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私は子供時分より左耳が聞こえなくなり、ずっと方耳で過ごしています。悪いことに高校時代から音楽が好きになってしまい、ピアノフルートサックスなど結構必死にやってきました。ですが片方からしか聞こえないという心理的プレッシャーとか惨めさとかあり、20年来やってきたのですが常に疑問と一緒でした。何度かもうやめようと思って楽器をしまったのですが、また3回くらいもう一度取り出しては何年か練習し、また音楽が楽しめない、惨めだという気持ちになり挫折するという繰り返しです。今回も耳の再手術をするということで聞こえが戻るかもと思ったのですが、やっぱり期待通りにいかずどうやら方耳で生きるしかなさそうなので、もう楽器を手に取る気もしません。このまま長い間投資したものを捨てるということになると思いますが、やればやったでそれなりに楽しいのです。でもそれは他人から見ても、どうなのでしょう、惨めなものでしょうか?片方聞こえないのに、あいつなにやってるんだという感じなのでしょうか?
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
私は高校2年生のときに右耳の聴力を中耳炎で失いました。
以来40歳代の今に至るまでに3回の手術を受けましたが、既に神経が機能を終えており、聴力の回復は望めない状態です。片耳が聞こえないという状態は、単に聞こえる・聞こえないの問題じゃないんですよね。自分の住む世界が、その聞こえない耳の側ではスパッと切断されて、左右非対称な世界に住んでいるような気分をいつも味わっています。
こんな私ですが、現在音楽関係のライターを副業として行っています。もちろんステレオ録音で聞いても音の来る方向はさっぱり分かりませんが、逆に言いますと、そうした表面的な情報に惑わされないで書けるというのは、ライターの有り余っている現代においては、個性でありメリットでもあるかな、と仕事をしながら思います。
具体的なアドバイスですが、
1)高2で手術したときには楽器を自分でやっていたものですから、お医者さんと聴力を失うことについて話しあいましたが、「指揮者になるつもりでもないなら、別に困らないよ」というのが先生の回答でした。実際に、手術後も他の人との合奏で困るという経験はあまりありませんでした。実際、片耳の聞こえない音楽家というのは、プロ・アマを問わず、実はけっこうな人数がいるものです。
2)CDなどで音楽を聴く分には全く音の来る方向が分かりませんが、生の演奏会に行きますと、聞こうとする楽器の方に目を向けるだけで、かなりの割合でその音をクローズアップして聞くことができる、という経験はありませんか?人間の聴力はそれ自体独立している訳ではなくて、視力など他の五感と心理的に連動しているので、バーチャルでない空間なら、かなりの部分を他の感覚が補助してくれるはずです。とくに視覚と聴覚の連動は、訓練次第でかなり役に立つようになります。実は上記の先生のアドバイスにもかかわらず、ブラスバンドの指揮を半年ほどしたことがあるのですが、この五感の連動にはだいぶ助けられました。(クラシックの指揮者にも、かつて片耳壟で国際的な活躍をした人がいると聞いたことがあります。)
こうした機能は多分に心理的なものですから、自分自身がプレッシャーで心を閉じてしまうと、かなりの力が失われます。要注意です。
3)左耳が聞こえないのであれば、実際問題として体の左側に構える楽器(ベース、ヴァイオリンなど)は難しいだろうとお思います。右側に構える楽器(フルートなど)の場合では、他の人と組んで演奏する際に自分の楽器の音が邪魔になるかもしれませんが、これは難しく考えずに、慣れで対応するべきでしょう。また、コンプレックスを一人で抱え込まずに、バンドを組む周囲の人々に率直に打ち明けて、理解と協力を求める姿勢が大切です。
この、「周囲の人に理解を求める」というところが、質問者さんがいちばん難しく考えているところではないですか?私自身の経験で言うと、「自分が気に病むほど周りの人は気にしてない。こいつと付き合うときの注意事項が一つ増えただけだ、ぐらいにしか思ってない」というところでしょうか。
というわけで、具体的に困ったことがおきるシチュエーションというのを想定し、対策を考えることができるなら、好きな音楽ですもの、思う存分に続ければいいじゃないですか?
最後に一つ。片耳の聞こえない私にとって、音楽に触れることはとても心が安らぎます。日常生活では、どこから音が聞こえてくるのか、全く予想が不可能で、不意に聞こえるブザー、警告音、サイレンなどにたいして「どこから聞こえてくるのか分からない」と脅えてしまいますが、音楽の世界では、少なくとも次にどこから、どんな音が来るのか、予想し、想像して対応することができますから。こうした発想の転換はいかがですか?
ありがとうございます。
同じような境遇の方が結構いらっしゃるのだと思うと助かる思いです。ご指摘の「半分の世界が失われている」という感覚、よく感じます。
それゆえ問題は生き方にあるのでしょうね。
それにしても、ご専門にも支障なくできるものなのですね。考え方がすごく前向きです。私など聞いてもテンションが違いすぎて、素通りしてしまうくらいです。
確かに合奏でそう困ることはないようです。問題は聞こえの充実、料理に不完全な味覚を持ってするのに(私の場合、自分では感じませんが、手術で味覚神経を触っているので鈍くなっていますが)どうか、人はもっと充実しているのかもというマイナス思考が抜けません。当然指揮など所詮肉体能力的に無理だと思い、卑屈になり、視覚や気持ちの持ちようで聴力の限界を補うという思考にはなれませんでした。また左側に来る楽器ができないだろうと想像するだけで、やはり音楽からは‥という思考に入っていきます。フルートも偏ったバランスでしか聞こえない、ピアノも低音が弱い、だめだと。
でも同じ境遇でとても前向きな方のご意見が聞けて本当によかったと思います。きっと心に響く日が来る気がします。
No.11
- 回答日時:
物心つく前に片方の視力を失いましたが、高校/大学と写真部でリーダーを務めました。
音楽も相当深く広く楽しんでいます。現在は目を酷使する仕事をしています。片目であることでいやな思いをした事はありますが、写真にはこのほうが向いていることも知りました。前向き/後ろ向きというのではなく、これも個性であると位に考えています。
もっとも片耳は身体障害者ですが、片目は身体障害者にもなれませんが。
片耳も身体障害にはなれないようです。そういう基準が妥当なのか分かりませんが。
がんばっておられる方がいっぱいいるのだなと今回質問して分かりました。やはり前向きですよ。そういう強さをすごく立派だと感じます。
No.10
- 回答日時:
失礼ですが、あなたは誰かに”方耳聞こえないなら音楽なんて無駄だからやめてしまえ”ととどめをさされることを期待しているのですか?
それともただ、そんなことはない、続けてもいいんだよと慰めてもらいたいだけなのですか?
僕は、生まれつき左耳が聞こえません。
専門家のように上手い訳ではないですが、ピアノを習っていましたし、ユーホニューム、ギターも演奏します。
確かに、人に話しかけられてもどの方向から声がきているのか分かりにくいです。
人と話すときも出来るだけ左側に回りこむように気を使わなければいけません。
ステレオの音楽を聴いていても平面的な音でしか聞こえてはいないのでしょう。
しかし、音楽は好きです。辞めようとも思いません。
方耳が聞こえないから何なのですか?
世の中の人の大多数は両耳が聞こえるでしょう。
でも、その人たちと自分を比較してどうするのですか?
方耳が聞こえなくなった以上、それがあなたの世界の全てです。
嘆いたところで元のように両耳が聞こえるようになる訳ではないでしょう。
聴力に障害があっても、専門の分野で活躍されている人達がいるのは、これまでの回答者の方々の回答の通りです。
方耳が聞こえないことを口実に音楽を辞めるとか辞めないとか論議するのは逃避じゃないですか?
現実を受け止めてください。
音楽に対する自分の気持ちに素直になってください。
人がどう感じるのか、客観的な評価が聞きたかったのです。自分では「やる価値がある」と信じてやってきた結果の挫折感だったので、やはり客観的に見てやめたほうがいいものかどうかという評価がほしいと思いました。
そういう意識がありながら好きな音楽を続けようとなさるのは、強さを感じます。自分の世界は納得するしかないと言い切る強さです。
No.9
- 回答日時:
難聴のサックス吹き(アマチュア)です。
私の場合、右耳があまり機能しておらす、左耳も聴力が弱いです。とても他人事とは思えなかったので回答致します。視覚障害などに比べて、聴覚障害は外見からはわかりづらいですよね。
特にまた完全に聞こえないのではなく、中途半端な聴覚障害ですと、ボーッとしている・声をかけたのに無視された等の誤解を招くこともあります。
よって、難聴が原因でお辛い経験をされたこともあると確かに思います。
ですが。
文章から拝察するに、片耳は正常なのですよね?
ならば、その辛い経験と音楽とは、全く別問題だと思いますよ?
片耳でも周囲の音は聞こえるでしょうし、他の方が書かれているようにサックスならマウスピースから振動が伝わってきますよね?
(私の場合、練習中に指揮者の注意が聞こえなくて困ったことはありましたが、周囲に伝えてもらうように頼みましたので、とくに大きな問題とはいえないと思います)
断言致します。
「難聴」を理由に、音楽ライフにおいて惨めと思う謂われも、思われる謂われもこれっぽっちもありませんよ。
以上、参考になりましたら幸いです。
同じような境遇の方から前向きなご意見伺えまして、とても心強いです。ちゃんと前向きに考えてやっている方もいるという事実が分かり、気持ちも楽になりました。楽器がなっている感覚、振動は音を聞く助けになっているのか分かりませんが、快いものです。それだけでも味わっているのは価値ある気がしていました。
No.7
- 回答日時:
こんにちは。
ご無沙汰しております。>方耳難聴で音楽する価値があるか?
「音楽する価値」というのは,自分にとって,というのが第一義であろうと思います(プロでも,アマチュアでも)。そういう意味では,質問者さんご自身の気持ちが答えの全てだと思うのですが,でも,音楽に触れて,
>楽しいのです。
と,今でも感じられるのであれば(たとえ「それなりに」であっても),質問者さんにとって価値がある事は間違いないのではないかな,と私は思います。
また,
>他人から見ても、どうなのでしょう、惨めなものでしょうか?片方聞こえないのに、あいつなにやってるんだという感じなのでしょうか?
についてですが,少なくとも私はそのようには思っていません。
アマチュアオーケストラを一緒にやっていた友人の中に,片耳が難聴の友人がいました(それについて話した事はあまりないのですが,ほとんど聴こえないらしいです)。
その人なりに,悩みや葛藤はあるのかもしれませんが(実際のところは私には知る由もありません・・・),少なくとも,普段一緒に音楽をする上で,本人がそれを気にしている様子や,私がそれを意識する事はまったくなかったと思いますよ。
---(以下はご質問とは直接関係はありませんが)---
私のようなものがこういう事を申し上げると,お気を悪くさせてしまうかもしれませんが,片側の耳が聴こえないというのは,確かにデメリットではあるかもしれないけれども,致命的に大きなハンディではないと思います。耳は音楽情報の入り口であって,大切な役目を果たしている事は間違いないと思うのですが,演奏するにせよ,鑑賞するにせよ,本当に大事なのは知性であり,感性であり,そして人間性だと思っています。
私は,限界や制約はあるかもしれないけれども,その範囲内でできる限りの事はやろう,というのは,逃げでも妥協でもなく,とても前向きなことだと思います。
ただの言葉遊びに聞こえてしまうかもしれませんが,私にとっては,「音楽をやっているとつらい事もある」けれども,「つらい事はあっても,でもやっぱり音楽は楽しい」ですよ。
奇麗事すぎるかもしれませんが,よろしければご参考にしてください。
覚えていていただきありがとうございます。
問題はやはり肉体面と精神面両方あるようです。「歓迎されていない」という被害妄想的な意識が抜けません。所詮人生間違う性分なんだという、自分自身に対するあきらめのようなものがあるのです(この分野の話ではなくなってきますが)
昔からご回答のような励ましは受けるのですが、確かにそうだろうと思うと同時に、いややはり違う、所詮選ぶべきじゃなかったという気持ちが同時にあります。ハンデに関して、とても後ろ向きです。人間性の問題ですね。ご友人の気持ちは想像でしかありませんが、割り切った強い考えができる方なら、あるいは趣味に自分の人生のある割合を堅持するという方なら抵抗ないのだろうなと想像します。私はすでに、割合も割り切りも失格してますね。人生のダメージという意識になってしまっています。
No.6
- 回答日時:
ます、プロとして、演奏家として活動なさりたいのですか?
であるとしたら、さぞや残念な思いをなさっている事でしょう・・・
でも、ご自分が好きでなさっているのなら、人と比較して惨めになる事も、人がどう思おうと、全く関係ないと思います。
私も、成人してからバイオリンを習い始め、難しさからすぐに挫折、楽器の問題だけでなく自分の体格・能力的ハンディも判って一度辞めました。
それから10年、やはり自分はこの楽器が本当に好きだと判りました。
ハンディは解消されるどころか加齢により増長し、練習時間が充分確保出来ないのは明白で、上達する見込みは殆ど無く習う資格があるのだろうか(先生には申し訳無い)・・・と思いながらも、好きで好きで辞められない自分を発見しました。
やる以上は、他人に一目置かれる様上手くなりたいと思う気持ちは残っていますが、自分の限界を知って行く事と、自分にとって本当に大切なものを見つけて行く事と、まさにこれ人生!
離れたければ離れてみて、またやりたくなったら始めてみて・・・なんて事をり返して、何処まで本当に好きなのか自分を見つめつつ、ご自分なりの音楽との接し方を作って行っては如何でしょうか。
人の目を気にするご自分も偽り無いものでしょうが、
それで辞めては、直ぐに後悔するのでは・・・?
「好き」は疑いないと思います。しかし、音楽に歓迎されていない(言い方変ですが)場違いだ、所詮好きなものには好かれないんだという諦めがあります。なにか、精神的な問題が結構あるようです。これは能力の問題ではないですね。「運命」の問題のような気がします。
でも、ご自分の限界を見つめながら、好きなものを追い求める、半ばあきらめながらという穏やかな気持ちに私もなれればいいのですが、なぜよりにもよって「音」とかかわる事を選んでしまったのか、そのことが納得できません。
No.5
- 回答日時:
後輩に「片耳難聴なんだけどバイオリンがやりたい!」という方がいました。
ハタ目に「お前、もう少し肩の力を抜けば?」という一生懸命さで取り組んでいました。
結局、「やっぱりついて行けない」と楽器を続けるのをあきらめてしまいました。
思うに、コンプレックスだけが先行してしまうのはイケナイ傾向ではないかと。
音楽は「おとをたのしむ」と書きます。
日本語としては上手いものですね。
気軽に肩の力を抜いて「この音が好き!」で良いじゃないですか!
音楽の楽しみ方って、響いた音に共感-共鳴-することが大事なのですから。
だって、聴いた音に「体が勝手に共鳴しちゃう」のは誰にも止められないことなのですから。
ゾワワっと鳥肌が立つ、その感覚は、たとえ片耳であっても人間として与えられた本能です。(^-^*
共鳴する共感するのが惨めに感じられてしまうのです。普通の人はもっと充実した響きで感動しているんだ!という意識が常にあります。こんな貧弱な響きで満足することはできない、やめてしまえ!という気持ちが自然に起こってきます。やはり心から「楽しめ」ないですね。
No.4
- 回答日時:
No.3
- 回答日時:
くら吹きです。
海外では、難聴のパーカッショニストが活躍されてます。何年も前に拝見したのですが、残念ながら名前は失念してしまいました。
プロだから、アマチュアだから、聞こえるから、聞こえないから、そんなものは関係ないです。“音”を“楽しむ”ことができれば、それでいいのです。
確かに、アンサンブルなどでしたら、片耳が聞こえないのはハンデキャップなのかもしれません。しかし、それも座り方の工夫などでいかようにもなります。サキソホンなら、振動が頭蓋骨に直接響くので、ピアノやフルートよりは楽しみやすくなるかもしれませんね。
もう一度書きます。“音”を“楽しむ”、これがすべてです。
No.2
- 回答日時:
管楽器を10年、ピアノを13年しているものです。
>>このまま長い間投資したものを捨てるということになると思いますが
そんな問題なのでしょうか??
音楽は好きでやるものだと思っています。
自分は腎臓病で、場合によっては10年後(いまは23歳です)に人工透析になるといわれました。
さらに、それと共に難聴がちになるといわれました。
いまからの治療として耳に負担をかけないほうがいいといわれました。
しかし自分は楽器を続けています。
楽しいからです。
それ以上の意味もないです。
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