とっておきの手土産を教えて

【ウィンクラー法】で、溶存酸素(DO)を水酸化マンガンによって固定→硫酸酸性にしチオ硫酸ナトリウムで滴定この手順で、なぜ“硫酸”で酸性にするんですか?別に硫酸でなくても酸性条件にできる塩酸・硝酸等でもいいんですか?よろしくお願いします

A 回答 (2件)

> 別に硫酸でなくても酸性条件にできる塩酸・硝酸等でもいいんですか?



硫酸イオンに比べると、硝酸イオンや塩化物イオンは、酸化還元反応に対して
やや不安定です。

例えば、硫酸・硝酸と金属銅との反応性を比較すると、硫酸は熱濃硫酸でないと
銅を溶かせませんが、硝酸は薄めたものでも銅を溶かすことができます。
(=硝酸イオンは酸化力が強い)
http://www2.yamamura.ac.jp/chemistry/chapter4/le …

また、化学的酸素要求量(COD)には過マンガン酸カリウムを使用した測定法が
ありますが、この場合、硫酸はpH調整に使用できるのに対し、塩化物イオンは
過マンガン酸イオンを還元してしまうため、予め除去する必要があります。
(=塩化物イオンは条件によっては還元性を持つ)
http://www.jstage.jst.go.jp/article/bunsekikagak …
(5頁目の「3・6 塩化物イオンの影響」の段を参照)


溶存酸素は酸化還元滴定によって測定しますので、測定に万全を期す意味で、
酸化還元反応に対して、より安定な、硫酸を使用した方がよいと考えられます。
(塩化物イオンの還元性は弱いので、実際に塩酸で影響が出るかはわかりませんが、
 硝酸については影響が出る危険性が高いのではないかと思います)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
URLまでつけて頂いて、とても参考になりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2007/11/16 10:06

酸性下というよりは、硫酸により沃素を遊離させる為だと思います。

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
硫酸が沃素を遊離させるのではないと思います…
マンガンが酸性条件下でないとマンガンの酸化・還元の価数の関係で沃素が遊離しない気が…

お礼日時:2007/11/16 10:05

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