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柔道と合気道を比較した際、
どっちがより、
『柔よく豪を制する』事が可能な競技なんですか?
ちなみに、
この『柔よく豪を制する』とは、
あくまで柔道のことわざであって、
合気道のことわざではないのですか?

A 回答 (2件)

柔道では「柔能く剛を制し、剛能く柔を断つ」というように、セットで言われますね。



で、これはNo.1の回答者様も書いているように、中国の兵法書の「三略」が出典とされます。ただし、三略では「柔能く剛を制す」とセットになるのは「弱能く強を制す」となります。
で、「柔能制剛」は江戸の昔から剣術をはじめあらゆる武芸で引用される成句でして、特に柔道のものというわけではありません。
ただし古流では三略にある通り「柔能制剛、弱能制強」と使われる方がほとんどで、「剛能く柔を断つ」とセットにするのは柔道や少林寺拳法など近世武道に独特の解釈かも知れません。

また、一般に合気道ではそれほど「柔能く剛を制す」という事は聞きません。それを言う師範はいますが、どこでも誰でもがそれを理念としてやっているという事はないでしょう。これは、合気道が「柔」を最前面に出していて、そもそも「力ずく」という要素が全く評価されないためだと思います。
柔道であればパワー柔道に対する戒めとして「力だけじゃダメだぞ」という使い方がされるのでしょうが、合気道にパワー合気道はないですから。
柔道は競技として試合がありますから、たとえ力ずくであっても試合で強いという事が意味を持ちますが、合気道は(流派によりますが)一般的には競技武道ではなく試合を行わないため、力で技をかけても単に師範に叱られるだけでそれが評価を受ける場面がそもそもないから、改まって戒める必要もないためです。

なお、三略に記された「柔能制剛、弱能制強」の元々の意味は、格闘についてではなく政略全般についての話だと思います。勝手に意訳すれば「柔和に接する人はみんなに慕われて味方を作り、弱く見える者は周囲が力を貸してやろうと手助けしてくれる。高圧的に接する人はみんなに嫌われ敵を作り、強く見える者には誰も助け舟を出してくれない。このため柔和な者と高圧的な者が争った時には、周りの者が柔和な者の支持に回って盛り立ててくれるため、柔和なる者でも高圧的な者を抑えて勝つ事も可能なのである」というような事でしょうか。
武道的には術理についてもそうですが、武人としての日々の生活態度における戒めとして使われていた側面も大きかったように感じます。
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まず、意味を調べましたが字が違うようです。


「柔よく剛を制す」で「柔よく豪を制する」ではありませんでした。
意味は
三略(上略)しなやかなものがその柔軟性によって、かえって強く固いものを制する。転じて、弱いものがかえって強いものに勝つことのたとえ。
この意味でしたら、柔道,合気道ではなく柔術からではないでしょうか。
合気道ではその言葉は使いませんが、不確かですが「和を持って制する」のような言葉があった記憶があります。
柔道,合気道は柔術が元になっていますので、考え方は似たものがあります。
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