先日20代前半の部下から「本はあまり読まないのですが、ミステリーを読んでみたいです。初心者向けで何かオススメはありますか?」との質問を受けました。
さて、何を紹介しようかというところで疑問に思ったのですが、10代、20代の方で(またはつい最近に)ミステリーにはまった方はどの本がきっかけだったのでしょうか?
「最近は色々なタイプのミステリーがあるため判断しにくいなぁ。若い方の好みは何だろう?でも自分より年上の方は島田荘司?岡嶋二人?やっぱり東野圭吾?」とか想像するとちょっと楽しくなったため今回質問させていただきました。
良かったら皆様の「ミステリーにはまるきっかけとなった作品」を教えてください。宜しくお願いします。(意外と「怪人二十面相」とかが多かったりして^^)
ちなみに現在30代前半の私は20代前半に、宮部みゆき「魔術はささやく」、綾辻行人「十角館の殺人」をたまたま連続で読んでミステリーにはまったのを覚えています。冒頭の部下には「宮部みゆき作品は読みやすいよ」と伝えました。
A 回答 (14件中1~10件)
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No.14
- 回答日時:
20代女です。
私が好きな作家さんは
・宮部みゆきさん
・京極夏彦さん
・伊坂幸太郎さん
です。
特に好きな作品は
・宮部みゆきさん:蒲生邸事件、ステップファーザーステップ
・京極夏彦さん:魍魎のはこ
・伊坂幸太郎さん:アヒルと鴨のコインロッカー
あたりですかね。
10代、20代の方だと伊坂幸太郎さんのアヒルと鴨のコインロッカーなんかはミステリーにせつなさもプラスされていて読みやすいのではないですかね。
正直、京極さんの本は初心者には重いと思います・・・。
宮部さんの作品はたくさん好きなものがありますが初心者の方であればステップファーザーステップは同じ登場人物の短編が集まっていて、かつ主人公の双子ちゃんがかわいくていいのではないですかね。
私はいろいろな作家さんのミステリーを本屋さんで適当に買っていってどんどん読んでいるのですが、
本当の初心者さんであれば上甲宣之さんの『地獄のババ抜き』なんかもくだらなくておもしろくて(誉め言葉です!)いいかも知れませんね。
No.12
- 回答日時:
30代です。
まさに質問者さんのおっしゃるとおり、きっかけになった本は
島田荘司「占星術殺人事件」
岡嶋二人「チョコレートゲーム」
東野圭吾「放課後」
です。中学生だったかと思います…。
そこから新本格を中心に、綾辻行人、有栖側有栖、法月綸太郎、北村薫、倉知淳、西澤保彦、折原一、歌野晶午、黒崎緑、稲見一良、若竹七海を読み、そして京極夏彦、森博嗣、高村薫、宮部みゆき、篠田真由美に流れました。
最近だと先にも出ています殊能将之、はやみねかおるあたりを良く手に取ります。
島田荘司を頂点として、新本格がずらりと揃った頃は面白かったですねー。「弁当箱」と呼ばれた分厚いノベルズも島田荘司から解禁になった感があり、京極夏彦になると忍耐力を試されました(片手で持てない)。
個人的にベストミステリは「99%の誘拐」(岡嶋二人)「双頭の悪魔」(有栖側有栖)そしてやはり「占星術殺人事件」(島田荘司)です。
「星降り山荘~」は人生で初めて本を投げつけたくなった作品でした…良くも悪くも衝撃が大きかったです。このもやもや感をどこにぶつければよいのかと…!
(実際に投げたのは「リアル鬼ごっこ」が最初かな…)。
ご回答ありがとうございます。
私の好きな作家の大行進です^^
中学生ぐらいで「放課後」ですか!どういう感想をお持ちになったのか興味があります^^というのは、私はまだそれほどミステリーに読み慣れていない頃に手に取り、犯行の動機とラストの主人公の境遇に「・・・・・」となった記憶があるからです(う~ん、初々しかったなぁ~、私)。
島田氏の「弁当箱」とは「暗闇坂」~「アトポス」あたりですね。京極作品は「レンガ本」と呼ばれているとかいないとか・・・。
「双頭の悪魔」は私の中でもベスト3に入ります!!しかし、これを人に勧めるとなるとやはり「月光ゲーム」から読んでもらって、それがOKじゃないと辿り着かないんですよね~。学生アリスの長編第四弾まだかなぁ?「双頭の悪魔」から、はや15年ぐらいですか・・・。
「星降り山荘~」はナシですか^^;) そのお気持ちもわかる気がします^^;)
「リアル鬼ごっこ」・・・そのお気持ちは「良く」わかります。私は続けて「Aコース」まで頑張ってみたのですが・・・(ファンの方がいたらホントにゴメンなさい)。
No.11
- 回答日時:
いろんなところで聞くかもしれませんが私は、はやみねかおるさんの「そして五人がいなくなる」ですね。
講談社青い鳥文庫から出てる作品で、小学生向きの児童文庫かと思えばそうでもなく、おとなでも十分に楽しめる作品だと思います。他の皆さんがあげるように王道も、よいのですが「初心者向け」と言う言葉に重点を置くと、硬くなく柔らかい文章の作品がよいのではないでしょうか?
ご回答ありがとうございます。
夢水清志郎シリーズですね!最近このシリーズが(普通の)講談社文庫から出てますね。青い鳥文庫を読んだのですが、漢字にフリガナがたくさん付いていて読みにくかったのも今では良い思い出です^^
内容は大人でも十分楽しめますよね!暖かみがあり、読後感も良いので私も非常に好きです。
仰るとおり「硬くなく柔らかい文章」なので初心者向けとしても良さそうです。
「・・・いきなり舞城王太郎とかだと初心者はキツイよなぁ」と比較の意味で思いついてしまいました。
No.10
- 回答日時:
最初に読んだのは江戸川乱歩の「二十面相の呪い」(ポプラ社)でした。
小学4年の頃に叔母から小説も読むように、と言われて、幼少期から金田一耕助&明智小五郎のドラマを見て育った私が選んだ1冊です。
ハマるほどではなかったですが、ミステリを読むきっかけになりました。
その後はゆうきみすず、日向章一郎のライトミステリーを読み、高校卒業する頃から本格ミステリと呼ばれるジャンルを読み、現在に至ります。
今は角川の金田一耕助シリーズを最初から読んでいます。
ご回答ありがとうございます。
出ました、二十面相!このシリーズの初読は結構覚えているものですね。そういう私の二十面相初読は「塔上の奇術師」。題名は覚えていますが内容は完全に忘れています。そう言えば「空飛ぶ二十面相」とかいうのがあったような・・・。今思うと「なんじゃ、そりゃ!?」という様な題名ですね(←非常に失礼だぁ~)。
金田一耕助シリーズは頑張って読破して下さい!私は途中で挫折しました^^;) この返信を書いていてふと思い出したのですが「悪魔が来たりて笛を吹く」ってどんな内容でしたっけ?マズイ。さっきから覚えていないことを気付かされています・・・。
No.9
- 回答日時:
ミステリーを初めて読んだのは「シドニー・シェルダン」でした。
ゲームの達人、時間の砂など
当時中学生の私にも上下巻の長編もなんなく読めました。
日本の方ですと「宮部みゆきさん」です。
模倣犯を読みました。
これでどっぷりミステリーにはまりました。
おかげさまで現在読書の95%はミステリーです。
ご回答ありがとうございます。
シドニー・シェルダンですか~。非常に有名な作家なのに、自分も含めて周囲で誰も読んでいる人がいなく、感想を耳にすることが非常に少ない「不思議な作家」という位置づけが私の中でされています^^;)
模倣犯は読み応えがありましたね!単行本上下巻を一気読みしました。
「読書の95%はミステリー」←非常に良くわかります^^
No.8
- 回答日時:
僕がミステリーにはまったのはちょっとしぶいですがエドガーアラン・ポーの「黒猫」でした。
何気なく暇つぶしで立ち読みしていたら、いつの間にか文章と内容の異様さに引き込まれてしまいました。基本的にミステリーが好きな方なら何でもいけるように思いますが、最初は分かりやすい短編から入るの一番いいのではないでしょうか。クリスティや乱歩、ホームズのように短い話なら漢字が不慣れな方でも大変読みやすいと思います。ご回答ありがとうございます。
・・・しぶすぎですね^^ 「暇つぶしの立ち読み。たくさんの本が陳列されている中で「黒猫」を手に取るのは何故???」とシチュエーションに興味を持ってしまいました^^
短編から勧めるのも確かに良いかもしれませんね。
海外ものだと・・・「九マイルは遠すぎる」しか浮かばない^^;)
国内だと・・・なんだろ?^^;) 「空飛ぶ馬」?
No.7
- 回答日時:
「七回死んだ男」西澤保彦
奇抜な設定。読みやすい文章。
シンプルかつ、まったく予想だにしなかった衝撃の結末。
これを読んで以来、意外な結末のある小説にのめりこみました。
読んでから2年経ち、80冊以上推理小説を読んだ今でも一番好きな本です。
友人(推理小説初体験)に紹介して好評だったのは、
「ハサミ男」殊能将之 と 「陽気なギャングが地球を回す」伊坂幸太郎 です。
推理小説ならではのトリックですし、叙述物でわかりやすいやつを薦めてみてはいかがでしょうか?
(私が紹介した本は叙述以外も入ってますが…)
参考URL:http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4062638606/249-51 …
ご回答ありがとうございます。
西澤氏の初期の作品ですね。「タック」や「チョーモンイン」ではなく、「七回死んだ男」がはまったきっかけとなった方は正直珍しいのではないでしょうか!?(いい意味でですよ^^) きっともの凄く良いタイミングで手にされたのでしょうね。
「ハサミ男」は人気ありますね~。やはり伊坂氏もイイ線ですね。
ミステリー初心者に叙述トリックはインパクトあるでしょうね!私も「十角館の殺人」がある意味そうでしたから。
No.6
- 回答日時:
私もきっかけは、子供の頃に読んだホームズやルパン、怪人20面相などです。
海外の作品を、色々な訳者さんの文体で読み比べるのが好きだったのですが、ハヤカワが出てきてから出版権というもので制約されてしまったのが残念でした。でも、クリスティなどの翻訳が飛躍的に増えたのは嬉しかったです。
大人の方でしたら、創元推理文庫から出ているウィリアム・アイリッシュの短編集をお薦めします。
短編ですので、通勤電車の中でも手軽く読み出せるのでは。アイリッシュの文体には、次々と先を追いたくなる魅力があります。コーネル・ウールリッチの名義で長編も出していますが、普段あまり本を読まない方なら、短編の方が入りやすいと思います。
又、創元推理文庫から出ている『世界短編傑作集(江戸川乱歩/編)』も、様々な海外作家の名作短編を集めているのでお薦めです。
ご回答ありがとうございます。
海外ミステリーに非常に精通されている印象を受けました!
読み比べをされているとは凄い!ホームズにおいても新潮文庫と創元推理文庫とでは微妙に文体が異なっているそうですね。クリスティもミステリーへの取っ掛かりとしては良さそうです。
オススメのウィリアム・アイリッシュの作品は未読です。というか恥ずかしながら知りませんでした^^;)結果的に私へのオススメとなっているのが嬉しいです♪
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