残った本を書いておきます。
容疑者Xの献身・・・東野圭吾
十角館の殺人(館シリーズ)・・・綾辻行人
ブレイブストーリー、模倣犯・・・宮部みゆき
すべてがFになる(S&Mシリーズ)・・・森博嗣
あとライトノベルですが
戯言シリーズ・・・西尾維新
キノの旅・・・時雨沢恵一          ・・・etc

ほかにもまだあるのですが、数冊程度と自分で書いたので自重します。
返答よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

伊坂幸太郎さんの作品は、文章構造が面白く、後半から最後にかけて「あっ!?」っと思うものが多いですね。

構造的には「ラッシュライフ」「アヒルと鴨のコインロッカー」あたりが特に凝っています。好みでいえば、「陽気なギャング」2作や「死神の精度」等が好きですが。

京極夏彦さんは、書体やページ組みといった、視覚的な部分にまでこだわる作家さんで、ページの変わる部分では絶対文章が途切れないように(。で終って、新しい段落になるように)書かれています。また、登場人物のモノローグが、一行ごとに長い文章から短いのまでキレイな並びになっていたりとか。
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↑こんな感じで。思考が段々シンプルになっていく感じですとか、視覚的にもよく分かります。
細かい部分だけじゃなく、全体の構造的にも凝ったものが多いです。
また、描写がしっかりしているので、重要な場面での室内の様子とか、登場人物の動きとか、映像としてイメージしやすい文章でもあります。

最近感心したのは、古典ですがベン・ヘクト「十五人の殺人者たち」という短編です。結末自体はそんなに派手な展開でもないのですが、ラストの意外性を出すための、周到な文章運び(不気味な世界を演出)にすっかり感化されて、ラストは「やられた!」。
文章的に奇抜な感じは全然しないのですが、読み終わってあらためて文章の秀逸さに気付かされる、という感じでした。(なので、これが何?どこか特別な文章?と思う方もあると思います。)古典って侮れないなぁ、と感心しました。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってすみません。返答ありがとうございます。

伊坂幸太郎さんの本は数冊しか読んだこともなく、読んだのも4年ほど前であまり内容を覚えていないので、改めて読み直してみたいと思います。
京極夏彦さんはメフィスト賞創設のもとになった人ですよね。(違ってたらすみません。)
京極さんの本はストーリーもおもしろく、様々な工夫や仕掛けがこっていてとても尊敬しています。
それと古典ですか。私はどんなジャンルでも好き嫌いせずに読むようにしているのですが、古典はほとんど読んでいませんでした。
とても興味がわきました。近いうちに読んでみたいと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/12 00:04

奇抜といえば「夫婦茶碗」「パンク侍、斬られて候」などの町田康でしょうか。

文章にリズム感があってとても面白い作品です。
 私も本は好きでけっこう読むほうですが、こんなある意味イっちゃてる作品は読んだことないです。
 「夫婦茶碗」は短編集で表題以外にも何作か載っていて、どれも作者の異才ぶりが堪能できます。大爆笑は必須です。
 「パンク~」のほうは長編の上に時代小説(っぽい)ものですが、パンク侍が出てくるぐらいなのであまり時代は関係なく、最後まで怒涛のごとく読み進んでしまうでしょう。
 以上簡単ではありますが、よかったら読んでみてください。
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太陽の塔  森見 登美彦



文章が小難しいのに(表現豊かですね間違えました)、くっだらなないこと書いてておもしろいです。

質問者様が読まれてるタイプのものではないですが、質問にあげている本が楽しく読めるのであれば1日で読めてしまうかと思います。

よかったら何ページか立ち読みしてみて下さい。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
上の本は最近読んで面白かった本をあげたので、どんなタイプの本でも大丈夫です。
小難しい文章をおもしろくまとめるのは簡単そうで難しいですよね。
難しいのにおもしろくわかりやすい。最高です!
紹介ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/12 00:27

おすすめしたい本は、ご質問者様のお読みになっているジャンルと、全く違うのですが…。


江國香織さんの『神様のボート』
母と娘が主人公で、一章ごと母と娘が交互に語る形でお話が進みます。
お話の中で、娘は小学校低学年から中学生に成長していきますが、
その娘の言葉使いや表現が、少しずつ成長しているのですよ。その歳相応に変化していきます。
急にがらっと変わるのではないところが、すごい。
私の表現では上手く伝わらなくてもどかしいです(>。<)
よかったら、ぜひ読んでみてくださいね。
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この回答へのお礼

返答ありがとうございます。

江國香織さんの本はまだ読んだことはないのですが(映画化されたものならいくつかみましたが)、評判はよく聞きます。
小学校低学年から中学生までの成長を一つの小説のなかで展開し、表現する技術はすごいですよね。心理描写や言葉遣いが大変そうですね。
この本もとても興味がわきました。いつか読んでみますね。

紹介ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/12 00:19

ろくごまるに さんの「封仙娘娘追宝録」は描写がとてもうまいと感じます。


毎回同じような描写がはいるのですが、細かな言い回しや、印象を変えてくる所がすごい丁寧だと思いました。
ライトノベルというか、富士見文庫の中華ファンタジーです。

あとは、伊坂幸太郎さんの「陽気なギャングが地球を回す」は、複線の張り方や構成が、とても小説の王道を行っている感じます。
最近、奇抜なだけの小説もありますが、「陽気なギャングが地球を回す」は、小説の中の小説だと思います。

戯言シリーズも私の中では、当たりはずれがあるけど、面白いんですけどねー。

お礼希望で、ポイントはご自由に。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってすいません。
テスト勉強が忙しくてパソコンをさわれませんでした。

返答ありがとうございます。
伊坂幸太郎さんの本は以前何冊か読んだことはあったんですが、「陽気なギャングが地球を回す」は読んでいませんでした。
伏線が張ってある本は1回目と2回目の印象が変わるので大好きです。
二度おいしいってかんじで。(伏線を回収しきれていない本もありますけど・・戯言とか。)
「封仙娘娘追宝録」は初めて聞きましたが、同じような描写を毎回新鮮に感じるというところに興味がわきました。

今度読んでみたいと思います。紹介ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/11 23:47

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