

No.1ベストアンサー
- 回答日時:
エステル化を促進するのに、DMAP(N,Nジメチルアミノピリジン)という化合物を使います。
DMAPの代わりにピリジンで済ませることも多いと思います。無水を使っているのはエステル化の水酸基と水が競争的に反応するので脱水試薬を用いたいという気持ちからでしょう。無水酢酸にまずピリジンのNがアタックして、AcO-が抜けていき、AcO-Pyrdineができます。この化合物はAcO2よりも活性が高く、カルボニル基が活性化された状態となります。よってクエルセチンの水酸基がアタックできるわけです。
ただし普通はあくまでDMAPを使うと思います。DMAPによるエステル化の促進とかなんかで合成本を読んでみてください。

No.2
- 回答日時:
DMAPの話が出ていますが、クエルセチンのアセチル化程度であれば不要だろうと思います。
DMAPは立体的な要因などで、比較的反応が進みにくい場合には有効ですけどね。反応機構に関しては、おおむねNo.1のご回答の通りでしょうが、ピリジンと結合しているのはCH3COO-ではなく、CH3C(=O)-です。単なるミスタイプだと思いますが。
DMAPの反応に関しては参考URL(Wikipedia)で「N,N-ジメチル-4-アミノピリジン」入力して、出てきたページをを御覧下さい。・・・直接参考URLに入れようとすると拒否されたもので・・・
基本的に、ピリジンの場合も同様であり、パラ位のジメチルアミノ基の部分をHに置き換えたものと考えて良いでしょう。
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
-
【初月無料キャンペーン実施中】オンライン健康相談gooドクター
24時間365日いつでも医師に健康相談できる!詳しくはコチラ>>
-
ルチンの加水分解の反応機構について
化学
-
ケルセチンとケルセチンペンタアセテートの色が違うのはなぜ?
生物学
-
加水分解
化学
-
4
ルチンの加水分解(ケルセチンの生成)
生物学
-
5
ルチンの呈色反応について
化学
-
6
生薬の抽出について
化学
-
7
ルチンの再結晶について
化学
-
8
塩酸-マグネシウム反応
化学
-
9
アスピリンの逆滴定
化学
-
10
TLC 硫酸による確認試験
化学
-
11
なぜ多糖類の加水分解は酸性溶液中?
化学
-
12
TLCへの硫酸噴霧
化学
-
13
Vitali法について教えてください。
化学
-
14
生薬の精油の含量分析で…
化学
-
15
キキョウの確認試験
その他(教育・科学・学問)
-
16
βカロテン(ベータカロテン)と硫酸
化学
-
17
Liebermann-Burchard 反応の機構
化学
-
18
遺伝子組み換えの話です。接合伝達は形質転換の一つなのでしょうか?全く違うものなのでしょうか?
生物学
-
19
アセチルサリチル酸
化学
-
20
吸光度の単位
化学
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
人気Q&Aランキング
-
4
βカロテンの分析について
-
5
アルコールを皮膚から吸収すると……
-
6
IRスペクトルについて
-
7
アミノ酸とエタノールの反応式
-
8
無色透明の油またはオイル探し...
-
9
サリチル酸メチルに水酸化ナト...
-
10
DCCの除去について
-
11
たんぱく質の加水分解について~
-
12
エステル基とは?
-
13
容量分析の計算です。
-
14
エステルの加水分解
-
15
HCOOCH(CH3)2の名称はどのように
-
16
化学の
-
17
アスピリンの合成について
-
18
無水酢酸ナトリウムの構造
-
19
酸無水物とアルコールの反応
-
20
平衡定数からの計算
おすすめ情報
公式facebook
公式twitter