限定しりとり

日本国憲法で総理大臣の権限が大幅に強化されていますが理由はなんででしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

 簡単に言うと、帝国憲法下では各国務相は天皇がボスで、首相は一座の取りまとめ程度なんです(そもそもこの役職、憲法に登場しない)。

で、とある政策に関して、特定官庁が強硬に反対した場合、大臣が降りることが有りえます。
 するってぇと、後釜を見つけてこなくてなりませんが、後釜も特定案件に対し反対すると、にっちもさっちも行かなくなって総辞職せざるを得ません(天皇を補弼出来ないんだから)。

 これが強烈に効いたのが、陸海軍相現役武官制を取っていた陸海軍大臣です。内閣の方針に軍部が反対した場合、大臣を辞めさせ、後釜を一切出さなければ内閣は倒れます。後継内閣も同様の方針を採るなら大臣をそもそも出しません(=組閣出来ません)。すると、しょうがないから陸海軍のワガママを聞かないといけなくなる。

 で、これじゃ拙いだろ、ということで、首相が内閣の人事権を持つことになりました。現役武官制もなくなり、従わない奴はバシバシ首を切って政策を進めろと、斯様な具合になったわけです。

 同様の弊害は第3共和制下のフランスでも起きています(大統領と国務相の副署に関して)。このため、フランスは後に大統領に権限を集中する第5共和制でようやく安定した運営を行うようになりました。
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内閣法にでは「内閣総理大臣は、閣議にかけて決定した方針に基いて、行政各部を指揮監督する」(第6条) など、その権限は大幅に強化された。


これらの改革は、旧憲法下における内閣総理大臣の権限が極めて弱かったために軍部の独走を許したことを反省したものである。
(ウィキペディアより)



上記がとても参考になります。
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旧憲法下での弊害 ─ 責任の所在が不明確になり易い ─ を是正したのではないかと思います。

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>大幅に強化されていますが



何に比べて強化されているとお考えですか?

この回答への補足

ごめんなさい 説明不足でした。 明治憲法と比べてです。 
ありがとうございます。

補足日時:2007/11/21 15:24
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