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よろしくおねがいします

クラシックを音楽を聴くようになって暫くになるのですが、聴く音楽はいつの間にかバッハ以前ばかりです。
いわゆるバロック音楽ですね。
私自身なぜバロックなのか説明が出来ません。
モーツァルトやベートーベンも聴きませんし19世紀20世紀のクラシックと言われるジャンルは全く聴きません。
(J-POPやヒットチャートはよく分かるけど)

他人が聴く音楽の趣味を説明するのは困難でしょうけど何故バロックなのかヒントをいただけないでしょうか。
どこに惹かれるのでしょう。
バロック音楽の共通性はなんでしょう。
『好きなら理由なんていいじゃん』と言われるとそれまでですが・・・

クラシックに関する専門的な知識はありませんが用語の説明も頂けると助かります。

A 回答 (10件)

#5です。

こんにちは。
補足拝見しました。

(1)通奏低音,数字付き低音
私は実際に通奏低音を演奏する者ではないので,推測でしかお答えできませんが。
アマチュアや初学者向けに,数字を解読した楽譜もあるようですが,それなりの経験をつんだ奏者ならば,即興での演奏はできるはずです。
ただ,かなりの部分まで数字で示されていますし,ルールさえ守れば何をやってもいい訳ではなく,それらしく聴こえるためのそれなりの暗黙の約束事も(たぶん)あるでしょうから,同じ楽譜がとんでもなく違う曲になってしまうような事はないと思います。

当時の装飾・即興の内容がどの程度まで復元できているかは,私も存じ上げません。実際に楽譜に書かれた装飾音符もあり,そういった所からおおよその推定はできているのではないかと思います。


(2)純正律の音
純正律の音が聴けるものとしては,次のようなサイトがあります。
http://piano1001.com/TALKING/temper/temperam_2.h …
理屈を理解するのはかなり大変ですが,(4)のところで,どのように違うかが実際に聴けますので,なんとなくのイメージはつかめるのではないかと思います。
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この回答へのお礼

試聴ができるサイトを教えていただいて感謝します。

ホントに微妙に違うのですね。

何気に聞いてては区別が付きません。

でもこれが音楽全体に影響して聞く側も印象が変わるのでしょうね。

本当にありがとうございました。

教えていただいたサイトは保存しておきます。

お礼日時:2007/06/22 08:32

No.2です。



> 具体的にはどのような感じで違うのでしょう。

純正な音程をとると、響きにうなりが生じないので、透明感のあるすっきりした響きが出てきます。声楽や弦楽器では純正な音程が可能ですが、鍵盤楽器など固定した調律では、一部を純正な音程にしても、他の調性では純正を維持できずに濁りが生じるので現代ピアノでは平均律で調律し、プロの演奏家は平均律にわずかな調整を加えたりしています。先に一例として挙げた、モンテヴェルディの演奏における中全音律(ミーントーン)が他の音律による演奏と聴き比べてわかるかというと、普通の聴衆にはまずわかりません。ただ、聴いた後に、きれいな響きがしていたなあ、といった漠然とした印象として作用する(かどうか)という程度でしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

解説に感謝いたします。

>普通の聴衆にはまずわかりません
そうですか。有識者で無いと違いが分からないのですね。
でも聞き分けて見たいものですね。

お礼日時:2007/06/22 06:19

バロック音楽の魅力はその奥にある情熱、躍動感、だと思います。



バロックは永遠はあり得ない、という思想の時代です。
古典派は内面より体面を重んずる形式主義、ロマン派は個人のナルシズムを売り物にする個人主義です。(それが良かったりもするのですが)

古典派とロマン派の分かれ目はフランス革命です。
ロマン派の時代から、貴族でない金持ちが家にピアノを置き、子弟に音楽を学ばせるようになります。作曲家は素人の為の音楽を書きます。この時代の音楽家はフリーランサーですから、売る為の音楽を大量生産していきます。
また、エンターテイナメントとしての演奏家が台頭してきます。リストはその筆頭ですね。一般人はメロドラマ(オペラ)に酔いしれます。リストは一般人が口ずさむアリアのさびを即興編曲して演奏会で披露します。観客はますます酔いしれ、演奏家達はハリウッドスター並みの扱いです。音楽はヒットチャートのトップを飾るべく、次々に生み出されていきます。
美しい名曲はたくさんあります。でも、ずっと聴いていると押しつけがましいナルシズムに「お腹いっぱい」になってしまうときがあるのも事実です。

バロック音楽の時代には、音楽家は宮廷、貴族の従者でした。自由がない生活でしたが、生活の保障はありました。生み出すべきはヒットチャートのトップを飾る音楽ではありません。純粋に芸術を極めていく事が、しいては主人の名声を高める事でもありました。
が、きっと嫌な上司を持つサラリーマンのような愚痴も言いたかったのではないでしょうか。その愚痴のはけ口が、音楽です。音楽はアレゴリーの産物、だった可能性はないでしょうか。

現代人がバロック音楽に安らぎを見るのは、「一緒に愚痴を言い合うのみ友達」にみる共通点をどこかで感じるからではないでしょうか。

この回答への補足

ありがとうそざいます

音楽史的な観点からの解説していただき感謝します。

>「一緒に愚痴を言い合うのみ友達」にみる共通点をどこかで感じるからではないでしょうか。
面白い考え方ですね。
やはり安らぎとか安心を求めてるのでしょうね。

もしよろしければもう少しお付き合いしていただけますか。
バロックと言っても宮廷であったり、教会であったり、劇場であったり民衆であったりそれぞれ違うのでしょうか?
音楽史的な部分に興味が出てきました。

補足日時:2007/06/22 06:08
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No.2です。

他の回答者様への質問に答えるのは恐縮ですが、ごく簡単に記します。

(1)チェンバロは爪で弦を引っ掻く発音原理を持つ楽器で、タッチ(強弱)は出ません。

(2) フルートは昔も今も、木管楽器です。木管、金管の違いは現代では楽器の材質だけをみてもわかりません。木管楽器とはリード(葦笛の葦と考えてください)を振動させて音を出すもの。フルートはちょっと違いますが、空気の渦で管を共鳴させるもので、これも木管です。金管楽器は奏者の唇を振動させて音を出すものです。

(3)作曲したものを完璧に楽譜に書くという考え方はかなり後の時代になってからのことです。骨格だけを記しておいて、演奏時に用意できる楽器の種類や人数で変化させることや、奏者が即興で装飾音を交えることも常識的に、というより前提になっていました。

(4)音階がドレミに集約されるまでにさまざまな音階が存在していますし、協和音、不協和音の考え方も今とは違う時代がありました。現代ピアノのような、オクターブを12等分する平均律は音楽史の中では比較的新しいものです。ちなみに、バロック前期のモンテヴェルディの演奏などでは中全音律といって、三度を純正に、五度を短くとる方法も実際に行われています。これは現代のドレミとは違う音程ですね。

この回答への補足

ありがとうございます。

(4)に折角回答を頂いたのですが知識が無いので理解できません。
音を文章で表現するのは困難でしょうが具体的にはどのような感じで違うのでしょう。

補足日時:2007/06/21 11:26
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私も音楽の難しい知識はありませんが、バロック大好きです。

特に自分はヴィヴァルディ。

バッハが教会のオルガニストであったように、バロックは宗教的は要素が多い(?)ためか、聞いていて落ち着くし、心が洗われるように思えます。

それに比べ、べートーベンの「運命」や「合唱」、ドヴォルザークの「新世界から」にしろ、曲のあの有名な部分まで辿り着くまで長くて、それまでに飽きてしまいますよ。
しかも、「これでもか!」と言わんばかりにフォルテシモではガンガン大きな音を鳴ったと思うと、ピアニシモでは、「音出てんの?」と耳を澄まさねば聞えないような部分もあり、聞いてると緊張して疲れますが、バロックはそのようなことは無くリラックスして聴けます。

病院などの待合室でもバロック音楽はBGMとして流れることがあっても、チャイコやモーツァルトは聴いたことがありません。このことからも、バロックは心が癒される効果があると思いますよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

確かに聴いていて心が落ち着きますね。

病院の待合室ですか・・・確かにという感じです。

お礼日時:2007/06/21 11:25

こんにちは。



バロック後半からそれに続く古典派にかけて,ひとつの大きな転換点がありました。
多声的な音楽(ポリフォニー)から,和声的な音楽(ホモフォニー)への転換です。

教会で歌われていた単旋律(旋律ひとつだけで他のパートなし)の聖歌に対し,もうひとつ旋律を用意して対比させる,という手法があるとき発生しました(いつなのか正確にはちゃんと知りません,ごめんなさい)。やがて,旋律の数は二つから三つ,四つ・・・と増えていき,多声的な音楽が発達しました。
多声的な音楽では,複数の旋律が立体的に絡み合い,旋律「そのもの」の美しさよりも,旋律と低音,あるいは,複数の旋律間の「対比」の緻密な美しさが特徴的と感じています(もちろん,美しい旋律の曲もたくさんありますが)。
したがって,と言ってよいのかどうか分かりませんが,個人的には,バロック音楽は各パートがお互いに束縛し合っている均衡感や抑制感があって,静的である枠の中から飛び出さない印象を持っています。バロック(やそれ以降の多声的な)音楽の大規模な作品が,建築的,という例えをよくされるのも,こういったところからくるのかもしれません。

一方,バロック音楽の後半あたりから,旋律そのものの魅力をより重視し,印象的で分かりやすくて美しい「メロディ」とそれを支える「伴奏」,という形による和声的な音楽が登場してきます。このような作りの初期の和声的な音楽(例えば,ハイドンやモーツアルト)は明快で分かりやすいものが多いですね。
また,他の声部の束縛を受けにくい事から,旋律はより大きな自由を獲得することができるようになり,人間の感情などをよりダイナミックに表現する事が可能になりました。そして,ベートーヴェンに至り,ロマン派の音楽が誕生します。

(注:もちろん,バロック以前にも和声的な音楽はあったし,古典派以降のモーツアルトやベートーヴェンにも多声的な音楽はあります)


---(他の方への補足に対しての回答で恐縮ですが)---
>楽譜には記述されないパート(正しい表現がわかりません)があったと聞いた事はありますが本当でしょうか。
「通奏低音」「数字付き低音」というキーワードで検索するといろいろ出てくると思います。
主旋律と,それと対比させる低音のパートと,間にどんな音が入るかの目安の数字だけが楽譜に書いてあり,それ以外は奏者が即興で演奏します。
また,バロック以前では,楽譜に書いてない装飾を奏者が自由につける事は当たり前に行われていました。(当時の音楽は,そうした装飾を奏者がつける事が前提で書かれています)

>ドレミの音階が微妙に違う(正しい表現がわかりません)があったと聞いた事はありますが本当でしょうか。
こちらは,「純正律」「平均律」といったキーワードです。
純正律とは,作曲方法に制限があるかわりに,非常に澄んだ響きの和音が出せる音階です。オペラではない合唱音楽・編成のそれほど大きくないオーケストラ,古典的な金管楽器のアンサンブルなどでその響きを聴くことができます。
平均律とは,作曲方法に制限が少なくダイナミックな楽曲が作りやすいですが,和音が少し濁る音階です。現代のピアノを使った演奏が代表例です。


---
以上,質問者さまがバロック以前の音楽が好きな理由と関係があるかどうかは分かりませんが,また,説明不足や私の誤解もあるかもしれませんが,よろしければご参考に。

この回答への補足

ありがとうございます

専門的な解説をしていただきまして感謝いたします。

「通奏低音」「数字付き低音」
即興性があるということは昔はどんな演奏なのかわからないですか。
現代の演奏家も「通奏低音」「数字付き低音」のルールに従って即興で演奏しているのでしょうか。
それとも代表的な演奏例があって楽譜通りの演奏なのでしょうか。

「純正律」「平均律」
単純なドレミファソラシドで比較したのを聴いてみたいですね。

補足日時:2007/06/21 11:13
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私も聴いているだけなので、しかも現代曲が多いので、


バロック系CD(解説文)を探すのもちょっとためらってしまいます。

ですので、ドレミの音階については、わかりません。
(検索すると教会旋法、長音階、短音階とか色々でてきましたが、
全く把握しておりません。)

TVで見たくらいですが、チェンバロはツメ状のもので弦を引っかいていて、
ピアノはハンマーが弦を叩いています。
しかも指の強弱が音に現れますが、チェンバロは音は一定のままです。

フルートというか笛は、歴史的に木製だったので、
今でも木管楽器と言うと思います。
また、サクソフォーンが木管楽器と言うのはわかりません。
(N響アワーで説明があったのですが、思い出せません。)

決定的かどうか?
バロック期は管楽器それぞれ1名ずつで、モーツァルトあたりの時期は二管編成らしいです。

知識は図書館で得たほうが確かと思います。
CDも借りられるので。

私は知識よりも、音楽を多く聴きたいです。
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簡単に言ってしまうと、響きがシンプルだからと思います。



きらびやかな曲ではあるけれど、音量、音域、音の厚み等が、それほど無いと言う事なのでは。

たぶん癒し系。

(オーケストラの場合、20名ほどだったのが、
時代とともに使わなくなった楽器や、
金管楽器や打楽器等が加わり大規模になっていったことで、
前のものとは響きが変わってしまった。大方、曲自体も熱くなった。
現在のモーツァルトの編成規模は50名ほどらしい。
低音が増した分、重たく感じるのかも。)

洋楽なんだけど、食事なら和食好きな人と、洋食好きな人がいるように。

この回答への補足

ありがとうございます

クラシックの専門的な知識は皆無で、素人の聞きかじりです。
バロック音楽やもっと以前の音楽の事ですが・・・
チェンバロはピアノと比べ音の強弱が付けにくいと聞いた事がありますが本当でしょうか。
フルートは昔は木管楽器だったと聞いた事はありますが本当でしょうか。
楽譜には記述されないパート(正しい表現がわかりません)があったと聞いた事はありますが本当でしょうか。
ドレミの音階が微妙に違う(正しい表現がわかりません)があったと聞いた事はありますが本当でしょうか。
ほかにどこが決定的に違うのでしょう?

回答をいただけるとありがたいです。

補足日時:2007/06/20 13:26
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わたしは、いわゆるクラシック音楽のなかでも中世からルネサンス期、新しいほうでもバロック前期あたりの音楽を愛好しています。

で、なぜ古楽を好むのかと自問してみると、古典派やロマン派の音楽に比べて、聴き手の自由度が高いから、と答えるだろうと思います(あくまで、わたしの場合ですよ)。

古典派の音楽のおける形式、たとえばソナタ形式(提示部-展開部-再現部)は大変立派な構造ですが、聴き手は常に自分が音楽の進行のどの位置にいるかを意識させられます(それはそれで意味のあることですが)。また、ロマン派の音楽は聴き手を嬉しい、悲しいといった特定の感情の渦の中に巻き込もうとします。要するに、古典派の形式(構造)とかロマン派の情念、想念が一方的に強く押し付けられ(それが快感だったりしますけど)、身を入れて聴けば聴くほど、そこから自由になることは難しいという、そんな音楽です。

一方、古楽というジャンルは、その意味では聴き手は特定の強い形式感や情念から自由になって、音楽と自然な形で向き合える - そういう傾向があると思います(ただ、時代を遡れば遡るほど宗教という強い縛りがありますが、それは別問題として…)。

古典派の厳格な形式が煩わしく思えたり、ロマン派の大きな感情のうねりに巻き込まれるのがうっとうしくなったとき、野辺に咲く花のような美しさを発揮するのが古楽かもしれませんね。

わたしは古楽を聴いているとき、身も心もどんどん自由に軽くなって、古い時代の音楽空間にふうわりと漂う羽毛になったような気がします。そんないい気持ちで楽しんでいます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

演奏法について教えていただきありがとうございます。

>聴き手の自由度が高いから
確かに教会で演奏する曲も含めて仰々しさも少なく聴き手も自由ですね。
ゴロリと寝ながら・・
仕事をしながら・・
どんな時も聴き手をリラックスさせる感じです。

お礼日時:2007/06/20 13:26

こんにちは。


私もクラシックでいつしかバロックばっかりになった口です。

私が思うに自然の音に近いのではないでしょうか。

印象派とか言われる音楽は自然とはかけ離れた音ですよね。
それはそれで良さもあるのですが、聞いてて疲れる気がします。

バロックは川のせせらぎの音とか、竹林などを風が駆け抜けるような音とか、とにかく自然の音と同じように聞けると思います。
たまには台風や雷もあったりして。(笑)
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この回答へのお礼

ありがとうございます

>私もクラシックでいつしかバロックばっかりになった口です。
同じ方がみえるのですね。

>私が思うに自然の音に近いのではないでしょうか。
素朴と言う事なのでしょうか。

お礼日時:2007/06/20 13:20

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