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私はクラシック音楽が好きなのですが、最近の時代に作曲されたものは、旋律がなく、テンポも素人にはなじまない変拍子が多く、私などには楽器をガチャガチャ鳴らしているだけにしか聞こえず、音楽を聞く快感とか喜びを感じることができません。
また、知り合いが合唱団に入っていることでよくコンサートとかコンクールとかに行くのですが、合唱曲についても同じような傾向があり、歌う人たちの年齢層が上がるにつれて、歌う難しさばかりが追求されているような曲が多くなり、聴く側としてはまったく楽しくないのですが、そういう曲が「音楽」として評価される理由が知りたいです。
あるいは、そういった曲を「心地よい」「楽しい」と感じることができる人がいるのでしょうか?
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
音楽にも、アップテンポで楽しい曲、静かで落ち着く曲、悲しい曲といったものがあり、聴く側にもモチベーションを上げたいとき、落ち着きたいとき、静かに涙を流したいときなど、いろいろありますよね。
音楽そのもの、それを聴く側が様々なので、一面的な「音楽としての評価」というものは意味がないのでは。
下の回答者の方々のように、評価は個人によってそれぞれです。
それは、素人の勝手論ですが、音楽そのものの側よりも、むしろ「音楽の聴き方」にあるのでは、と思います。
単に「ぼっと聞き流す」「表面的に感覚的に聞く」という「受動的な」聴き方と、「音楽の中に何かを求めて聴く」「その音楽が何を伝えたいのかを考えながら聴く」という「能動的・積極的な」聴き方です。
クラシック音楽は100年、200年前の、評価の定まったものなので、受動的な聴き方でもそこそこ楽しめ、質問者の方の言う「心地よい」「楽しい」音楽はそういった受動的な聴き方の価値判断かな、と思います。
しかし、20世紀の戦争、原爆、狂気の時代を経て、いまだに「音楽は美しく、楽しいものだ」などという虚構を信じられますか? そういった営みをしてきた/受けてきた人間の感情や喜怒哀楽を目をそむけることなく表現したい、伝えたい、あるいはそれを音楽の中に聴き取りたい、と思ったら、その音楽が単純に「心地よい」「楽しい」「美しい」ものではないことが、多々あるのではないでしょうか。
質問者の方が「最近の時代」の音楽とおっしゃるのは、そういう音楽ではありませんか?
それは、上に書いたような複雑化した社会の中で、表現したい、伝えたい、聴きたいという「能動的・積極的」な聴き方をする対象として、必然的に生まれてきたのもだと思います。
もし、そういう「能動的・積極的」な聴き方を望まないなら、それは単に「うるさい」「醜い」ものにしか聞こえないかもしれません。
でも、そこに「きれいごと」ではない真実や感動を味わうことがあるのです。
人によって音楽観が違うのは、そして同じ人でも場面によって聴きたい音楽が変わるのは、結局そういうことなのではないでしょうか。
古い音楽(下のNo.1&2方がおっしゃるモーツァルトなど)も、「能動的・積極的」な聴き方をすると、日々これ新しい発見がある、ということもあるのです。
「音楽は結局、個人の好みの問題だ」と単純に割り切るほど底の浅いものではないと思うので、上記のような価値観で考えてみたらどうか、と思います。
あまり答になっていない、素人の偉そうな議論ですみません。
回答ありがとうございます。
ロックなんかを聞く場合には、「このアーティストは何が言いたくてこの曲を書いたのだろうか」とか、そういうアプローチで曲を聞くことは多いです。でも、クラシックの古典に対しては、そんなことは考えないっていうか、曲が作られた背景とかがある程度もうわかってる部分もあるから、深く考えずに音を楽しむ、みたいな聞き方になります。
私が難解だと思う現代クラシック曲に対しても、そういうアプローチで聞いてみるとまた違ってくるかもしれない、ということですよね?
考えてみれば、音楽もまた表現ですね。音で何かを表現したり訴えたりしてるんですね。
確かに、クラシック曲に対しては作曲家が何を表現したくてこの曲を書いたのか、とか、あまり考えたことはなかったです。コンサートのプログラムとかも、解説程度にしか思ってませんでしたし。
今後機会があったら、そういう聞き方をしてみようと思います。
なんかちょっと、目からウロコでした。ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
クラシック音楽いいですよね。
特に古典派。BGMやヒーリングには一番いいと思います。
純正律とかいいですよね。有名どころで言うと、バッハ、モーツァルト、ハイドン、ヴィヴァルディ、ワーグナー、ブラームス、ベートーベン、ドボルザークなど、聴いていると天国に行っているようです(笑)
これらはしっかりした拍子とハーモニーがそろっているため「聴いていて心地いい」んですよね。
最近の合唱曲も変わった曲が多いですよね。ひたすら蚊の飛ぶ音を表現するコーラスをしたことがあります。一度も歌詞に日本語がなく、全部「ククンクン、カカッカ」のような擬音語でした。シューマンみたいな不協和音だらけとか、武満徹のノーベンバーステップスみたいな感じですよね。
これは「何かを表現する」ということが楽しいのだと思います。下の回答者さんも書いていますが、特に「能動的に」の場合です。でも、聴いているとなじんでくるんですよね。
「音楽として評価される」というのは、「今までにない斬新さ」は大きいと思います。
クラシックのモーツァルト、クーラウだって、その当時は「変」だということで全く認めてもらえませんでした。でも何百年もの時を越えて人々に演奏されたり、歌われて親しまれています。
現代の人というのは、クラシックが親しみあるものなので、そうじゃないものを「違う」「変」「新しい」と感じているだけだと思います。しかし、合唱曲の難しい曲だったり、変拍子の何かのその曲が後世まで残るかというとそれはわかりませんね(笑)
ドビュッシー、国民楽派のムソルグスキー、ハチャトゥリアンなんかが質問者さんは嫌いなのかな?
私もドビュッシーのピアノ曲は弾いてると楽しいけど、聴くといまいち良くないんですよね。崇高な気分になれないというか。頭で音楽しているって感じがするんです。
現代に近い作曲家の中でも、モンポウっていう作曲家はけっこう好きです。
多分、奇抜な曲を好む人というのは、その曲を「知ってる」から楽しんで聴けるだけだと思います。演奏する側としては、「こんな難しいレベルの曲もできるんだ」とか「話題性」とか、その程度の選曲ということもあるでしょう。
私は、自分が知らなくても初めて聴いて「いい曲だなあ」「すごかった」と“体”で感じるものが本当にすばらしい音楽だと思います。つまり音楽は「ノリ」が重要なんですよね。
合唱コンクールなどは、楽譜どおりに歌えばいいってもんじゃなくて、その合唱団の解釈の仕方とか、歌う表情とか、どういう気持ちで歌うとか、音楽を「聴く」以外にも楽しめるところはあると思いますよ。
音楽は、自分が思っているものだけが音楽ではないし、地球にはたくさんの国、地域があって、本当に様々な「音楽」があります。だから、質問者さんの言うように、そういう“奇抜な音楽”が好きな人ももちろんたくさんいるのだと思います。
でも、「心地よい」「楽しい」と体で感じているかは不明です。
回答ありがとうございます。
ドビュッシーとか国民学派とかは全然大丈夫なんです。ガーシュインとかも。
#1の回答者さまに書いた、中村紘子さんの演奏会で聴いた武満徹氏のコンチェルトとか、東京に住んでいた頃、N響の定期演奏会に通ったことがあって、時々、もうホントにわけのわからない曲が演奏されることがあって・・・今ではもう、誰の何と言う曲だったのかもわからないのですが・・・
合唱曲については、今もよく発表会とかに招んでいただいて行くのですが、大人の合唱曲はホントに難解な曲が増えてきたと感じます。
ただ、音楽もまた表現であるということに思い至ると、少し霧が晴れてきたように思います。
聞く側も、表現者に歩み寄る(?)ことも必要なんですね。そう思うと、今まで傲慢な聞き方をしていたのかも、とか思いました。
No.2
- 回答日時:
1つ、それが理解出来るきっかけになれれば。
逆に自分は、モーツァルトの音楽で「楽しい」「心地良い」「素晴らしい」と感じる理由を教えて貰いたいくらいです。「とびきりキャッチーで、単純明快でわかりやすく、ワンパターン」であるのは自分でもよくわかるのですが、何が「音楽として素晴らしい」のか本当にわかりません。「美し」ければそれだけで充分意義があるとも思いますが、「美しい」とも思ったことないです。「道路脇にある道路標識」みたいなものです。一応「標識」ですから目は配るけど、当たり前のことが、当たり前のままに「そこにある」だけな印象。薬にも毒にもならない。それを延々見せ続けられてもただただ退屈で苦痛なだけ・・・そんな印象。わかりますかね?
つまり、oscar-jfさんがその「現代音楽」に感じていることは、方向こそ違えど、これと全く同じなのだと思いますよ。
回答ありがとうございます。
おっしゃること、わかるような気はするのですが・・・
ただ、音楽って人間の感覚に本能的に訴えてくるような部分もありますよね。例えば、メジャーコードを聞くと明るいイメージを感じ、マイナーコードを聞くと暗い、悲しいイメージを感じる、というような。
そういう意味で、現代音楽の中には、人間の神経を逆なでするような音の並べ方というか、出し方というか、わざとそういう風に作っているように感じられるので、そういう曲が「音楽」として評価されて演奏会などでたくさんの聴衆に向けて披露されるというのが、理解できないと思ったのです。
でも確かに、感じ方は人それぞれですね。
自分が理解できないからという理由で否定してはいけないことはわかっているつもりです。
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No.1
- 回答日時:
心地よいですが。
最近の時代というのをどの辺を指しているのかわかりませんが変拍子ばりばりでも楽しいというか興奮するというか。
ライヒみたいなミニマルでも落ち着きますし。次に何がくるかというわくわく感とかもありますけれど。
回答ありがとうございます。
ミニマルミュージックは大丈夫なんですけど・・・なんかもっと、変拍子と不協和音だらけの・・・旋律(メロディ)の感じられない・・・
なにか良い例がないかと探してみたのですが、曲のタイトルとかがわからなくてうまく見つけられませんでした。
作曲家でひとつ覚えているのは、中村紘子さんのコンサートで聴いた、武満徹氏のピアノコンチェルト。あまりにわけがわからないのと、どうやったらこんな曲が弾けるんだろう、プロって凄いな、と思ったのとで、強烈に印象に残っています。
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