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組織の銀染色でビルショウスキー法によって染めた場合、神経原繊維の変性変化した病的部位だけが染まるとのことですが、神経原繊維の変性がおきると好銀性になるということなのでしょうか?

そもそも、この銀染色は何に反応して染まるんでしょうか?

A 回答 (1件)

> 神経原繊維の変性変化した病的部位だけが染まる



そんなことはありません。細網線維も軸索も神経原線維も老人斑も
染まります。それぞれの構造によって好銀性に多少の違いが出るの
で、アンモニア銀に入れる時間や温度、還元液で現像する時に鏡検
しながら好みのトーンで停止させるなどして目的のモノが見やすい
ように調整するんです。
ナウタとかいったかな、全体的に好銀性を抑制するような前処理を
して、変性神経原線維が真っ先に染まってくるからそこで止めると
かいう染色がありますが、それも先輩がウマく染めたのを見せても
らって、コントロールを一緒に染めながら経験を積んでけば綺麗に
染まるようになるわけで、免疫染色みたいにはいきませんよ。

好銀染色の原理は…アンモニア銀錯体のアンモニウムイオンがタン
パクのアミノ基と置換されて云々って説を聞いたことがあります
ね。アンモニア銀錯体のアンモニウムイオンの配置と似た間隔で表
面にアミノ基が露出しているような立体構造のタンパクが「好銀性
が強い」ってことなのかもしれません。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまいましたが、丁寧なご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/26 18:14

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