前回は多くの方からご回答をいただき、有難うございました。
また、せっかくご回答をいただいたのに、ポイントを差し上げられなかった方々にもお詫び申し上げます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E7%80%AC% …
今回は広瀬武夫のことですが・・・
1.生まれは大分県竹田市ですが、小学校は飛騨高山だそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E7%80%AC% …
父が裁判官であったという職業柄、多分父の転勤で移動したのだと思います。
(この点は推測です。誤っていましたらご訂正ください)
滝廉太郎とも交友があったということですが、小学校入学以前に竹田市を去ったなら、交友するほどの深い関係にはならないのではないかと思うのですが如何でしょうか?(他に何か理由があるのか?)
2.戦死する前の階級は大尉で、戦死によって二階級特進して「中佐」になった、とわたしは覚えていたのですが、資料では「少佐」となっています。
どちらが正しいでしょうか?
3.杉野孫七も戦死前の階級は三等水兵で戦死により兵曹長(一階級?)になったとされています。
であれば、広瀬も一階級進級かな、と思っています。
正しいお答えを願いします。
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
広瀬武夫は、慶応4年竹田で生まれましたが、飛騨高山で小学校を終えて、代用教員を務め、明治18年退職し、攻玉社を経て海軍兵学校に入学して、明治22年卒業、24年海軍少尉で、明治30年ロシアに留学していますが、
瀧廉太郎は、明治12年東京で生まれ父の転勤と共に移転して、明治24年12歳で竹田に移住し、2年半ほど居て、14歳で東京音楽学校へ入学しました。竹田の旧居は、広瀬武夫の旧居から歩いてすぐの所ですが、廉太郎が竹田に居た時は、広瀬は海軍の士官で竹田に居ず、交友はありません。
http://www.nihonkai.com/konishi/bbsdata/565-0.jpg
なお、参考写真は、竹田の「原尻の滝」東洋のナイアガラと、岡城跡、そして滝廉太郎銅像と彼の旧宅です。また、岡城跡の麓に広瀬神社もあります。
詳しい経歴のご提示有難うございました。
わたしは、日清戦争の際、滝が広瀬に宛てて「国家の存亡がかかっているこのような重大な時期に、自分は音楽などやっていてよいのだろうか?と手紙を書き送った」という話の信憑性を確認したいため、この質問をいたしました。
この経歴を見ると・・・
明治24年、少尉に任官した広瀬が竹田に帰郷したとき(仮定)、近くに住んでいた12歳の滝が広瀬を訪ねて薫陶を受けた可能性(仮定)は否定できませんね。
ただ年齢が相当離れていますから、あったとしても”友人”というような関係では決してなかったでしょうね。
有難うございました。
No.4
- 回答日時:
2と3について回答します。
(2) 広瀬中佐は、戦死日付で海軍少佐から中佐に1階級進級しました。これは当時の慣例に沿ったものです。
他の例:海兵10期 海軍大佐 浅羽金三郎
日露戦争中に、海軍中佐で軍鑑「平遠」艦長として勤務中に、旅順港外で敵機雷により沈没した乗艦と運命を共にする。同日付で大佐に進級。
http://homepage2.nifty.com/nishidah/px10.htm#ca01
大東亜戦争時には「功績を全軍に布告して2階級特進」という例がいくつもありました。こうした措置は日露戦争の時点では存在せず、「戦死日付で1階級進級」のみであったようです。
陸軍で軍神と讃えられた橘周太中佐も、戦死日付で少佐から中佐に1階級進級しています。
http://chijiwa.ne.jp/yaboo/siseki/tachibana_syut …
(3) 杉野兵曹長は、戦死の前は海軍上等兵曹であり、戦死によって海軍兵曹長に1階級進級したようです。私も杉野兵曹長の詳細な経歴は見たことがないのですが、下士官であったことは確かで「三等水兵」ではありません。
そもそも、杉野兵曹長は1866年生まれで、戦死時には38歳です。下士官の最上位である上等兵曹ならば納得できる年齢です。
http://www006.upp.so-net.ne.jp/tsuji/sugino.html
戦死後の階級が「海軍兵曹長」であった事実は、海軍の公式書類で確認できます。
国立公文書館 アジア歴史資料センター
http://www.jacar.go.jp/
で、キーワードを「杉野孫七」で検索すると、「第2520号 11.5.25 在郷軍人特行表彰に関する件」という海軍の書類が閲覧できます。
すみません。
とんでもない間違いをいたしました。(-_-;)
正確なご回答をいただき感謝しております。
滝廉太郎との関係がはっきりしないのが残念です。
No.3
- 回答日時:
戦後生れの小生でも広瀬中佐の名前は知っていました。
否、名前しか知らなかったので、あるとき書店でこれにまつわる本を偶然見つけ読んだことがありました。以下、その本からの引用です。広瀬武夫は大分県竹田市生まれ。裁判官だった父の任地である飛騨高山の尋常高等小学校を卒業。(滝廉太郎との関係は書いてないようです)
広瀬は少佐で出撃し、死後中佐に昇進、杉野は二等兵曹から死後兵曹長になったとあります。
この作戦で杉野は行方不明となります。ボートに残っていた広瀬の肉塊はアルコール漬けにして佐世保港に運ばれています。杉野の遺体は無かったため出動前に切り取った頭髪が柩に入れてありました。
「日露戦争秘話 杉野はいずこ」林えいだい著 新評論社 1998年 より (この本は杉野の生存説を追ったもの)
そうですか。
広瀬も杉野も一階級進級ですか。
本に書いてあったことなら正しいでしょうね。
(著者は検証しているでしょうから・・・)
まあ、特に”功績”があったわけではないので、その程度が妥当なところなのでしょうかね。
「なぜ、飛騨高山か」ということもすっきりさせてくださいまして有難うございました。
No.2
- 回答日時:
ご質問には全く答えていないのですが・・・
私が、広瀬中佐を知ったのは
必殺者-軍神・広瀬中佐の秘密 伴野朗 著
です。
広瀬中佐、杉野兵曹長が戦死を装い姿をくらまし、ユーラシア大陸を横断して、日露戦争の有利な終結のための「必殺者」としての任務遂行を・・・というスパイ・軍事ミステリです。
ストーリーの大部分はフィクションですが、”戦死”に至るまでの経緯や”広瀬中佐の任務”の結果は、記録(史実)に基づいているのでは、と思うのですが・・・何分、読んだのが10年以上前で、今は、その本も手許にないモノで・・・
是非、一読をお勧めしたいのですが、何分、絶版となっていますすので・・・
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